今回は、2022年1月30日放送『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』、2月6日放送『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』のご紹介とともに、好評インディ・ジョーンズ検定＜第2弾＞をお届けします。放送を見ながら、チェックしてみましょう！
映画史上に燦然と輝く大人気アドベンチャー・シリーズ！
イントロダクション
『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』（1989）
『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』（2008）
『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』（2008）
今さら説明するまでもなく、監督スティーヴン・スピルバーグ、原案と製作総指揮はジョージ・ルーカス。学生時代、考古学と人類学が得意だったというルーカスが、『インディ・ジョーンズ』のアイデアを思いついたのは1973年。のちに『スター・ウォーズ』を完成させたルーカスですが、当時はヒットに自信が持てずハワイで休暇を過ごしていたといいます。そこへやって来たのが学生時代からの映画仲間であったスピルバーグ。ふたりはハワイのビーチでこれからのことを語り合い、そこから生まれたのが『インディ・ジョーンズ』プロジェクトでした。
“1分ごとにハラハラ、ドキドキするような冒険活劇シリーズ”の構想をルーカスから聞かされたスピルバーグは、即座に協力を申し込んだそうです。やがて、ルーカスは『スター・ウォーズ』の大成功によりハリウッドの寵児となり、スピルバーグも『ジョーズ』『未知との遭遇』などのヒット作を連発。そんなふたりにハリソン・フォードが加わり、1980年6月撮影開始、映画史に輝くシリーズが誕生しました。
『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』製作中のルーカスとスピルバーグ
2022年1月30日（日）放送
第3作『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』（1989）
公開当時、待望の三部作完結編と報じられ、インディの父親役にショーン・コネリー、十代のインディ役にリバー・フェニックスが出演し、話題となった。
舞台は1938年。今回も敵役はヒトラー率いるナチス。イエス・キリストが最後の晩餐で使ったとされる聖杯、または磔刑に処せられた際、足元から滴る血を受けたとされる聖杯。この杯に満たされた水を飲み干すと、傷や病が立ちどころに癒され、長き命と若さが与えられるという。この聖杯の調査隊隊長が行方不明となった。隊長捜索の依頼を受けたインディ。行方不明の隊長とは聖杯研究をライフワークとする歴史学者・父ヘンリーだった。
捜索のためベネチアに飛んだインディは父の同僚エルザと合流し、幽閉された父を発見するも、事態は意外な方向へ進みだす。聖杯より大事な父の愛を知ったインディ。今回もノンストップ・ジェットコースター・アクションから目が離せません。
2022年2月6日（日）放送
第4作『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』（2008）
赤狩り真っ最中の1957年ネバダ州米軍基地。第1作『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』のラストに登場した基地内倉庫。舞台はエルヴィス・プレスリーの当時のヒット曲「ハウンド・ドッグ」に乗って幕を上げる。共産主義者の疑いをかけられたインディは南米ペルーへ向かい、若き相棒マット、そして第1作以来の出演、再会したマリオンと共に超常現象的なパワーを持つというクリスタル・スカルを探す。そんな彼らの前に諜報員イリーナ・スパルコ率いるソ連軍が立ちはだかる。
映画ファンの誰もが待ち望んだアドベンチャー・ムービーの19年ぶりの復活作！スリル、アクション、ストーリー、どれを取っても前三作に全く引けを取らない面白さ。インディも19年の歳を重ねたことになるが、赤狩り、プレスリー、核実験など、第二次世界大戦期までを舞台としたこれまでとは全く違う社会を背景に、本作でも手に汗握るアクションを見せてくれます。
『インディ・ジョーンズ』検定＜第2弾＞ 放送を見ながらレッツ・トライ！
基礎知識からウラ話まで、好評＜第1弾＞に続き＜第2弾＞は、シリーズを追うごとに明かされるインディのパーソナルな部分にスポットを当ててみました。あなたは何問解けますか？
第1問（初級）：インディの生まれた年は？
『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』（1989）
答え：1899年（明治32年）生まれ。生きていれば123歳！
時代背景が1936年だった第1作『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』では、インディの生年は1908年ということになっていた。第2作では1898年。第3作『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』によると、1912年のボーイ・スカウト時代に13歳だったという。ということは1899年生まれの計算になる。第3作は第1作の後の1938年が背景で、当時39歳。2年で11歳も歳をとるのは不思議だが、ハリソン・フォードに合わせて年齢を変更したのかもしれない。
第2問（初級）：インディはなぜヘビが嫌いか？
『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』（1981）
答え：あれほど勇敢なのに、なぜインディはヘビが苦手なのだろうか？ 第3作『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』の少年時代のシーンによると、子供の頃はヘビが平気だった様子。しかし、コロナドの十字架をめぐるスペインの盗掘団とのチェイスの際、馬から町に向かうサーカス一座の列車に飛び移ったインディは、数千匹のヘビがうごめく飼育槽に落下。体の上を這い回るヘビまたヘビ。これがどうやらトラウマとなっているようだ。
第3問（中級）：インディの帽子は誰からもらった？
『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』（2008）
答え：スペインの盗掘団リーダー。
インディのトレードマークといえば、ツバの広いおなじみのフェドーラ帽とヨレヨレのレザージャケット、それに革の牛追い鞭の3点セット。特に帽子を大切にしているが、それには理由が…。
第3作『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』で13歳のインディはユタ州の岩山で盗掘団からコロナド十字架を奪う。必死の逃走の挙句、十字架は盗掘団に取り返されてしまうが、そのときリーダーの男から知恵と勇気をほめられてプレゼントされたのがこのフェドーラ帽であった。だからこの帽子は冒険家・インディが初めて認められた出発点で、知恵と勇気の象徴ともいえる。
第4問（中級）：インディが恋に落ちたヒロインは？
『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』撮影中のハリソン・フォードとカレン・アレン
答え：マリオン・レイヴンウッド。
長身でハンサム、女性にモテモテのインディがいまだに独身なのは、数々の冒険で忙しかったから？ 独身主義ではないし、シカゴ大学の学生の頃には、恩師アブナー・レイヴンウッド教授の娘、マリオンと恋仲に。当時15歳のマリオンは結婚も考えていたが、まだ若過ぎると父親に反対された。その後、第1作『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』で10年ぶりにマリオンと再会、再燃したが、なぜか結婚には至らず。エンディングのキスシーンは今なお記憶に新しい。第2作『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』の歌姫ウィリーとも別れ離れになった。第3作『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』ではシュナイダー博士との甘いキスシーンが印象的だが、これには実は罠が…。
そして、いよいよ第4作『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』に再びマリオンが登場！ 第4作で明かされる驚くべき事実は見てのお楽しみ！
第5問（上級）：第4作『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』で大学キャンパスにある銅像は誰？
『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』（1981）
答え：大学長マーカス・ブロディ。
第1作『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』と第3作『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』に登場。第3作まではインディが教鞭をとるニューヨーク、マーシャル・カレッジの学部長と博物館の館長を兼任していたので、その後に大学長に就任。インディが心を許せる数少ない良き友人。父親ヘンリー・ジョーンズ博士の旧友でもあり、もちろん歴史の知識は豊富。
演じるデナム・エリオットは1992年に惜しくもこの世を去り、第4作『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』への出演はならなかった。作品内でもマーカスはすでにこの世にいない設定になっているいるが、銅像となって友人インディをさりげなく見守っている。何とも粋な演出である。第4作、インディとKGBとの大学内での攻防にご注目！
ＢＳ日テレ 放送スケジュール
『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』2022年1月16日（日）放送済み
『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』2022年1月23日（日）放送済み
『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』2022年1月30日（日）19:30～
『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』2022年2月6日（日）19:30～
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