ミュージシャンが大挙映り込む世紀の怪作『金持を喰いちぎれ』が2023年7月14日リバイバル公開される。この度、日本版予告編が解禁・場面写真追加!さらに映画公式Tシャツ付劇場鑑賞券を限定販売決定!

モーターヘッドのレミー、ポーグスのシェインほかが映り込む!

1987年の初公開時、あまりの過激さに誰にも理解されず映画史上空前の空振りを記録したとんでもない英国産社会派ブラック・コメディ『金持を喰いちぎれ』がデジタルリマスターにより新たに息を吹き返し、2023年7月14日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにてリバイバル公開。

画像1: モーターヘッドのレミー、ポーグスのシェインほかが映り込む!

ロンドンで最も金持ちの集まる高級レストラン<バスターズ>でウェイターとして働くアレックスは、いけ好かない客やマネージャーにいびられクビになり、身寄りも友人も家もなく社会の最下層に沈んだ。同じくロンドンでは乱暴で下品だが実行力のある上流階級の権力者、超タカ派内務大臣ノッシュが、ソ連のスパイである英国情報部司令長官が仕掛けた女性スキャンダルの罠にはまるが、送り込まれた高級コールガールは一発でノッシュの子をはらんだ。底辺部隊を組成するアレックス。<イート・ザ・リッチ>と改名されたその高級レストランでミンチ肉料理に舌鼓を打つ金持ちたち。社会の最上位と最底辺の対決のときが迫る。

画像2: モーターヘッドのレミー、ポーグスのシェインほかが映り込む!

今回解禁となった予告編は、オープニングから全編モーターヘッドが鳴り響き、疾走感満載!社会の底辺〈アレックス〉と上流階級〈ノッシュ〉との対立が爆発。また「不審な動きをみせる指令長官の手下」としてロックンロールの化身、極悪レミーが演技を披露している貴重なシーン、「俺たちに自由を!」と銃を掲げて叫ぶTHE POGUESのシェイン・マガウアンのシーンも惜しみなく挿入。「金と権力があるからといって、おまえらに権利はない!」と叫ぶアレックス。その後、一気にハードなシーンで予告編を盛り上げる! 勿論、モーターヘッドの演奏シーンや、ポール・マッカートニーが演技している姿なども少しお見せしています! 「肥えたブタにはミンチを喰わせてやる!」
金と権力があるからといって、おまえらに権利はない!

画像: 『金持を喰いちぎれ』予告編(2023年7月14日公開) youtu.be

『金持を喰いちぎれ』予告編(2023年7月14日公開)

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そして、シネマート新宿/シネマート心斎橋では6月3日(土)より映画公式の<金持ちを喰いちぎる>Tシャツ付の特別鑑賞券が数量限定で販売される。
Tシャツのデザインはモーターヘッドフォントで「eat the rich」「bastards」の文字。「eat the rich」は映画の原題であり、劇中のレストランの改名後の店名でもある。「bastards」は劇中で「eat the rich」に改名される前のレストランの店名であり、モーターヘッドの11thスタジオアルバム名であり、モーターヘッド結成当初レミーがバンド名として考えていた名前でもある。センターにはキービジュアルに使用されているノッシュのイラスト、その腹にはモーターヘッドの有名なロゴ“War Pig”が刻まれている。ノッシュは上半身裸なので、War Pigは直に肌に彫られていることになる。意味の多すぎる非常に珍しいデザインになった。売切次第終了の超貴重Tシャツとなる。

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無能な者が権力者になるという、この世の摂理に切り込み、
あらゆる差別とヒエラルキーを吹き飛ばして見事に散った、社会派超怪作!

1980年代、パンク・ムーブメントを力ずくで押さえこみ社会保障カットとフォークランド戦争で大英帝国を再建した剛腕サッチャー政権下、生活苦に耐えきれなくなったイギリス国民がついに立ち上がった!一部の金持ちだけが優雅な生活を謳歌し、庶民ばかりが苦しむ世の中を痛烈批判。海外のキャッチコピーは「おまえが食べているのはおまえだ!」。人種差別、性差別、階級差別、選民主義、権威主義に怒りを爆発させ、反旗をひるがえす大貧民たちが、大金持ちしか入れない超高級レストラン<BASTARDS>を乗っ取り、<EAT THE RICH>と改名して金持ちを血祭りにする!イギリスの庶民派テレビ局で人気を呼んだ社会風刺コメディ番組「ザ・コミック・ストリップ」でポストモンティ・パイソンとして注目を浴びた英国コメディ集団コミック・ストリップの一員であるピーター・リチャードソン監督が、パイソンズより遥かに過激に強烈な風刺を利かせて制作、ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」やビートルズの楽曲「Piggies」のテーマにも通じる、猛烈な社会批判を展開するも、初公開時、その猛毒に誰もついて行けずに映画史上空前の空振りを記録した、勇気溢れるとんでもないブラック・コメディ『金持を喰いちぎれ』が36年ぶりに戻ってきた。

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「グルメの叙事詩」とも評され、あまたあるグルメ映画に『ハンニバル』(レクター版)と『博士の異常な愛情』をぶち込んで、じっくり煮込まず肉汁滴るスパイスかけすぎのハンバーグステーキに仕上げたグルメ映画史にさん然と輝く極悪異端作でもあり、近年の英国媒体による「映画史上最大の失敗・愚行TOP50」では、歴史的超大作が軒並み名を連ねるなか、超インディペンデント低予算映画にもかかわらず第49位にランクイン(マイケル・チミノ『天国の門』が2位、デヴィッド・リンチ『砂の惑星』が3位)、今でも凄まじい存在感を発揮している前人未到の社会派超怪作である。

画像2: 無能な者が権力者になるという、この世の摂理に切り込み、 あらゆる差別とヒエラルキーを吹き飛ばして見事に散った、社会派超怪作!

製作総指揮は『ロッキー・ホラー・ショー』(75)や、ポリス、XTC、ディーヴォなど出演の音楽映画『Urgh! A Music War』(81)を手掛けたマイケル・ホワイト。主演にはジェンダーのボーダーをかるく突破、舞台、映画、テレビ、ラジオ、音楽などどんなところでも活躍するラナー・ペレー、元ヘヴィ級プロ・ボクサーであり、007シリーズのスタントのほか『荒野の用心棒』(64)にも映っているノッシャー・パウエルが上流階級の内務大臣にふんしている。

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また暴走ロックンロールの帝王であり人類の切り札といわれるバンド、モーターヘッドをサウンドトラックに起用、劇中に唐突なライヴシーンが差し込まれ、その創始者であるロックンロールの化身、極悪レミーが台詞を含めた演技を披露している。そしてポール・マッカートニー、アンジー・ボウイ、サンディ・ショー、クー・スターク、ミランダ・リチャードソン、シェイン・マガウアン(ポーグス)、ヒュー・コーンウェル(ストラングラーズ)、ビル・ワイマン(ローリング・ストーンズ)ら超豪華ミュージシャン、俳優、モデル、作家、アーティストたちが大挙カメオ出演、なぜ映っているのかは誰もわからないが、作品のテーマに賛同したと信じることも可能だ。

画像4: 無能な者が権力者になるという、この世の摂理に切り込み、 あらゆる差別とヒエラルキーを吹き飛ばして見事に散った、社会派超怪作!

作品内容と完成度、そして世の中の反応、作品が受けた仕打ち。すべてがあまりのことにたいへんなこととなった本作は、数十年の熟成を重ねて気づくと『ロックンロール・ハイスクール』『さらば青春の光』『スパイナル・タップ』『ザ・コミットメンツ』『スクール・オブ・ロック』等々のロック映画好きはもちろん、この世の金持ちと庶民は必ず観なければならない作品となっていた。製作から36年、なぜいま、これがリバイバルされるのか、まったくわからないが、食料品も軍事費も何でも値上げで生きづらさ増す日本の現状からすれば、我々は80年代英国人の気持ちに納得するだろう。そして何の躊躇もなくそれを映画という表現で世に叩きつけた本作は、あらゆる物事が<ふつう><平均>に落ち着こうとする現代において人類が忘れ去ろうとしている何かをもたらすにちがいない。この年月を経て、人類はこの猛毒の理解に近づいたのか、それとも遠ざかったのか、進化か退化を問われるまさかの正式リバイバルで、遂に金持ちを喰いちぎるときがやってきてしまったのだ。

画像5: 無能な者が権力者になるという、この世の摂理に切り込み、 あらゆる差別とヒエラルキーを吹き飛ばして見事に散った、社会派超怪作!

監督:ピーター・リチャードソン
脚本:ピーター・リチャードソン/ピート・リッチェンス
サウンドトラック:モーターヘッド
出演:ロナルド・アレン/ジミー・ファッグ/ラナー・ペレー/フィオナ・リッチモンド/サンドラ・ドーン/レミー/ノッシャー・パウエル/ロン・ター
ゲスト出演の“ザ・コミック・ストリップ”メンバー:ロビー・コルトレーン/ドーン・フレンチ/ナイジェル・プレイナー/エイドリアン・エドモンドソン/リック・メイヨール/ジェニファー・ソーンダース
さらにゲスト出演:キャシー・バーク/カトリン・カートリッジ/ショーン・チャップマン/ダーレン・ネスビット/ミランダ・リチャードソン/クー・スターク/ルパート・ヴァンジッタート
さらに豪華ミュージシャン出演:ヒュー・コーンウェル(THE STRANGLERS)/ジュールズ・ホランド/ポール・マッカートニー/シェイン・マガウアン(THE POGUES)/サンディ・ショウ/スティーヴ・ウォルシュ(KANSAS)/ビル・ワイマン(THE ROLLING STONES)/アンジー・ボウイ/ワーゼル(MOTORHEAD)/フィル・キャンベル(MOTORHEAD)/フィルシー・アニマル・テイラー(MOTORHEAD)

画像6: 無能な者が権力者になるという、この世の摂理に切り込み、 あらゆる差別とヒエラルキーを吹き飛ばして見事に散った、社会派超怪作!

(1987年|イギリス映画|89分|アイアン・フィスト・ピクチャー制作|原題:EAT THE RICH)
© 1987 National Film Trustee Company Ltd. All rights reserved.
キングレコード提供|ビーズインターナショナル配給

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