今年もアメリカ、日本はじめアジア圏やヨーロッパなど世界の最新作が上映
第1弾で紹介した5作品(『神回』『狼群/ウルフパック』『クーダ 殺し屋の流儀』『HOUSE BOUND』『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』)に続くラインナップが発表された。
先ずは2021年に話題となった『まともじゃないのは君も一緒』の監督:前田弘二と脚本:高田亮のコンビが贈る“おかしな二人の物語”の第二弾!『こいびとのみつけかた』が今年の「カリコレ®2023」のクロージング作品として正式に上映が決定致した。
前作『まともじゃないのは君も一緒』の完成後、脚本の高田さんと「次はメロドラマに挑戦したい」と語った前田監督。その半年後に送られてきた脚本を読んだ監督に「この映画に全てを賭けたい!」と感動と共に映画化を決意させた意欲作。主演は注目の若手俳優 倉悠貴、ヒロインには実力派若手女優の芋生悠。さらには数々の話題作に出演し秀逸な演技で軒並み高い評価を得ている成田凌、「罪の声」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した宇野祥平など豪華俳優陣が脇を固める。
続いて紹介する作品も一般公開に先駆けて特別にご覧頂けるプレミア上映の4本。先ずは誰の心の中にも存在する恐怖を描き出すオムニバス映画『失衡凶間』(原題)。香港を舞台に「デッド・モール」「アパート」「暗い隙間」の空間において見えてくる人間の闇!3つの奇怪な物語がカリコレ
にて日本初上映!
そして2本目は『神回』と共に【TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY】第1回製作に選ばれた作品『17歳は止まらない』。監督・脚本はAV業界などで製作・監督経験など異色のキャリアを持つ北村美幸。今回オリジナルシナリオの脚本で応募し、見事メジャー映画デビューを果たす!農業高校を舞台に女子高生達が動物たちの生と死に向き合いながら自らの恋愛には衝動のまま突き進む、生命力溢れる畜産系青春映画。
3本目は俊英 川北ゆめき監督と2020年度「映画芸術」日本映画ベストワン受賞の脚本家いまおかしんじが、若手役者達と共に監督自身の“実話に基づく10年間”を描いた『まなみ100%』。今日は高校時代からずっと好きだったまなみちゃんの結婚式。そんなまなみちゃんの高校生から社会人までの10年間の愛と青春の日々を再生する素朴で平凡さが愛おしい秀作。
4本目は前作「CRYING B*TCH」(短編)がSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト映画祭2018)に選出され米アカデミー賞選定員や米国メディアから‘’とにかく次回作を!“と大絶賛を浴びた津野励木監督。彼の待望の新作はあらゆる要素を詰め込んだひと粒で5度ぐらい美味しい日本には無さそうでなかった<新感覚>コメディ・アクション映画『MAD CATS』。既に第41回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(コンペ部門)に出品、台北金馬ファンタスティック映画祭、ファンタスポア・ポルトアレグレ国際ファンタスティック映画祭でも上映!これから発表される海外映画祭も多数と破竹の勢い!今業界が大注目の津野励木ワールド、必見。
そして、今年もアメリカ、日本はじめアジア圏やヨーロッパなど世界の最新作が上映される。先ずはアメリカから4本をご紹介。
「ブラック・ウィドウ」「007 慰めの報酬」の美人女優オルガ・キュリレンコがジョン・ウィックばりに暴れるまくる痛快アクション『HIGH HEAT』(原題)。共演には映画やドラマシリーズで大活躍のベテラン俳優ドン・ジョンソン。そして「ドント・ブリーズ」シリーズで最強の盲目老人役に扮した俳優スティーヴン・ラングがまたもや狂気の隠居老人を熱演するハラハラドキドキのスリラー映画『オールド・マン』。「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」(1984年)のリメイク企画!クリスマスイブの夜、おもちゃ屋に飾っていたロボットのサンタがリア充たちへの逆恨みで斧を片手に街を襲うパニックムービー『Christmas Bloody Christmas(原題)』。
さらに世界中の映画祭で40もの大賞を獲得した近未来SF・サスペンス・アクション『インプランテッド AI暴走』。健康管理を目的とした治験で報酬2万ドル目当てにあるチップを背中に埋め込んだ女性の身に起こる恐怖を描いた衝撃作。またイタリアからは一筋縄ではいかぬシチュエーション・スリラーの最新形態『ドント・スティール 強盗の果て』。金細工が生業の老夫婦宅へ強盗に入った3人が恐怖のドン底に突き落とされる衝撃のホラー。まさに洗練されたビジュアルと容赦ない残酷描写で一時代を築いたイタリアン・ホラーが復活!
そのイタリアン・ホラーの黄金時代を築いた巨匠マリオ・バーヴァ監督の劇場用映画の遺作『ザ・ショック』が制作45周年記念としてHDリマスター版でカリコレ®2023で蘇る。
そして、お隣韓国からも2本。
原因不明のウイルスに感染したゾンビが華やかなソウル中心街江南地区に溢れかえるという待望のゾンビ映画。テコンドー韓国代表控え選手の過去を持つ主人公が生き残るため超高速回し蹴りを武器にゾンビと死闘を繰り広げるゾンビ・サバイバル・アクション『江南ゾンビ』。
もう1本は、職業訓練で覚えたブルドーザーに乗り欲深い卑怯な権力者に立ち向かうエキサイティングな『ブルドーザー少女』。母亡き後、ギャンブル中毒の父に代わり弟の面倒を見ていた長女が、ある日父の交通事故をきっかけに巨額の和解金を突き付けられ家まで失ってしまう。しかしその事故の裏に隠されていた信じがたい事実を知った彼女はブルドーザーに乗り憎き相手に突き進んでいくという社会派エンタテインメント。
さらにシンガポールからは閉鎖された地下空間で繰り広げられるモンスター・パニック『グアイウ 地下鉄の怪物』。制御不能となった地下鉄が暴走し、廃墟となったトンネルへ突っ込んでいく。しかしそこは未知の怪物の巣窟だった。「グエムル 漢江の怪物」「新感染 ファイナル・エクスプレス」を融合したモンスター・サバイバル・アクション!
中国からは皆既日食の日に姿を消した妹を助けに、モンスターが暴れまわるパラレルワールドへ迷い込んでしまうモンスターパニックムービー!『モンスター・ウォーズ』。そしてリトアニアからは引退を控えた警察局長の市長選出馬をきっかけに、地元エリート政治家たちによる世にも恐ろしい過去の事件が明るみになり人々が恐怖の嵐に巻き込まれる驚愕のノルディック・ノワール・クライム・スリラー『悪魔の世代』。
さらにニュージーランドからは2007年に東部ルアトキ集落で起こった実在の事件を基に、衝動的で理性を失った群集心理を描くハード・アクション『ザ・フォーギブン 襲撃地帯』。
香港からは「エボラシンドローム」「八仙飯店之人肉饅頭」などで世界に衝撃を与えてきたハーマン・ヤウ監督の日本未公開作『ゴンタウ/降頭』。東南アジアで言い伝えられている呪術「降頭」(ゴンタウ)を題材にした奇妙な連続警官猟奇殺人を描いたホラー作品。
最後に日本からもう1本。Exne Kedy And The Poltergeistsのアルバム『Strolling Planet ’74』の楽曲とキリスト教の十戒を宮崎大祐、山西竜矢、岩﨑敢志と気鋭の3人の監督が独自に解釈したオムニバス映画『テン・ストーリーズ』も上映。
今年も新作旧作含め話題作&注目作が目白押し!そして、名物シークレット作品はなんと今年は2作品を予定。「カリコレ®2023」の続報に期待したい。
「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®2023」
開催期間:7月14日(金)~8月10日(木) 4週間!
開催場所:新宿シネマカリテ (〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWAビルB1F)
入場料金: 新作 1,600円均一(リピート割で1,300円)、旧作 1,100円均一
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