東京・ユーロスペースにて2023年6月3日(土)より開催されている、中央アジアの巨匠バフティヤル・フドイナザーロフ監督の特集上映『再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅』において、幻の作品『スーツ』が緊急上映されることが決定した。

少年たちの夢の象徴、それはGUCCIのスーツ!
東京国際映画祭 審査員特別賞・優秀芸術貢献賞を受賞

6本の長編映画を遺し49歳の若さで急逝した、バフティヤル・フドイナザーロフ監督。長編4作目の『スーツ』は2003年の東京国際映画祭で、審査員特別賞、優秀芸術貢献賞の2冠を獲得したが、その後日本で上映される機会がなく、幻の作品と言われていた。

『スーツ』は、フドイナザーロフがはじめてタジキスタンを離れ、クリミア半島で撮影した作品。町のショーウィンドウに飾られたGUCCIのスーツに魅了された少年3人は、夢の象徴のそのスーツを手に入れる。彼らはスーツをかわりばんこに着て、それぞれの夢をかなえようとするが、運命は思わぬ方向に動きだして…。

中央アジアが生んだ早世の天才バフティヤル・フドイナザーロフ。
今世界が再注目する、やさしさとユーモアにあふれたファンタジックな作品群を一挙公開!

日常の小さな冒険やちょっとした驚きをユーモアですくいとり、中央アジアのおおらかな大地にファンタジックな世界を生みだしたバフティヤル・フドイナザーロフ監督。1991年、ソビエト連邦の解体により母国タジキスタンが独立したその年に、弱冠26歳で軽やかにデビュー。のちに勃発した内戦中も映画を撮り続け、6本の長編映画を遺し49歳の若さで急逝した。フドイナザーロフ作品の人々は、たとえ内戦下にあっても笑い、怒り、恋をし、そして旅に出る。ひたむきで逞しい彼らがおりなす、ゆかいで切ない夢のような物語は、普遍的なきらめきを放ち世界中のファンに愛された。
2015年の急逝以来、久しくその名を聞く機会がなかったが、2022年ヴェネチア国際映画祭で『少年、機関車に乗る』レストア版がプレミア上映されたのを機に、欧州有数の映画会社が世界配給権を獲得。世界的にフドイナザーロフの再評価が始まった。中央アジア・タジキスタンが生んだ早世の天才フドイナザーロフ作品群を、世界に先駆け一挙公開!

画像: 中央アジアが生んだ早世の天才バフティヤル・フドイナザーロフ。 今世界が再注目する、やさしさとユーモアにあふれたファンタジックな作品群を一挙公開!

「再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」
2023年6月3日(土)よりユーロスペースほか全国順次開催中
世界的に再評価中央アジアの巨匠バフティヤル・フドイナザーロフ監督の珠玉の5作品を一挙公開。 主催・配給:ユーロスペース、トレノバ
上映作品
『少年、機関車に乗る』(1991)2Kレストア版
『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』(1993)4Kレストア版
『ルナ・パパ』(1999)4Kレストア版
『スーツ』(2003)
『海を待ちながら』(2012)

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