ハリー・ポッターの屋内型施設として世界最大規模となる「スタジオツアー東京」は、映画「ハリー・ポッター」シリーズや「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作に携わった世界最高峰のクリエイターたちが手がけたセットで、映画制作の舞台裏を知ることができるウォークスルー型のエンタテインメント施設。
「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのホグワーツ魔法魔術学校の大広間、動く肖像画やロンドン魔法省、バックロットにダイアゴン横丁や9と3/4番線ホグワーツ特急、禁じられた森やスリザリンの談話室にダンブルドアの校長室など、数々の名場面を探索できる。
「日本にまた来ることができて本当にうれしい!」と笑顔のイヴァナは「スタジオツアー東京」について「私は、出演していたのに驚いてばかりでした」と一足早く体験した感想を伝え、さらに「ハリポタ」出演者でもワクワクする施設と説明。
隣でイヴァナのコメントに頷いていたマシューも「スタジオツアーは本当にそっくりに作られていました。『ハリー・ポッター』はとても古い作品なのに、日本のファンのみなさんは、ずっとサポートしてくださっています。それが(スタジオツアーが)東京にできた理由だと思います。素晴らしいサポートを本当にありがとうございます!」と感謝した。
大雨の中でのイベントになったことをトムが「ごめんなさい。イギリスから大雨を連れて来てしまって…」とお詫びする場面も。しかし『ハリー・ポッター』シリーズのプレミアでは雨は定番であるとし、「想定内です」とニヤリ。
初来日以来、日本の食も文化も大好きになったトムは「『謎のプリンス』での初来日で、日本に恋をしました」と告白。時折、日本語を交えながらトークを展開したトムは、日本語での「ハリー・ポッター」の発音も披露。「“ポ ”ッターです。発音に気をつけてくだい!」と微笑みながらレクチャーし、日本のファンを大いに喜ばせた。
トークイベントには映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズでエディ・レッドメイン演じる主人公、ニュート・スキャマンダーの日本語吹き替えを担当している宮野真守も参加。「実は僕、18歳のときに『ハリー・ポッターと賢者の石』でパーシー・ウィーズリーを演じています」と話す宮野に、トムとマシューが「聞いてみたい!」とリクエスト。
「動く階段でのセリフです」と前置きした宮野が「階段には気をつけて。じっとしていないからと、パーシーのセリフを披露すると「素晴らしい!」と拍手したトムとマシュー。「スタジオツアート東京」内にも動く階段があることに触れ、「あの場所で聞きたい!今から行こう!」とリクエストが追加されると会場は大爆笑。
二人の誘いにニッコリした宮野は「日本しかないシチュエーションもあるので、存分に楽しんでほしいです」と「スタジオツアー東京」のおすすめポイントをしっかりアピール。さらに「日本の『ハリー・ポッター』ファンにも素敵な宝物になるように、盛り上げていきたいです!」とPRへの気合いを見せていた。
イベントの最後にはトムが「ルーモス」と杖灯りの呪文を唱え、ファンが手にするペンライトが点灯するという演出も。会場が明るくなった瞬間にキャノン砲が発射し、キラキラと輝くテープがステージを舞い、華やかな雰囲気の中、オープニングイベントは終了した。