国内外のアーティストが公演する都内有数のコンサート会場としても親しまれてきた複合施設「中野サンプラザ」が、7月2日、50年の歴史に幕を下ろした。
画像: ©️株式会社中野サンプラザ

©️株式会社中野サンプラザ

1973年6月1日の開業後、大小2つの三角積木を合わせて置いたような特徴的な形の中野のランドマークとして、ホテル、レストラン、結婚式場、ボウリング場などの施設を備えた複合施設として、そして、松任谷由実、山下達郎、サザンオールスターズからイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)、BOØWYまで音楽シーンをリードする多くのアーティストがコンサートを開催するホールであり、モーニング娘。らアイドルの“聖地“と言われた中野サンプラザ。
今年5月3日からは、50年の歴史の集大成となる「さよなら中野サンプラザ音楽祭」が催され、中野サンプラザにゆかりのあるアーティストや、各ジャンルのトップアーティストたちによる特別なコンサートが2カ月に渡り行われた。中野サンプラザホールのラストを飾ったのは、これまでに同会場で100回近くコンサートを開催してきた山下達郎。

画像: 中野サンプラザが50年の歴史に幕
サンプラザ中野くん「サンプラザの名前は私が守ってまいります」

終演後には、会場1階の正面階段にてクロージングセレモニーが行われ、酒井直人中野区長、酒井たくや中野区議会議長、中野サンプラザの紺野晃会長と佐藤章社長、野村不動産の松尾大作社長が挨拶。さらに、中野サンプラザがアーティスト名の由来であるサンプラザ中野くんが花束を持って駆け付けた。
「10年ほど先輩の中野サンプラザさんにはいつも優しく応援していただき、エンタメ業界を肩を組んで駆け抜けてきた感じがしております。今日で閉館となりますが、2028年に新しいサンプラザが開業すると聞いております。それまでの間、サンプラザの名前は私が守ってまいります」(サンプラザ中野くん)
中野サンプラザの跡地は、住居、ホテル、そして新しいホールなどが入る施設として、野村不動産を中心に開発が進められる。

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