おススメの日本未公開最新フランス映画の上映も!
世界中の批評家や映画ファンから高い評価を受けて、味わい深い人間ドラマを描いてきた名匠デプ
レシャンの軌跡をその豊かなフィルモグラフィーとともに辿る。今回は、『愛されたひと』や『“男たちと共に”演技するレオ』など、日本語字幕付きで初めて上映される珍しい作品も上映するほか、公開以来、スクリーンや配信などでもなかなか見ることができなかったデプレシャン監督の初の英語
作品『エスター・カーン めざめの時』も上映される。
さらに現代のフランス映画を代表する優れた作品も選りすぐって紹介。
2022 年にフランスで大ヒット、批評的にも高く評価されたルイ・ガレル監督・主演の犯罪コメディ『イノセント』や、アリス・ウィンクール監督の『パリの記憶』など、笑いや感動、独創性に満ちた6 本のフランス映画が上映される。
アルノー・デプレシャン監督から日本の皆さんへのメッセージ
「僕のこれまでの映画を日本で特集してもらえる時が来ました。ここに書ききれないほど感動しています。僕の人生において、日本の皆さんがどれほど大切な存在であったかを実感しながら。僕は32 年間エンターテインメントにつとめ、皆さんを楽しませてきたつもりです。東京で上映される僕の全作品を前にお伝えしたいのは、各作品の後ろに僕は決して隠れることなく、完全に自分を捧げようとしてきたつもりだということです。独学の僕に、映画はすべてを教えてくれました。それが今回の来日に際して僕が言える唯一のこと、感謝の気持ちであり、それは僕の誇りの源です。」
【アルノー・デプレシャン略歴】1960 年10 月31 日、ベルギー人の両親のもと、フランス北部
の町ルーベに生まれる。84 年、イデック(IDHEC/パリ高等映画学院-現FEMIS)を卒業。91 年に短編『二十歳の死』を発表。映画ファンの熱狂的な支持を受けるとともに、ジャン・ヴィゴ賞を
受賞。92 年に初長編『魂を救え!』をカンヌ国際映画祭正式出品。96 年の『そして僕は恋をする』で評価を不動のものとした。
その後の作品に、イギリス演劇界を舞台に初めて英語で撮影した『エスター・カーン めざめの時』(2000)、ルイ・デリュック賞を受賞した傑作『キングス&クイーン』、日本でも大ヒットした『クリスマス・ストーリー』(2008)、アメリカを舞台にした『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』(2013 年、そして)『そして僕は恋をする』の続編とも言える傑作青春映画『あの頃エッフェル塔の下で』(2015)など、映画的興奮に満ちた作品を生み続けている。
【上映作品】
アルノー・デプレシャン監督作品一覧
二十歳の死(1991)
魂を救え!(1992)
そして僕は恋をする(1996)
エスター・カーン めざめの時(2000)
”男たちと共に”演技するレオ(2003)
キングス&クイーン(2004)
愛されたひと(2007)
クリスマス・ストーリー(2008)
ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013)
あの頃エッフェル塔の下で
イスマエルの亡霊たち(2017)
ルーベ、嘆きの光(2019)
いつわり(2021)
批評家たちオススメの最新フランス映画
フルタイム(エリック・グラヴェル、2021)
イヌとイタリア人、お断り!(アラン・ウゲット、2021)
揺れるとき(サミュエル・セイス、2021)
パリ18 区 グット・ドール街 (クレモン・コジトール、
2021)
イノセント(ルイ・ガレル、2022)
パリの記憶(アリス・ウィンクール、2022)
トークイベントも開催!
・9/8(金)18:30『イノセント』(100 分)上映後 ゲスト:佐向大(映画監督)、結城秀勇(映画批評家)
・9/17(日)18:00『エスター・カーン』(148 分)上映後 ゲスト:アルノー・デプレシャン
・9/21(木)18:30『愛されたひと』(66 分)上映後 ゲスト:アルノー・デプレシャン、須藤健太郎(映画
批評家)、月永理絵(映画ライター、編集者) *敬称略
【イベント開催概要】
「第5 回映画批評月間~フランス映画の現在をめぐって~スペシャルエディション アルノー・デプレシャン とともに」
・主催:アンスティチュ・フランセ日本
・会期: 9 月8 日(金) ~ 9 月29 日(金)
・会場: 東京日仏学院 エスパス・イマージュ
・料金 : 一律1,100 円
*9/1(金)15 時よりPeatix にてチケット発売予定
*上映開始15 分前(Peatix で購入時に発行される整理番号順でのご案内となります。)