【ザ・シネマ メンバーズ セレクション】にて、没後1年となるヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督ジャン=リュック・ゴダールを2カ月連続で特集される。PART1ではエッセンシャルな4作品を9月11日(月)~14日(木)の期間に、PART2では厳選した3作品を10月23日(月)~25日(水)の期間にお届けする。

没後1年となる巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督を2カ月連続特集!

9月1日にリニューアルしたばかりのザ・シネマメンバーズがセレクトした上質な映画を特集する【ザ・シネマメンバーズ セレクション】。

今月は、2022年9月に自ら尊厳死を選び、その生涯に幕を下ろしたヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督ジャン=リュック・ゴダールのエッセンスを感じられる7作を2カ月連続で特集放送。

PART1ではゴダールの感性が光る長編デビュー作『勝手にしやがれ』、映画製作の裏側で妻との関係にも苦悩する脚本家の姿に自らを投影する傑作メロドラマ『軽蔑(1963)』などエッセンシャルな4作を9月11日(月)~14日(木)の期間にお届け。

PART2では『勝手にしやがれ』と並ぶゴダールの代表作『気狂いピエロ』や、特撮を使わずにモノクロ映像でクールに未来社会を描き出したハードボイルドSF『アルファヴィル』など厳選した3作品を10月23日(月)~25日(水)の期間にお届け

PART1

『小さな兵隊』
放送日:9月11日(月)6:00~
戦争を背景に男女のスパイの愛が翻弄されていく──鬼才ゴダールとアンナ・カリーナの初コンビ作

画像: © 1960 STUDIOCANAL - Société Nouvelle de Cinématographie - Tous Droits Réservés

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<あらすじ>
アルジェリアがフランスからの独立を目指して戦っていた時代。各国のスパイが暗躍する中立国のスイスで、秘密軍事組織OASに所属するカメラマンのブリュノは、デンマークから来たヴェロニカと恋に落ちる。

そんな中、アルジェリア民族解放戦線の重要人物であるジャーナリストの暗殺を強要されるが、任務をためらったため二重スパイを疑われてしまう。ブリュノはヴェロニカとの海外逃亡を決意するが、彼女は敵対組織の一員だった。

『勝手にしやがれ』
放送日:9月12日(火)7:00~ほか
演技も台詞も即興!巨匠ジャン=リュック・ゴダールの感性が光る、ヌーヴェル・ヴァーグの代表作

画像: © 1960 STUDIOCANAL - Société Nouvelle de Cinématographie - Tous Droits Résevés

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<あらすじ>
自動車泥棒のミシェルは盗んだ車でパリへと向かうが、マルセイユで白バイ警官を射殺したことから指名手配されてしまう。パリに逃げ込んだ彼は、以前に南仏で知り合ったアメリカ人留学生パトリシアの元へ転がり込む。

ミシェルはパトリシアを懸命に口説いて彼女のアパートに居座り、警察の追跡を逃れながら2人だけの時間を過ごす。ミシェルからイタリア行きを誘われたパトリシアだが、彼の愛を確かめるため警察に密告する。

『カラビニエ』
放送日:9月13日(水)6:00~
無邪気な兄弟が戦争を“ごっこ”のように謳歌する──
鬼才ゴダールが反戦風刺を込めたコメディタッチの寓話

画像: AUDIOVISUELS - Tous droits réservés

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<あらすじ>
荒野の小屋で暮らすユリシーズとミケランジェロの兄弟の元に、2人のカラビニエ(歩兵)が王様からの手紙を持って現れる。手紙の内容は戦争への徴兵を命じるものだった。戦争の意味を知らない兄弟は困惑するが、世界中の宝物が手に入るというカラビニエの言葉を聞いて、母クレオパトラと妹ヴィーナスは嬉々として2人を戦場に送り出す。ユリシーズとミケランジェロはありとあらゆる戦争に参加し、殺害・破壊・略奪の限りを尽くす。

『軽蔑(1963)』
放送日:9月14日(木)6:00~
映画製作の裏側で夫婦の愛憎が渦巻く…
鬼才ゴダールがブリジット・バルドーを主演に迎えた傑作メロドラマ

画像: © 1963 STUDIOCANAL - CompagniaCinematografica Champion S.P.A. - Tous Droit réservés

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<あらすじ>
新作映画『オデュッセイア』の脚本家ポールは、プロデューサーのプロコシュにスタジオへ呼ばれ、もっと一般受けする内容に脚本を書き直すよう頼まれる。その後、女優の妻カミーユも合流し、カミーユに惹かれたプロコシュが2人を自宅へ招待する。

ポールだけが別の車で後から遅れて到着すると、なぜかカミーユが不機嫌になっていた。ポールとカミーユは撮影現場のカプリ島に招かれるが、2人の間にはずっと冷たい気が流れ続ける。

PART2

『アルファヴィル』
放送日:10月23日(月)6:00~
特撮を使わずに創造した暗黒の未来──
鬼才ゴダールがモノクロ映像でクールに映し出すハードボイルドSF

画像: © 1965 STUDIOCANAL - Filmstudio

© 1965 STUDIOCANAL - Filmstudio

<あらすじ>
1984年。住民のすべてが記号化され、個人の自由が奪われている銀河系星雲都市アルファヴィルに
秘密諜報員レミーが潜入する。彼に与えられた任務は、アルファヴィルを支配する人工知能アルファ60の開発者であるブラウン教授の抹殺と、行方不明になった同僚アンリを探し出すことだった。

レミーは情報を入手するため接触した教授の娘ナターシャと親密になるが、人間的な感情を持たない彼女は愛が何かを知らなかった。

『気狂いピエロ』
放送日:10月24日(火)6:00~
ゴダールが到達したヌーヴェル・ヴァーグの頂点。
詩と色彩と刹那が奇跡的なまでに美しく溶け合う映像詩。

画像: © 1962 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS RESERVED.

© 1962 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS RESERVED.

<あらすじ>
金持ちのイタリア人女性との何不自由ない夫婦生活に退屈したフェルディナンは、ある夜パーティで昔の恋人マリアンヌと再会する。2人は一夜を共にするが、翌朝彼女の部屋に見知らぬ男の死体が転がっていた。マリアンヌに頼まれたフェルディナンは、一緒にパリから南仏へ逃亡する。

海岸にたどり着いた2人は小さな廃屋で暮らし始めるが、マリアンヌが突然失踪してしまう。1人で過ごす彼の元に、彼女を追う一味が現れる。

『カルメンという名の女』
放送日:10月25日(水)6:00~
[R15+]鬼才ゴダールが名作オペラ「カルメン」の原作を現代のパリを舞台に描く刹那的なラブストーリー

画像: © 1983 STUDIOCANAL - France 2 Cinéma

© 1983 STUDIOCANAL - France 2 Cinéma

<あらすじ>
精神病院からの退院を拒む元映画監督ゴダールの元へ姪のカルメンが訪れ、自主制作映画を撮るた
めに空き家を貸してほしいと頼む。しかし実は、銀行強盗を行った後に隠れ家として使うことが目的だった。

そして犯行当日。銀行を襲撃したカルメンは、警備を担当する憲兵隊員ジョセフと突然恋に落ちてしまう。2人は隠れ家に逃走し、ジョセフが警察に逮捕される。保釈されたジョセフはカルメンを探すが、すでに彼女の愛は醒めていた。

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