ルーカス&スピルバーグ／2大巨匠の出世作を4K UHD＋ブルーレイで堪能しよう！

『アメリカン・グラフィティ』
4K Ultra HD＋ブルーレイ

ジョージ・ルーカス監督が初オスカー候補に挙がった青春映画の名作

「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス監督が、自身が高校時代を過ごした1960年代のカリフォルニア州モデストを舞台に、卒業を翌日に控えた様々なキャラクターのほぼ1日の出来事をグラフィティ（落書き）風に描いた青春ムービー。

製作を『ゴッドファーザー』（1972）のフランシス・フォード・コッポラとこの後「スター・ウォーズ」をプロデュースするゲイリー・カーツが当たっている。

全米では大ヒットを記録し、アカデミー賞でもルーカスの監督賞、脚本賞はじめ、作品賞など全5部門でノミネートされる大成功を得た。

明日には高校を卒業し、都会の大学に旅立つことになっているカートとスティーブ。いつものたまり場には共に学校生活を過ごした仲間たちが、最後の夜を思い切り楽しもうと集っている。だがカートはこの町に残ろうかと考えたり、スティーブは早くこの田舎町を離れ、都会の暮らしを送りたいと願っていた。

まだケネディ大統領の暗殺事件も起こっておらず、ベトナム戦争の泥沼化も見えていなかった1962年の夏。若者たちはアメリカの最後の佳き時を、何も知らずに終えようとしていた……。

チェックしたいのは、この時点でいずれも無名あるいは新人だった俳優たちがこぞって出演しているところ。この後『ジョーズ』（1975）でブレイクするリチャード・ドレイファスがカートを演じ、後に監督業で成功するロン・ハワードがスティーブを好演している。

さらに「スター・ウォーズ」出演前のハリソン・フォードらの若き日の姿は見逃せない。そしてドラマの背景を彩る“悲しき街角” “煙が目にしみる”などヒット・オールディーズの数々が今も鮮烈。

ここに注目！

©1973 Universal Studios. All Rights Reserved.

『激突！』
4K Ultra HD＋ブルーレイ

スティーヴン・スピルバーグ監督が天賦の才能を発揮した傑作サスペンス

いまやハリウッドのレジェンド・ディレクターとして崇められる存在になったスティーヴン・スピルバーグ監督の大出世作となったワンシチュエーション・サスペンス映画。

映画と書いたが、もともとアメリカではテレビ映画用に製作されたもの。日本とヨーロッパでは劇場公開されたが、アメリカでは日本で本作が公開された1972年の時点で彼は劇場監督デビューしていない。

しかしここでまだ大学を出たてで数本TV作品を撮っただけの25歳だったスピルバーグのサスペンス演出は業界内で注目を集め、続くユニバーサル映画『続・激突！カージャック』（1974）を撮影し、本作でスピルバーグは全米劇場デビュー。

その次の『ジョーズ』（1975）が全米歴代1位となる大ヒットとなり、以後は栄光の道のりが待っている。

ごく平凡なサラリーマンのデヴィッド・マンが商談のため車でカリフォルニアへ向かうハイウェイを走行中、一台の大型トラックを追い越す。するとそのトラックはマンの車を執拗に追いかけ回してくるように。

次第に恐怖を感じてくるマン。しかもその威圧的なトラックの運転手は顔も見えず、正体がわからない。ついに殺意を感じたマンは、やがて謎のトラックと“決闘”をしなくてはこの悪夢は終わらないと決心するが……。

原作は「ヘルハウス」「ある日どこかで」なども書いたリチャード・マシスンの短編小説。マンを演じたのはTVシリーズ「警部マクロード」で主人公サム・マクロードを演じて日本のお茶の間でも人気のあったデニス・ウィーヴァー。

本作の中で顔を出さない謎のトラック運転手の（場面に映る）手足はスタントマンのキャリー・ロフティンが演じている。

ここに注目！

4K UHD用の特典として本編に加えて、全米放映用TVバージョンを収録
「激突！」テレビ映画版（HDマスター/4:3スタンダード/日本語字幕あり/74分）

©1971 Universal Studios. All Rights Reserved.

サスペンスの巨匠の4K UHD BOX第3弾も同時リリース！

アルフレッド・ヒッチコック クラシックス・コレクションVol.3
4K Ultra HD ＋ブルーレイ

ルーカスやスピルバーグの大先輩にあたる“マスター・オブ・サスペンス”アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作5作品（『ロープ』『知りすぎていた男』『引き裂かれたカーテン』『トパーズ』『フレンジー』）を収録したセット・ボックスも同時リリース決定。

もちろん全作品4Kデジタルレストア版で、オリジナルポスターデザインを用いた新キーアートのインナージャケットも注目だ。

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