人気アメキャラ系映画ライター・杉山すぴ豊さんが、アメコミ・ホラー・SFなど多様なジャンル映画の情報を"深い知識と深い愛"をもってお届けする本連載。日本ではあの怪獣が再び映画館で大暴れする中、気になるアクション映画シリーズにも動きがあるようです。(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:Photo by Samir Hussein/WireImage

SCREENαも発売中! 『ゴジラ-1.0』

SCREENさんの別冊「SCREENα(アルファ)映画『ゴジラ-1.0』特別号」に参加しました。僕は主にガメラとハリウッド・ゴジラについて書いています。

前号のタイミングではレビュー解禁前だったので感想を書けなかったのですが『ゴジラ-1.0』は本当に素晴らしいエンタテインメント。ゴジラが容赦なく怖いですが、みんなが力をあわせてゴジラという危機をのりきる、というのがすごくエモーショナルで後味がいい。

『シン・ゴジラ』と比較されますが、どっちが好きかでその人が怪獣映画になにを期待するかがわかるかも。僕は今回のゴジラの造形が好きで映画を観てすぐにフィギュア買いました(笑)。

「キングスマン」「キック・アス」マシュー・ヴォーン監督に動きが!

ニューヨーク・コミコンから嬉しいニュースが流れてきました。まずは日本でも根強い人気を誇るスポーン。リメイク話がずっと出ていますが、ホラー映画の大御所であるブラムハウス(『エクソシスト 信じる者』(2023)も大変面白かったです)で映画化、2025年公開を目指して準備中。

これはブラムハウスのボス、ジェイソン・ブラム自らニューヨーク・コミコンで発言したそうです。スポーンはバイオレンス・ホラー・アクションですからブラムハウスにはピッタリ。

続いては『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)『キック・アス』(2010)そして『キングスマン』(2014)でアメコミ映画ファンにも絶大な支持を受けているマシュー・ヴォーン監督が2024年に「キック・アス」シリーズのリブート、「キングスマン」の4作目を始動させると発言。

「キック・アス」の方は『キック・アス』『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013)の世界観を使って新たなキャラが活躍するリブート作とのこと。アーロン・テイラー=ジョンソンのキック・アスやクロエ・グレース・モレッツ演じるヒット・ガールはいまのところ出ないみたいです。

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』が2013年公開ですから11年ぶりの企画再開。「キングスマン」の4作目は『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)からの続編でタロン・エガートンが演じるエグジーの最後の冒険になるそうです。タイトルは『キングスマン:ザ・ブルーブラッド(原題)』。

マシュー・ヴォーン監督は『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』は製作にまわり監督は他人に任せました。それに対し『キングスマン』『キングスマン:ゴールデン・サークル』『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)はすべて自分で監督しているので『キック・アス』のリブートはプロデュース、『キングスマン:ザ・ブルーブラッド(原題)』は自身が監督するのではないでしょうか?

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