予定時間をやや越えてスタートした「東京コミコン2023」のオープニング・セレモニー。MCの小田井涼平がステージに登場し、まずはアンバサダーの新田真剣佑を紹介。開催宣言を行った。続いてPR大使のコスプレイヤー・グラビアアイドル・ストリーマーの伊織もえが「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニーのコスプレで登場。大きな拍手を受けた。
会場にはぎっしりのファンが詰めかけて、今か今かと来日ゲストの登場を待っていたが、いよいよその時がやってきた。最初に現れたのはポム・クレメンティエフ。ショートヘアがお似合いで、「コミコン、万歳!」と元気に挨拶。つづいて東京コミコンの常連、ダニエル・ローガンが今年もやってきた。「タダイマー!」の挨拶に、会場からは「お帰り~!」の返事も聞こえて来た。そして「スター・ウォーズ」では彼の父の役を演じたテムエラ・モリソンが登場。ニュージーランド生まれの彼は伝統の儀式「ハカ」を披露して大受け。
続いて「アントマン」シリーズのエヴァンジェリン・リリーがステージに現れ、「コンニチワ!今回も皆さんのコスチュームとホスピタリティに期待しています」と語り、さらに「ハリー・ポッター」シリーズからナタリア・テナが来場、「とてもアメイジング!後でお会いしましょう」と日本のファンの歓迎ぶりを喜んでいた。同じく「ハリポタ」シリーズ、「ファンタスティック・ビースト」シリーズを手がけたデザインユニット、“ミナリマ”の2人が「マジックを東京に持ってきました」と挨拶した。
日本語が達者なマーベルコミックスの編集長CBセブルスキーが「ドーモ、ドーモ、またお会いできてうれしいです。今年も楽しみましょう」と会場を盛り上げると、いよいよお待ちかねの大物ゲストたちが登場する時間がやってきた。
まずユアン・マクレガーの登場に、観客から大歓声が上がる。「ここに来られてうれしいです」と挨拶するとさらに大拍手が。次にトム・ヒドルストンが姿を見せると、ますます大きな歓声が会場に鳴り響いた。「お招き頂きありがとうございます」と英国紳士らしい丁寧な挨拶を。続いて大阪コミコンにも参加したばかりのマッツ・ミケルセンが東京にも凱旋。大歓迎を受け「クレイジーなウィークエンドになりそうだね」と大勢詰めかけたファンに語りかけた。そして久々の来日となるベネディクト・カンバーバッチの登場に会場に割れんばかりの歓声が響き渡った。「コンニチハ、サンキュー。ファンタスティックな週末になりそうですね」とあの独特のボイスを生で披露してくれた。
そして最後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクことクリストファー・ロイドが登場し、ファンでいっぱいの会場を見て「ウワー、スゴイ」と日本語で驚いた様子を表現し、笑いを誘うと「素晴らしい週末を送れることを楽しみにしています」と挨拶してくれた。
全員が揃ったところで、恒例の鏡割りが行われたが、それぞれにやり方を教えあったり、聞きあったり、珍しいセレブたちの交流を。小田井による「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショー!」の3度の掛け声に合わせ、全員思い切り木槌を振り下ろし、日本の伝統的儀式を行って、会場に和やかさと興奮を残してくれた。東京コミコン2023は12月10日まで。