巨匠ブライアン・デ・パルマの記念すべき日本デビュー作にして初期の傑作が2024年1月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開される『悪魔のシスター デジタルリマスター版』だ。この度、メインビジュアルと予告編、追加場面写真が解禁になった。

鈴木清順監督も「背筋がゾッとする」とコメントを寄せた

『ファントム・オブ・パラダイス』『キャリー』『スカーフェイス』『アンタッチャブル』そして『ミッション:インポッシブル』など、ジャンルにとらわれない数々の傑作で知られるハリウッドを代表する鬼才監督、ブライアン・デ・パルマ。同世代のスティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシらのようにエンタテイメント大作を手がけながらも、その真骨頂はどこか変態的、偏執的ともいえるテーマを華麗な映像テクニックで表現、そこに垣間見える愛や猛烈な悲哀をはらんだ物語にあり、時に酷評されながらも世代を超えてカルト的なファンを増やし続けている監督である。

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そんなブライアン・デ・パルマ監督の初期の傑作『悪魔のシスター』が初のデジタルリマスター版で1月19日(金)より上映!公開当時は鈴木清順監督も「背筋がゾッとする」とコメントを寄せたという、世にも奇妙で悪夢的なサイコスリラーの傑作が初のデジタルリマスター版で蘇る。

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ニューヨークのスタテン島の住宅街に建つマンションの一室で起こった殺人事件に絡む、ある女性の衝撃的な過去。映画はサスペンスフルな演出と映像技術で、結合双生児の姉妹の謎を追いかけながら、流血と疑惑と恐怖が渦巻く世界へと突き進んでいく。メインビジュアルは、衣装や小道具など映画に印象的に象徴するピンク色を基調に、主人公を演じるマーゴット・キダーを大きくデザイン。左右の半顔で異なった表情を浮かべる<ふたり>の彼女は、可憐ながらまさに本作を象徴するような異様な迫力。

画像: 『悪魔のシスター デジタルリマスター版』予告 youtu.be

『悪魔のシスター デジタルリマスター版』予告

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本予告は、ヒッチコック作品の『めまい』『北北西に進路をとれ』ほか『市民ケーン』『タクシードライバー』などを手掛けたアメリカ映画史に名を刻む名作曲家、バーナード・ハーマンによる戦慄的にものものしいテーマ曲とともに映し出されるエコー映像のオープニングに始まり、あっという間にキダー演じる主人公が男性を刺し殺す衝撃の連鎖。女性主人公、新聞記者のグレースを演じるのは実生活でキダーと共同生活も送っていたというジェニファー・ソルトだ。事件の目撃者となったグレースがつかんだ結合双生児の姉妹の謎。モノクロ映像も入り混じる怒涛のシークエンスはなんとも底の知れない異常な恐ろしさに満ちており、『ファントム・オブ・パラダイス』のファントム役はじめデ・パルマ作品で活躍した怪優ウィリアム・フィンレイがよそおう医師らしき男の容貌、姿も夢に出てきそうなほど。

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合わせて、眼球のショットや結合双生児の姉妹が映ったテレビ画面をはじめ、禍々しくも独自の美しさに貫かれた場面写真も解禁になった。

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◆ STORY ◆
モデルのダニエルは、テレビ番組のエキストラ役をきっかけに知り合った青年と一夜を過ごす。翌日、向かいのアパートに住む女性記者グレースは、青年がダニエルの部屋で惨殺されるのを目撃。独自に調査を開始したグレースは、ダニエルには実は妹がいて、結合双生児として生まれていたことを知るのだったが、それは本当の恐怖に飲み込まれる一歩だった…。

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監督:ブライアン・デ・パルマ 脚本:ブライアン・デ・パルマ、ルイザ・ローズ 撮影:グレゴリー・サンダー 音楽:バーナード・ハーマン 製作:エドワード・R・プレスマン 出演:マーゴット・キダー、ジェニファー・ソルト、チャールズ・ダーニング、ウィリアム・フィンレイ、ライスル・ウィルソン
1973年 / アメリカ / カラー / 92分

©1973 American International Pictures, Inc.

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