アメリカ・インディーズ映画界で飛び抜けて異彩を放つ鬼才、アベル・フェラーラと、世紀の名優にして怪優ハーヴェイ・カイテルがタッグを組んだ『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』を2024年1月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。

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『ミーン・ストリート』、『タクシー・ドライバー』といったスコセッシ作品で名を馳せ、『ピアノ・レッスン』、『スモーク』などで稀代の名優へと上り詰めたハーヴェイ・カイテル。彼が『レザボア・ドッグス』と同じ1992年に主演した代表作にして、『スモーク』などの記憶を我々からの記憶を喪失させるほどの怪演をみせた衝撃作が本作『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』である。
監督はクリストファー・ウォーケン主演の『キング・オブ・ニューヨーク』、『フューネラル』、さらにはヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作『マリー ~もうひとりのマリア~』など、本国はもとより欧州で絶大な支持を集めるインディーズ映画界の重鎮、アベル・フェラーラ。そんな本作が初のデジタルリマスター版で2024年1月19日よりシネマート新宿ほか、リバイバルロードショー決定!

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カイテル演じる主人公の男が、善と悪、理性と欲望、信仰と背信の間で引き裂かれる様を丹念に追う本作は、神をも恐れぬショッキングなシーンの数々によって公開当時物議を醸すと同時に、批評家からはカトリシズムと贖罪を真っ向から描いた作品として高く評価された。

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この度、ハーヴェイ・カイテルがなんと全裸でたたずむスチールを用いた強烈なビジュアルが解禁。「すべてを晒せ」とのキャッチコピーとともに、苦悶とも恍惚ともとれる表情を浮かべ突っ立つその姿は一度見たら忘れられない強烈さ。だが、確かに本作に宿る神々しさを掴んだ、厳かなビジュアルとなった。

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予告編もカイテルが泣き叫ぶ衝撃のシーンからスタート。映画史に残る男泣きと言っても過言ではない。コカイン、アルコール、買春、野球賭博、汚職とやりたい放題のニューヨークの警部補LT。自分の職業とはおよそ真逆な道をいく彼だが、ある日教会でおこったおぞましい事件をきっかけに何かが変わり始める…。

画像: 『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』予告 youtu.be

『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』予告

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撮影は、惜しくも2023年12月に亡くなったゲリラ撮影の名手、ケン・ケルシュ。また、予告を彩るのは本作でも印象的に使用されているジョニー・エースの「Pledging my Love」。過激で暴力的な描写が続くなか、夭折の歌手が歌うこの「俺の愛は本物だ」という詩の歌は、本編を見た後には切々と染み入るように涙が出ること、間違いなし。合わせて場面写真も解禁。カイテルと一緒に映っている女性は、脚本にも参加した女優、モデル、ミュージシャン、作家のゾーイ・ルンド。

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一貫して聖と俗の葛藤を、暴力をもって描き続けるフェラーラ監督にとっても紛れもないマスターピースとして燦然と輝く本作。人間はどこまで堕ちることができるのか。地獄の世界にも神は存在するのか。そして魂の救済は誰の元にも訪れるのか。30年以上の時を超え、ついに奇跡の怪優と鬼才中の鬼才が放つ過激な傑作と対峙する時がやってきた!

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◆ STORY ◆
ニューヨークの警部補LTは、麻薬中毒、賭博、買春と、警官としても人間としてもあるまじき行為に明け暮れる男。ある日、教会の尼僧が強姦されるというショッキングな事件が起こる。彼は野球賭博の借金をカバーしようと、懸賞金5万ドルを目当てに躍起になるが、犯人を許そうとする尼僧の信仰深さに触れて…

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原題:Bad Lieutenant
1992年 / アメリカ / カラー / 96分
監督:アベル・フェラーラ 脚本:ゾーイ・ルンド、アベル・フェラーラ 撮影:ケン・ケルシュ 音楽:ジョー・デリア 製作:エドワード・R・プレスマン、メアリー・ケイン
出演:ハーヴェイ・カイテル、ゾーイ・ルンド、ヴィクター・アルゴ、ポール・ヒップ

© 1992 Bad Lt. PRODUCTIONS, INC

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