2月9日( 金) より、新宿ピカデリー他にて全国公開される『Firebird ファイアバード』の本予告編&監督と主演俳優によるビデオメッセージが解禁。また、公開直前の2月6日にはエストニア出身のペーテル・レバネ監督とウクライナ・キーウ出身の主演俳優オレグ・ザゴロドニーの来日も決定した。特にオレグ・ザゴロドニー氏の来日は、ウクライナが戦禍にある現在、海外渡航が非常に困難な中での訪日となる。

人を愛する気持ちは、誰をも妨げることはできない

画像: 人を愛する気持ちは、誰をも妨げることはできない

本作はロシアの無名の俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録『ロマンについての物語』を、ペット・ショップ・ボーイズの“Together” やMody の“Wait for Me”、BBC ワールド制作のライブドキュメンタリー『Robbie Williams:Fans Journey to Tallinn』の監督・プロデューサーとして知られている、エストニア出身のペーテル・レバネが映画化。

『ブロークバック・マウンテン』や『アナザー・カントリー』を彷彿とさせる“秘められた愛” が、繊
細かつ壮大なスケールで描かれている。

主演には東西欧州の新星イケメン俳優が競演。『博士と彼女のセオリー』『キングスマン』の“英国出身のアップカミングスター” トム・プライヤーと、“ウクライナの正統派二枚目俳優” オレグ・ザゴロドニーが、冷戦時代ソビエト占領下のエストニアを舞台に、当時決して許されるものではなかった愛の物語をリアルに演じている。

ソ連占領下のエストニアを舞台に、エリート将校と二等兵の許されぬ愛を、壮大なスケールでドラマティックに表現した本予告と、監督と主演俳優のビデオメッセージを公開!

画像: 2月9日(金)公開 映画 『Firebirdファイアバード』本予告 youtu.be

2月9日(金)公開 映画 『Firebirdファイアバード』本予告

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この度公開するファーストルックの本予告は、緊張感が漂うソビエト冷戦下のエストニアで、
秘められた二人の愛の感情が、サスペンスフル、かつドラマティックな演出で表現されています。
時代に翻弄される二人の、心震える愛の結末とは?

画像: 2月9日(金)公開『Firebirdファイアバード』監督&主演俳優来日直前ビデオメッセージ youtu.be

2月9日(金)公開『Firebirdファイアバード』監督&主演俳優来日直前ビデオメッセージ

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また合わせて公開となったビデオメッセージは、監督はロンドンで、オレグ・ザゴロドニーはキー
ウにて数日前に撮影されたもの。二人とも日本を訪れて、観客の皆さんとお会いできることを
楽しみにしていると語っている。

エストニア出身のペーテル・レバネ監督は、かねてから同棲婚を国に認めさせるための様々な
ロビー活動を厭わなかった。2014 年には地元のメディアのインタヴューに、こう答えている。

**「今日、エストニアは人種と寛容、あるいは国家が禁止し、侵害し、命令するもののうち、どの
価値観が正しいと考えるかを選択しなければならない時に来ています。**

私は今ロンドンに住んでいますが、英国でも同棲法案について活発な議論が展開されています。なぜなら、この春に女王が結婚法の最終版に署名したからです。

それは性別に関係なくすべての人々に結婚の権利を与えるものです。エストニアでは住民投票どころか議論することさえ許されない。それは、エストニアで黒人に結婚を認めるか、ロシア人に市民権を与えるかを国民投票にかけるようなものなのです」

しかしその7年後の2021 年、エストニアに於いて本作がLGBTQ映画として初めて一般劇場公開されると、コロナ禍にも関わらず大ヒットを記録。同時に配信も行った結果、同国で公開されたすべての映画の中で4番目に収益を上げた作品となった。

この映画のメッセージは当時大きな反響を喚び、公開から2年後の2023年3月には、国会で悲願の同棲婚法案が議会で可決され、2024 年1 月に施行されるに至った。この映画の存在が、国をも動かす大きな原動力となったのだ。これはバルト三国はもちろん、旧ソ連圏では初、エストニアは世界で35 か国目の同性婚承認国となった。

画像: ソ連占領下のエストニアを舞台に、エリート将校と二等兵の許されぬ愛を、壮大なスケールでドラマティックに表現した本予告と、監督と主演俳優のビデオメッセージを公開!

本作でロマン役を演じたオレグ・ザゴロドニー。ウクライナ・キーウ出身でモデルでもあった彼は、ロシア侵攻の初期に、失職した知り合いのお針子を助けるつもりで軍服のデザインを手掛け製品にし、私財を投じて最前線にいる兵士たちに送る活動を始めた。資金が底を尽くと、自身のインスタで寄付を募った。

その運動の過程で、『Firebird ファイアバード』を観た写真家のブルース・ウェバーと知り合った彼は、ブルースの助言を受けて軍人のためにだけでなく、一般人のためにデザインし洋服を販売し、その売り上げを支援に回す活動も始めた。

そのブランド“Brave+1 ”は、オレグがデザインしたミリタリー調の洋服が一着売れれば、3 着の軍服を同胞たちに提供できるとしている。その商品には「ロシア軍よ、くたばれ」と書かれたワッペンが腕に施されている。彼はこの活動で7000の軍服やアイテムを支援できると考えている。

『ファイアバード Firebird』
2024年2月9日( 金) より、新宿ピカデリー他にて全国公開
ペーテル・レバネ監督・脚色作品 共同脚色 : トム・プライヤー / セルゲイ・フェティソフ 
原作 : セルゲイ・フェティソフ 
出演 : トム・プライヤー / オレグ・ザゴロドニー / ダイアナ・ポザルスカヤ
配給・宣伝 : リアリーライクフィルムズ
© FIREBIRD PRODUCTION LIMITED MMXXI. ALL RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms

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