松田優作の生誕75周年を記念して、KADOKAWA、東映、そして韓国でも特集上映が決定! 日本では「角川シネマコレクション 松田優作の狂気」「東映Classics 松田優作」として、3/22(金)より角川シネマ有楽町、3/15 (金)より丸の内TOEIにて上映、韓国では「Japan Foundation Movie Festival 2024:松田優作‐野獣死すべし‐」と銘打ちソウル・釜山の2都市で特集上映を実施する。

1973年「太陽にほえろ!」で鮮烈なデビューを飾り、邦画各社で幅広いジャンルの主演作を大ヒットさせた日本を代表するスター・松田優作。生誕75年、没後35年を迎えた現在も、彼の迫力ある演技と強烈な個性は多くのファンを魅了し、「ONE PIECE」の元海軍本部大将クザン通称「青キジ」のモデルとなるなど幅広い分野のカルチャーに影響を与え続けている。

松田優作生誕75周年記念特集上映「角川シネマコレクション 松田優作の狂気」は、3月22日(金)~4月4日(木)、角川シネマ有楽町にて上映される。

昼間は平凡なサラリーマンを装いながら、夜は身体を鍛えて巨大資本を乗っ取る企みを持つ男の姿を描き、ハードボイルド・シリーズの口火を切った作品『蘇える金狼 4Kデジタル修復版』、戦地を渡り歩いた元カメラマンが、管理社会に犯罪で挑むピカレスク・ロマンである痛快作『野獣死すべし』、東京とNY、終戦直後の混乱期と経済成長を続ける1970年代を舞台に、懸命に生きる人々のドラマ『人間の証明 4Kデジタル修復版』、アメリカ出発を1週間後に控えた女子大生が殺人事件に巻き込まれ、監視役の私立探偵とともに事件の捜査に乗り出す『探偵物語 4Kデジタル修復版』、誰も怖くて申し出のない上意討ちを藩一番の臆病者が独創的な方法を駆使してやり遂げる『ひとごろし』、エミリー・ブロンテ原作の『嵐ヶ丘』の映画化で、中世、ある一族に拾われた少年の数奇な愛と運命を描く『嵐が丘』の計6作品をデジタル上映。生誕75周年を迎えた伝説のスターが、日本、そして韓国のスクリーンで蘇る!

「角川シネマコレクション 松田優作の狂気」 上映作品

『蘇える金狼 4Kデジタル修復版』(1979)

画像: (1979年/カラー/132分/ビスタ) ©KADOKAWA 1979

(1979年/カラー/132分/ビスタ) ©KADOKAWA 1979

東和油脂に勤める朝倉哲也は、会社では真面目で地味な社員を装っていたが、私利私欲を貪る経営陣に代わって、会社の乗っ取りを企てる一匹狼の反逆者だった。密かに体を鍛え、銃の腕を磨いた彼は、銀行の金を強奪し、情報源として上司の愛人を手懐け、巨大組織に挑む。
大藪春彦の同名小説を村川透監督とのコンビで映画化。撮影前にハワイで射撃訓練を受けた優作のガンアクションに注目!
出演:松田優作 風吹ジュン 佐藤慶 成田三樹夫 千葉真一
監督:村川透 原作:大藪春彦

優れた頭脳と射撃の腕を持つ伊達邦彦は、通信社の記者として世界各地の戦場を渡り歩いた後、退社した今は優雅な生活を送っていた。ある日、大学の同窓会に出席した彼は、ウェイターの青年・真田に自分と同じ野獣の血を感じ、銀行襲撃計画の仲間に誘う。
大藪春彦原作、村川透監督映画化第2弾。10kg以上減量し、頬がこけて見えるよう上下4本の奥歯を抜いた、優作の徹底した役作りが話題に。
出演:松田優作 鹿賀丈史 室田日出男 小林麻美
監督:村川透 原作:大藪春彦

『野獣死すべし』(1980)

画像: (1980年/カラー/118分/ビスタ) ©KADOKAWA 1980

(1980年/カラー/118分/ビスタ) ©KADOKAWA 1980

『人間の証明 4Kデジタル修復版』(1977)

画像: (1977年/カラー/133分/ビスタ)

(1977年/カラー/133分/ビスタ)

ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で、ナイフで胸を刺された黒人青年が死亡した。その日、最上階では、有名デザイナー八杉恭子のファッションショーが開かれていた。棟居刑事は、NYから来日した被害者が残した「ストウハ」という謎の言葉と古びた「西條八十詩集」を手がかりに事件の真相を追う。
『犬神家の一族』に続く角川映画第2弾。優作は過去のトラウマを抱える刑事を熱演。
出演:岡田茉莉子 松田優作 ジョージ・ケネディ 三船敏郎 鶴田浩二
監督:佐藤純彌 原作:森村誠一

父親が待つアメリカへの出発を1週間後に控えた女子大生・新井直美の前に、彼女のボディガード兼監視役として雇われた私立探偵・辻山が現れる。ある日、2人は殺人事件に巻き込まれ、犯人探しに奔走するうちに、2人の関係も変化していく…。
赤川次郎が薬師丸のために書き下ろしたオリジナルストーリーで、優作は真面目で責任感が強いが、尾行もうまくできないドジな探偵を演じている。
出演:薬師丸ひろ子 松田優作 秋川リサ 岸田今日子 財津一郎
監督:根岸吉太郎 原作:赤川次郎

『探偵物語 4Kデジタル修復版』(1983)

画像: (1983年/カラー/111分/ビスタ) ©KADOKAWA 1983

(1983年/カラー/111分/ビスタ) ©KADOKAWA 1983

『ひとごろし』(1976)

画像: (1976年/カラー/82分/スタンダード) ©KADOKAWA 1976

(1976年/カラー/82分/スタンダード) ©KADOKAWA 1976

武芸はまるでダメ、饅頭が好物で犬嫌い、ひどく臆病な福井藩の若侍・双子六兵衛。そんな彼が一念発起して、誰も引き受けない上意討ちの旅に出る。相手は、藩お抱えの武芸者で、剣と槍の達人、仁藤昂軒。どう見ても勝ち目のない勝負に、六兵衛が取った奇想天外な方法とは?
「太陽にほえろ!」で注目を集めた後、出演作としては珍しい時代劇で、臆病な侍という役に挑戦した優作の意欲作。
出演:松田優作 丹波哲郎 高橋洋子 五十嵐淳子
監督:大洲齊 原作:山本周五郎

火の神を祀る山部一族の東の荘の当主・高丸は、都から異様な容貌の童子・鬼丸を連れて帰る。下男として仕える鬼丸に、高丸の嫡子・秀丸が嫉妬する一方、秀丸の妹・絹は惹かれていく。絹は京で巫女となる運命を覆し、西の荘の嫡子・光彦に嫁ぐことを決意するが…。
巨匠・吉田喜重が構想に28年かけて映画化。優作は能の立ち居振る舞いを取り入れ、1人の女性を一途に愛する狂気の男を好演。
出演:松田優作 田中裕子 名高達郎 萩原流行 三國連太郎
監督・脚本:吉田喜重 原作:エミリー・ブロンテ

『嵐が丘』(1988)

画像: (1988年/カラー/132分/ビスタ) ©KADOKAWA 1988

(1988年/カラー/132分/ビスタ) ©KADOKAWA 1988

「角川シネマコレクション 松田優作の狂気」

公開時期:3月22日(金)~4月4日(木)

劇場:角川シネマ有楽町

同時開催

東映Classics 松田優作

3/15(金)~4/11(木) 丸の内TOEI

松田優作が東映で出演した11作品を一挙上映!

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