本作は、『スパイの妻』(20)で、第77回ベネチア国際映画祭銀獅⼦賞(最優秀監督賞)を受賞した⿊沢監督の最新作で、憎悪の連鎖から⽣まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。
「何かに狙われている――︖」
転売で稼ぐ吉井の仕事が軌道に乗り出した⽮先、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの「⽇常」が壊されていく……。
主演の菅⽥将暉は、「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主⼈公・吉井良介を演じている。
メインキャストからのコメントが到着!
主⼈公・吉井の謎多き恋⼈「秋⼦」役
古川琴音
濱⼝⻯介監督が第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員⼤賞)を受賞した『偶然と想像』(21)の第⼀話「魔法(よりもっと不確か)」で主演を務め、今年すでに2本もの主演映画が公開し注⽬される古川は、菅⽥との共演、そして⼤学の先輩にあたる⿊沢監督の現場を経験し「不思議な後味の残る作品で、題名の『Cloud』が指す意味を考えながら、何度も台本を読みました。私が演じた秋⼦も、始終違和感の付き纏うミステリアスな役だったので常に⼿探りでしたが、現場で⿊沢監督とやり取りしながらその陰影をつけていき、その過程を楽しみながら、感覚を研ぎ澄ませて演じました。」とコメント。
⻑澤まさみの息⼦役として出演した俳優デビュー作『MOTHER マザー』(20)で、第44回⽇本アカデミー新⼈俳優賞を受賞し、⼤きな話題になったドラマ「最⾼の教師 1 年後、私は⽣徒に■された」のミステリアスな役柄で強烈なインパクトを残し注⽬される奥平は、本作の出演にあたって「⿊沢監督の演出の元、⾃分で佐野を表現する事が難しい時もありましたが、同時にとても楽しく、⾃分の中ですごく勉強になった現場でした。共演させていただいた先輩⽅とお芝居するのも、お芝居を⾒るのもとても楽しくて、短い時間でしたが濃密な撮影期間を過ごせたと思います。」と感想をのべた。
吉井に雇われたバイト⻘年「佐野」役
奥平⼤兼
ネットカフェで⽣活する男「三宅」役
岡⼭天⾳
10代の頃から親交がある菅⽥とは、主演作『笑いのカイブツ』でも共演し、信頼を寄せ合う間柄。今回の出演に際して「菅⽥さんをはじめ、尖った個性を持つ皆さまとの共演、とても興味深い経験でした。⿊沢監督の世界に閉じ込めてもらえた事、夢うつつを⾏き交うような撮影の⽇々は、今思い返しても少しだけ宙に浮いていたような奇妙な時間で、とても思い出深いです。」と振り返った。
映画・ドラマ・舞台を中⼼に名バイプレイヤーとして縦横無尽に活躍する荒川は今作への出演に関して「実はまだ作品が完成してないので観てないのですが…初めての⿊沢組参加です︕皆さんご存知かと思いますが名前に⿊が⼊ってますね。で名前は清です。不思議ですね…そう︕まさにこの映画『Cloud』です。あー︕デッカいスクリーンで早く観たい︕︕」とコメントした。
吉井が働く⼯場の社⻑「滝本」役
荒川良々
吉井を転売業に誘う先輩「村岡」役
窪⽥正孝
映画『ある男』(22)で第46回⽇本アカデミー最優秀助演男優賞をはじめ数々の助演男優賞を受賞した窪⽥は、今回の出演について「⿊沢監督が描く⼈間の悍ましさに寒気がしました。ストレス、ほんの些細なキッカケで⼈は簡単に悪意に呑み込まれる。ネットやSNS では顔も感情も隠せるし、⽂字や数字の羅列だけで、知らない間に⼈の気持ちを踏み躙ってるかもしれない。現代⼈の⼼の問題を、鋭い切れ味で教えてくれる映画だと思います。ぜひ劇場で体感してもらいたいです。」とコメントを寄せた。
今回解禁されたキャラクター写真は「全員が《何か》に対してガンを⾶ばしている」写真に︕
彼らが《何か》を⾒ているのか︖《何か》に⾒られているからガンを⾶ばしているのか……。
奥平、荒川は、菅⽥と初共演、古川はドラマ「コントが始まる」、岡⼭は『笑いのカイブツ』、窪⽥は『銀魂2 掟は破るためにこそある』以来の共演となり、⿊沢清監督の演出をうけるのは、菅⽥と共に全員初︕役者陣の化学反応によって、どのような物語が展開していくのか︖
主演︓菅⽥将暉×監督・脚本︓⿊沢清の初タッグでおくる、現代社会に潜む”集団狂気”を描くサスペンス・スリラー『Cloud クラウド』は、今年9 ⽉、TOHO シネマズ⽇⽐⾕ほかで全国ロードショー。
監督・脚本︓⿊沢 清
主演︓菅⽥将暉
出演︓古川琴⾳、奥平⼤兼、岡⼭天⾳、荒川良々、窪⽥正孝
配給︓東京テアトル ⽇活
©2024 「Cloud」 製作委員会