2001 年に始まり今年で24 回目となる「イタリア映画祭2024」が、東京では5 月1 日(水)~、大阪では5 月18 日(土)~より開催される。今回は新人から巨匠まで8 名の監督の来日が決定した。

イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

毎年、イタリア国内外で活躍する著名監督・俳優の豪華な来日がみどころのひとつとなっている映画祭だが、今年は新人から巨匠まで8 名の監督の来日が決定!

画像1: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

『堕ちた希望』で東京国際映画祭最優秀監督賞を受賞したエドアルド・デ・アンジェリス監督(『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』)や、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227 日』に出演するなど俳優としても活躍するアンドレア・ディ・ステファノ監督(『アモーレの最後の夜』)、世界各国でリメイク映画が生まれた大ヒット作『おとなの事情』のパオロ・ジェノヴェーゼ監督(『人生の最初の日』)、シンガーソングライターとして活動し、長編初監督作がベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出されたマルゲリータ・ヴィカーリオ(『グローリア!』)らが最新作を引っ提げてやってくる。監督たちは5月1日(水)に行われる開会式と各々の作品の上映後に行われるQ&A イベントに登壇し、観客からの質問に答える予定となっている。

多種多様な新作13 本と旧作1 本の計14 作品が一堂に会し、作り手たちの思いを感じながら、最新のイタリア映画の今を垣間見ることのできるイタリア映画祭。上映作品は、配信、劇場公開が困難なものが多く、日本語字幕&スクリーンで味わうことのできるこの貴重な機会をぜひ堪能してほしい。

▼来日ゲスト情報

『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』監督
エドアルド・デ・アンジェリス Edoardo De Angelis

画像2: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1978 年、ナポリ生まれ。イタリア国立映画実験センター卒業後、『Mozzarella Stories』(2011)でデビュー。監督の名を世に知らしめた作品、シャム双生児が家族を養う物語『切り離せないふたり』(16)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の6 部門で受賞した。『堕ちた希望』(18)は、東京国際映画祭で最優秀監督賞を受賞。

『アモーレの最後の夜』監督
アンドレア・ディ・ステファノ Andrea Di Stefano

画像3: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1972年、ローマ生まれ。俳優として活躍し、イタリア映画だけでなく、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などのアメリカ映画にも出演。ベニチオ・デル・トロ主演『エスコバル 楽園の掟』で監督デビュー、第2作目はジョエル・キナマン主演の『THE INFORMER 三秒間の死角』。

『そう言ったでしょ』監督
ジネヴラ・エルカン Ginevra Elkann

画像4: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1979年、ロンドン生まれ。ロンドン・フィルム・スクールで映画製作を学び、2010年にはAsmara Filmsを設立。プロデューサー業に従事し(そのうちの1作が「イタリア映画祭2015」で上映された『スイミング・プールの少女』)、2019年にリッカルド・スカマルチョとアルバ・ロルヴァケル共演の『もしも叶うなら』で監督デビュー。

『人生の最初の日』監督
パオロ・ジェノヴェーゼ Paolo Genovese

画像5: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1966年、ローマ生まれ。CM業界を経て、2001年に監督デビューし、数々のヒット作を手がけてきた。国外にも監督の名声を一躍高めたのは『おとなの事情』。国際的にリメイクが相次いだ本作は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞作品賞はじめ、多数の賞を受賞した。

『信頼』監督
ダニエーレ・ルケッティ Daniele Luchetti

画像6: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1960年、ローマ生まれ。日本でも『フランチェスコと呼んで-みんなの法王』『靴ひものロンド』など公開作が多数、『我らの生活』は主演のエリオ・ジェルマーノがカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。新作『信頼』は、監督にとって三度目になるストレーガ賞作家ドメニコ・スタルノーネの小説の映画化。

『美しい夏』監督
ラウラ・ルケッティ Laura Luchetti

画像7: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

2009年、オムニバス映画『Feisbum』の脚本と監督でキャリアをスタート。『Febbre da fieno』(10)で長編監督デビューを果たす。第2作『Fiore Gemello』(18)はトロントをはじめ、多くの国際映画祭で上映された。実写劇映画だけでなく、アニメやドキュメンタリーも手がける。

『あなたのために生まれてきた』監督
ファビオ・モッロ Fabio Mollo

画像8: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1980年、レッジョ・カラブリア生まれ。イタリア国立映画実験センターで演出を学ぶ。短編映画を数本監督後、『存在しない南』(2013)で長編デビュー。トロントやベルリンなどの国際映画祭で招待された。最新作とも通じるテーマがある第2作目の『イタリアの父』(17)では、ルカ・マリネッリとイザベッラ・ラゴネーゼが共演した。

『グローリア!』監督
マルゲリータ・ヴィカーリオ Margherita Vicario

画像9: イタリア映画界を賑わせる注目の顔がずらり

1988年、ローマ生まれ。シンガーソングライターとして活動し、アルバム『Minimal Musical』(2014)、『BINGO』(21)を発表。その一方で、ウディ・アレンやファウスト・ブリッツィらの映画に出演してきた。『グローリア!』は長編初監督作にもかかわらず、3大国際映画祭のベルリンのコンペティション部門に選出されるという快挙を果たした。

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