豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育むことを目的に、中学生以下を対象とした解説付き上映会「こども映画館 2024年の夏休み」が東京・京橋の国立映画アーカイブで7月26、27日、8月2,3日に開催される。

映画の原風景の素晴らしさを、今日のこどもたちにも味わってもらえるように

映画館に集まり、暗闇の中で集中してみんなと一緒に大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する――、こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日のこどもたちにも味わってもらえるよう開催される本企画。今回はアメリカとソ連のサイレント映画から、日本を代表するアニメーション作家による短篇作品や、宮沢りえ主演『ぼくらの七日間戦争』まで、幅広いラインナップをすべて35 ㎜フィルムでお届け。上映前にはスタッフによる解説を実施、サイレント映画は活弁と生演奏付で上映する。こどもたちの初めての映画体験にもぴったり。

7 月26 日(金)上映後は、「感想を話し合ってみよう」を開催。こどもたちが感想を話し合い、同じ映画でも様々な見方があることを学ぶ。8 月3 日(土)上映後には「弁士をしてみよう」を開催。サイレント映画のワンシーンに合わせて、みんなでセリフを考えてつけてみる。弁士さんや楽士さんと一緒に、みんなでワンシーンを作り上げる。

とくに、短篇アニメーションは有名作曲家による多彩な音楽も見どころのひとつ。7 階展示室の企画展「日本映画と音楽 1950 年代から1960 年代の作曲家たち」とあわせて楽しみたい。

*事前申込制。7月5日(金)16:00より受付開始。定員に達し次第締切。詳細はウェブサイトをご覧ください。

プログラム *各回、研究員による解説付き 各日14:00開始

画像: 『ペンギンぼうや ルルとキキ』

『ペンギンぼうや ルルとキキ』

7月26日(金)アニメーションの表現 ―素材と音楽―
『団子兵衛捕物帖 開けーごまの巻[『四十人の盗賊』改題再編集版]』 (1952年/日本/監督: 大藤信郎、音楽:紙恭輔/10分/白黒)
『ペンギンぼうや ルルとキキ』(1958年/日本/監督: 持永只仁、音楽:林光/16分/白黒)
『月夜とめがね』(1966年/日本/監督: 島村達雄、音楽:一柳慧/8分/カラー)
『みにくいあひるの子』(1968年/日本/監督: 渡辺和彦、音楽:斎藤高順/20分/カラー)

画像: 『ぼくらの七日間戦争』

『ぼくらの七日間戦争』

7月27日(土)インチキな大人のいいなりにはならないよ!
『ぼくらの七日間戦争』(1988年/日本/監督:菅原比呂志/94分/カラー)出演:菊池健一郎、宮沢りえ、工藤正貴

画像: 『トルブナヤ通りの家』

『トルブナヤ通りの家』

8月2日(金)働くってなに?大都会を舞台にしたお仕事コメディ。
●活弁・生演奏付き上映
『トルブナヤ通りの家』(1928年/ソ連/監督:ボリス・バルネット/87分/白黒)

画像: 『幌馬車』

『幌馬車』

8月3日(土)アメリカ西部の大自然と西部劇ならではのアクションを楽しもう!
●活弁・生演奏付き上映
『幌馬車』 (1923年/アメリカ/監督:ジェームズ・クルーズ/99分/白黒)
※英語字幕のみだが、弁士の説明で楽しめる。

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