映画やテレビドラマでの活躍はもちろん、写真家としても作品を発表するなど幅広い分野で活躍しているノーマン・リーダス。まずは、自由なスピリットに溢れ、多くのファンを魅了してきた彼のキャリアを振り返ってみましょう。*本記事はSCREEN11月号の記事の一部を抜粋して掲載したものです(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)

ファンに見出され、支持され、その声を受けて大きくなっていく

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「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」U-NEXTにて独占配信中 (9月30日(月)よりシーズン2 配信開始)
©2023 Stalwart Productions LLC.

今年の5月に開催された大阪コミコン。様々なセレブ(海外スター)が参加しファンの熱狂的歓迎を受けましたが、その中の一人がノーマン・リーダスでした。リーダスはコミコンでどんなセレブが来てほしいか?というアンケートをとると必ず名前があがる人の一人です。今回の参加は満を持しての来日でした。ノーマン・リーダスの名を知らしめたのはなんと言っても「ウォーキング・デッド」シリーズのダリル・ディクソンです。ウォーキング・デッドは元がアメコミ(グラフィック・ノベル)ですから、アメコミでブレイクした俳優さんというわけですが、実は彼はマーベル・ファミリーもあるのです。

画像: 『ブレイド2』のスカッドも多くのファンに愛されるキャラクター!

『ブレイド2』のスカッドも多くのファンに愛されるキャラクター!

画像1: 【最新号ちょい見せ】バイクショップの店員から俳優の道へ ノーマン・リーダスの自由なスピリットと、その軌跡【SCREEN11月号】

『ブレイド2』
ブルーレイ 2,619円(税込)
DVD 1,572円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント

©1998 NEW LINE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

2002年の『ブレイド2』ウェズリー・スナイプスがヴァンパイア・ハンターを演じるヒーロー映画です。この映画でリーダスは、ブレイドに武器を提供するスカッドというキャラを演じていました。なぜ『ブレイド2』に出演したのか?この映画の監督は、後に『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞をとるギレルモ・デル・トロです。デル・トロ監督が1997年(日本公開1998年)に発表したモンスター・ホラー『ミミック』にリーダスは出演しています。恐らくこの映画がリーダスの日本初デビューだったのではないでしょうか?そうリーダスは「ウォーキング・デッド」が代表作であるためキャリアをドラマからスタートさせたというイメージもありますが、もとは映画俳優からスタート。その前は舞台に立っていました。映画デビュー作は1997年の『Floating(原題)』(日本劇場未公開)という人間ドラマ。もともと俳優を目指していたというより、画家・写真家というアーティストを志向していたそうですが、舞台や映画の方も次第に注目され俳優業に本腰を入れたようです。その一方でモデルもやっており1997年にはプラダの広告に登場。(俳優業を本格的に始めた2000年以降も日本のD'URBANの広告キャラを務めています)

アクション映画『処刑人』は熱狂的なファンを持つカルト映画に

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『処刑人』

ブルーレイ:¥5,280(税込)
DVD:¥3,080(税込)
発売・販売元:ギャガ

©1999 by FRANCHISE PICTURES

リーダスを語る上で忘れてはならないのはアクション映画の『処刑人』(2000、日本公開2001)。神の啓示を受けたと信じるカトリック教徒の双子が悪人たちを始末していくサスペンス・アクション。興行的にはふるわなかったようですがDVDリリース時に口コミで人気が出て熱狂的なファンを持つカルト映画となり2009年(日本公開2010年)に続編の『処刑人Ⅱ』が製作・公開されます。リーダス主演の映画の中で続編が作られたのは『処刑人』だけですから、本作はリーダスの当たり役の一つです。実際、大阪コミコンの時にリーダス自ら「『処刑人Ⅲ』は作られるし僕も出演するよ」と明かしたら会場から割れんばかりの拍手が起こりました。

続きは、9/20発売のSCREEN11月号で!

画像3: 【最新号ちょい見せ】バイクショップの店員から俳優の道へ ノーマン・リーダスの自由なスピリットと、その軌跡【SCREEN11月号】

巻頭特集
心を射貫くワイルド、ノーマン・リーダス

・ノーマン・リーダスの自由なスピリットと、その軌跡
・「TWD」シリーズにおける、ダリル・ディクソンの輝き
・「TWD」キャスト&ノーマンの仲良しショット&エピソード
・4つのテーマで解き明かす、ノーマン・リーダスの素顔
・何よりも深い、ノーマン・リーダスのバイク愛

その他特集
・シリーズ映画の愉しみ
・『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』ほかシリーズ映画最新作紹介
・この秋観たい最狂韓国映画<『犯罪都市 PUNISHMENT』『破墓/パミョ』>
・2025年の賞レースを狙う秋の秀作2<『シビル・ウォー』『憐れみの3章』>
・今こそ観たいダークなドラマ
・アラン・ドロン追悼 

インタビュー
永瀬廉・坂東龍汰・前田拳太郎『ふれる。』
齋藤潤『室井慎次 敗れざる者』 ほか

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