“今は”まだ分かり合えない女性ふたりを捉えた本編映像
旅行中に夫とケンカ別れをして「バグダット・カフェ」のモーテルに滞在していたヤスミン。世話好きで朗らかな性格の彼女は、早速カフェの店員や常連たちと打ち解け始めていたが、モーテルのオーナーであるブレンダは、車もなくひとりで訪れた彼女を不審の目で見ていた。ある日、ブレンダが町に買い出しに出ていた間に、ヤスミンが散らかり放題だったブレンダの事務所を勝手に大掃除してしまう。
この本編映像は、ブレンダが買い物から帰ってきたところを捉えたもの。完璧に整頓されていた事務所を見た彼女はすぐさまカフェに移動すると、ライフルを振り上げながら「誰がオフィスの掃除を?」と激怒。それに「私よ。悪かったかしら。きれいなほうが働きやすいかと」とバツの悪そうな表情で答えるヤスミン。「お客さんがうちの掃除?何て厚かましい」などと怒りの収まらないブレンダを誰も手が付けられない。
このシーンでは全くソリの合わない様子を見せているヤスミンとブレンダの関係が、この後どんなきっかけでどう変化していくのか、続きが気になる映像となっている。監督は、2018年のインタビューにおいて同年のカンヌ映画国際祭の<カンヌ・クラシック>の1作として本作が上映された時のことを振り返り、「多くの人が僕と妻のエレオノーレのところに来て「『バグダッド・カフェ』は歳を取らないね」と言ってくれた。いろんな色やバックグラウンドや信念を持つ人々同士の相互理解を慈しむような温かいストーリーというものは、我々の時代にとっての癒しだと感じている」と語っている。
オリジナルグッズを販売!
物語の舞台となる、モハヴェ砂漠にポツンとたたずむオアシス「バグダッド・カフェ」の看板のロゴをプリントしたTシャツ(4色)とマグカップを一部劇場を除く本作の上映劇場で12月13日(金)より販売する。
また、本作の公開初日となる12月13日(金)に来場者プレゼントを実施する。旅先から届くお便りをイメージした4枚つづりのポストカードセットで、一部劇場を除く上映劇場で本作を鑑賞した方に先着でプレゼントする。
デザインは、本作のメインビジュアルであるヤスミンが給水塔を大掃除する象徴的なシーンに加えて、勝手に大掃除したことでブレンダの怒りを買って意気消沈するヤスミン、再び賑わいを取り戻したバグダット・カフェでヤスミンとブレンダが笑顔でステッキを振る場面、そしてバグダット・カフェの外観を捉えた場面の4種類だ。
『バグダッド・カフェ4Kレストア』
12月13日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開
監督:パーシー・アドロン
脚本:パーシー&エレオノーレ・アドロン
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト、ジャック・パランス、CCH・パウンダー、ほか
主題歌:「コーリング・ユー」ジェヴェッタ・スティール
1987年/西ドイツ/108分/英語、ドイツ語/カラー/1.66:1
配給:ALFAZBET
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