セバスタ&浅野忠信さん ゴールデングローブ賞受賞!
昨年末、東京コミコンの初のスピンオフ企画として「アフタークリスマス」なるイベントを開催。セバスチャン・スタンが待望の来日。すごくいい方でファンも大喜びでした。で、スタンは第82回ゴールデングローブ賞で見事主演男優賞を獲得!(作品は映画『A Different Man(原題)』。彼は『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』でもノミネートされていたんです)これはめでたい!さらに今回のゴールデングローブ賞、東京コミコン2019のアンバサダーだった浅野忠信さんがドラマ「SHOGUN 将軍」で助演男優賞をとりました。
めでたいと言えばこれまたコミコンのセレブとして人気のトム・ヒドルストンがもうすぐ(2月9日)に誕生日を迎えます。来年公開の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』に(多分)ロキは出るでしょうし、またシーズン2が決まったドラマ「ナイト・マネジャー」も楽しみです。
ジェイソン・モモアがアクアマンと別のDCキャラに
で、もう一つコミコン・ネタ。ただいま製作準備中のDC映画『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』にジェイソン・モモアが凶暴な宇宙の賞金稼ぎロボ役で出演することが発表されました!つまりモモアはアクアマンとは別のDCキャラを演じるわけです。東京コミコン2024で来日した際「アクアマン役を卒業したから今度はマーベル映画には出ないのか?」の質問に対し「いまDCで新しい仕事をするから無理」と答えていました。これだったんですね!
さてこの『スーパーガール・・・』はスーパーマンのいとこ、スーパーガールの映画ですが、それに先立ち、今年の夏新たなスーパーマン映画が公開されます。ジェームズ・ガン監督が仕掛けるDCユニバース/DCUの第一弾となる超大作『スーパーマン』!その第一弾予告編が12月にオンラインでリリース。瞬く間に2億5000万回以上の再生回数と100万件のソーシャル投稿を記録。DC映画としてもワーナー・ブラザース作品としても最高記録だそうです。
ジェームズ・ガン版の方向性は?『スーパーマン』予告編が公開
『スーパーマン』
2025年夏全国公開/配給:ワーナー・ブラザース映画
© & TM DC © 2025 WBEI
見どころいっぱいの内容ですが、重要なのはこの予告編の冒頭で本作がどういう方向を目指しているかわかることです。恐らく北極(今までのコミックや映画で描かれたとおり、ここには “孤独の要塞”というスーパーマンの秘密基地がある)に墜落して傷ついて横たわるスーパーマン。そこにかけつける愛犬のクリプト。このワンちゃんもスーパーパワーを持っています。ここにかかるのが1978年版『スーパーマン』のジョン・ウィリアムズによるテーマ曲のアレンジ版。まずこの曲を使っていることからガン監督の方向性が見えてきます。
スーパーマン映画にはすでに2つの傑作、クリストファー・リーヴ出演の『スーパーマン』(78)、ヘンリー・カヴィル出演の『マン・オブ・スティール』(13)があります。前者は、こんな人がいてくれたら嬉しい!的な正統派ヒーローもので、後者はこんな人が本当に現れたらどうなっちゃうんだろう?的なややシリアスなSF超人もの。どちらも甲乙つけがたいですが、あえて78年版の曲を使うあたり、ガン監督は明るいヒーロー物を目指しているのかな。そして犬好きのガン監督ですからクリプトが大活躍でしょう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』でも宇宙犬コスモが目立ってましたから。
しかしここでガン監督らしい大きなひねりがあります。そもそも皆がスーパーマンに憧れるのは空を飛べるからですよね。けれどこの予告はよりによってスーパーマンが落下するところから始まります!実はスーパーマンというのはアメコミの中でも最強クラスの超人。だからあまりにパーフェクトでオール・マイティだといま一つ感情移入が出来ない。あえてスーパーマンの弱さを見せることで観客がシンパシーを感じるように描くという意志を感じます。さらにこの予告で確認できるだけでもホークガール、グリーン・ランタン、ミスター・テリフィック、ジ・オーソリティ、メタモルフォといった他のDCヒーローも沢山登場。かなりにぎやかなヒーロー・エンタテインメントになりそうです!