昨年、『密輸 1970』日本公開時にも来日したリュ・スンワン監督は、9年ぶりの続編となった本作について「前作は予想以上の成功を収めました。続編を作るために、前作を超える作品にしなければならないというプレッシャーが大きく、構想に時間がかかりましたが、撮影が始まると『9年ぶり』というよりも、まるで『9日ぶり』のような感覚でした」と当時の感覚をすぐに思い出せたと説明。

リュ・スンワン監督
映画のプロモーションとしては今回が初の来日となった、熱血刑事ソ・ドチョル役のファン・ジョンミン。監督とはずっと『ベテラン』の続編を話をしていたとのことで、「9年の時間が経ったということを全く実感しませんでした。まるで『ベテラン』の撮影後すぐに『2』を撮っていたような気持でした。韓国ではお正月に『ベテラン』がよく放送されるので、観客の方も同じような感覚かもしれません」と監督に同調した。
ファン・ジョンミン
今回新キャストとして加わった、新人刑事パク・ソヌ役のチョン・へインは映画の舞台挨拶としては今回が初の来日で、挨拶では「少し緊張しますね、頑張りますのでよろしくお願いします」と日本語で心境を告白。大人気の『ベテラン』の続編への参加については、プレッシャーも感じていたものの、ファン・ジョンミンが現場に早く溶け込めるよう助けてくれたといい、「演技だけに集中できるように助けていただいて、心から感謝しています」と先輩からのサポートにお礼を述べた。

チョン・へイン
チョン・へインが参加することを聞いたときのことを、ファン・ジョンミンは「監督からそのことを聞いたときに両手を高く掲げて拍手しました」と、その喜びを回顧。そして「すべてを兼ね備えたお母さんの自慢の息子みたいなイメージが非常に強い方なので、役柄的にプレッシャーもあったと思います。ですが、そんな負担を超えて余りある演技をしているので、心から拍手を送りたいです」と演技を絶賛した。
本作は激しいアクションが魅力のひとつ。メディアからアクションシーンについて質問されると、チョン・へインは「記憶に残っているのは、男性の大事な部分を攻撃されるシーン。見ていても苦しかったです」と振り返る。また、本作は真冬に撮影されていたといい、ファン・ジョンミンは「屋上で雨に当たりながらアクションをするシーンがあるのですが、本当に寒すぎて、アクションの出来不出来よりも『早く家に帰って、シャワーを浴びたいな』と考えていました(笑)。あのシーンは五日間夜通しで撮影したんですよ」と過酷な撮影の裏側を語った。
メディアからの質問では「あなたの考える理想のベテランとは?」と本作のタイトルにかけた質問も。監督は「こういった質問に上手く答えられる人でしょうね(笑)」と話し、チョン・へインは「私が先なんですね(笑)」と困りつつ、「2つあるような気がします。1つは韓国アクション活劇、犯罪アクションものの始まりと言えるようなもの。もう1つは、それぞれの居場所で自分の仕事を一生懸命に頑張って、他の人の鑑になり、助けられるような人も『ベテラン』と言えると思います」とお手本のような回答。
これを受けてファン・ジョンミンは「僕が言おうと思っていたことを先に言われてしまいました(笑)。今度から僕に先に聞いてください」と笑いをとりつつ、「ここにいらっしゃる皆さんもそうだと思いますが、仕事から離れた自分の人生の中で、母親として、父親として、学生として、自分のやるべきことをしっかりやりながら、自分の人生をしっかりと生きている、そんな皆さん全てが『ベテラン』だと言えると思います」とエールを送った。
トークは以上で終了。フォトセッションを経て記者会見は終了した。

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』
4月11日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
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