8月25日、ブルース・スプリングスティーンの不朽の名作『明日なき暴走(Born To Run)』が50周年を迎える。この節目を記念して、1975年のスタジオ・アウトテイク 「Lonely Night in the Park」が初めて公式にリリースされることになった。
画像: Lonely Night In The Park www.youtube.com

Lonely Night In The Park

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「Lonely Night in the Park」は、NYレコード・プラント・スタジオでの伝説的『明日なき暴走』レコーディング・セッションで録音され、当時はアルバム収録が大いに検討されたが、未発表曲集ボックス『TRACKS』や『明日なき暴走(30周年記念盤)』など多くのアウトテイクが収録されていた作品も含めて、これまで一度も世に出ることはなかった超貴重な発掘音源。
メロディアスな曲調、若きスプリングスティーンの声、みんな大好きEストリート・バンド・サウンドと3拍子揃った、なぜ『明日なき暴走』に収録されなかったのか不思議に思うほどの名曲。ファン感涙、驚愕の“スプリングスティーンの未発表の至宝”がスタジオ・クオリティの最高の音質で遂にリリースとなる。更にアートワークには、エリック・メオラが撮影した『明日なき暴走』のアルバム・ジャケット撮影時の貴重なアウトテイク写真を使用。

画像: Photo by Eric Meola

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1975年8月25日全米発売となった『明日なき暴走』はブルース・スプリングスティーンのサード・アルバムにして大出世作。"私はロックン・ロールの未来を見た。その名はブルース・スプリングスティーン"というジョン・ランダウ(現マネージャー)によるロック史に残る一節とともに、発表と同時に一大センセーションを巻き起こしたアメリカン・ロック史上に永久に名を残す傑作。発売後一週間で全米TOP10入り。発売直後にゴールド・ディスク、すぐにプラチナを獲得。また、1975年10月にTIME誌とNEWSWEEK誌の両誌の表紙を同時に飾り、『明日なき暴走』のヒットは単に音楽業界だけにとどまらず、社会現象にまでなった。ブルース自身このアルバムについて「ボブ・ディランのような詩をフィル・スペクターのようなサウンドとデュアン・エディのようなギターでロイ・オービソンのように歌う」ことを目指したと語っている。これまでに全世界トータルアルバムセールスは900万枚を超える。

アメリカの夢に裏切られ続けながらも、アメリカの夢への信仰を捨てられずにいる若者たちが「約束の地」への脱出を試みる「10代の若者が持つ、愛や自由の定義から前に進もうとした作品」であり、ブルースにとってそれまでの作品と新たな問いかけを始めたそれ以降の作品との「境界線」となったアルバム。希望と挫折、前進と逃避、アメリカン・ドリームをあまりにもドラマティックで躍動感あふれるサウンドとともに歌いあげるタイトル曲はブルースの代名詞としていまも多くのファンに愛されている。

ブルース・スプリングスティーン「ロンリー・ナイト・イン・ザ・パーク」

画像1: ブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』50周年を記念して「LONLEY NIGHT IN THE PARK」初公式リリース!

デジタル配信

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』

画像2: ブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』50周年を記念して「LONLEY NIGHT IN THE PARK」初公式リリース!

ブルース・スプリングスティーンの若き⽇を描く映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11⽉14 ⽇(⾦)に⽇本公開となることが決定している。「Born in the U.S.A.」で世界が振り向く前夜、誰にも頼らず、わずか4トラックの録音機で吹き込んだアルバム『ネブラスカ』。父との確執、その苦悩と創造の情熱を描いた、音楽映画の枠を超え、観る者の心を震わせる感動ドラマとなっており、既に早くもアカデミー賞最有⼒の呼び声も高い。

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