韓国発のホラー映画『層間騒音』(※読み:そうかんそうおん)の日本公開日が10月10日(金)に決まり、新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショーされる。この度、約3分に及ぶ本編冒頭シーンが届き、恐怖の始まりを体感する事が出来る。

ドン、バタン、カタカタ…。日常生活で聞こえる何気ない生活音だが、もしも音の発信源が分からず、得体のしれない恐怖も伴う“怖音(ふおん)”だとしたら…。『層間騒音』(そうかんそうおん)という言葉は、集合住宅で上下階から聞こえてくる生活音(足音、話し声、ドアの開閉音、家電製品の音など)を指す韓国の言葉である。原因不明の騒音が鳴り響く、古い団地を舞台をした韓国発のホラー映画『層間騒音』は、2025年6月に韓国で封切られた。公開と同時に口コミが爆発的に広がり、韓国映画の中で3週連続第1位を獲得、現時点で今年1番ヒットしたホラー映画となった!

画像: - YouTube youtu.be

- YouTube

youtu.be

映画冒頭から、空気感をぶち壊す"ビリビリ"と紙を裂くような異音が聞こえてくる。続いて女性の顔面がアップで映して、ガタガタと天井をいじりながら荒い息音を吐いている姿が確認出来る。どうやら防音シートを、天井に付けているという異様な光景を目の当たりにする事が出来る。シートを装着した女性は、続いてビデオカメラの録画ボタンを押して、部屋内を撮影していくのだが、ガラス窓を映した瞬間に“ギギギ”という、得体のしれない “怖音”が轟いている。さらに「エリーゼのために」のインターホンが鳴り受話器を取った女性だったが、子供の泣き声の様な騒音が発せられる。ゆっくりと受話器を下ろしながら周辺を見渡すと、点けていたテレビの画面が乱れて砂嵐が流れるといった異変に気づく。恐る恐るテレビの電源を消すと、一瞬停電となるも直ぐに復旧して、少し安堵の表情を浮かべながら、そっと窓の方を見ると…。悍ましい効果音の音量が大きくなりながら、映像がフェードアウトしていく。

画像1: 聞こえたら、終わり――。韓国発のホラー映画『層間騒音』より怖音が轟く、約3分の本編冒頭シーンを初公開!
画像2: 聞こえたら、終わり――。韓国発のホラー映画『層間騒音』より怖音が轟く、約3分の本編冒頭シーンを初公開!

登場していた女性の名はジュヒと言い、この出来事の後に行方をくらましてしまうという。一体彼女の身に何が起きてしまったのか。また天井に貼られた防音シートの意味とは。謎に満ちた失踪事件を、ジュヒの姉で聴覚障がいを持つソ・ジュヨンが、手がかりを探っていくストーリーが展開されていく。2025年韓国中を震え上げたホラー映画の幕開けを告げる、重要なシーンを目にする事が出来る。

リアリティあふれるアパートの騒音問題を題材にした“音系”団地ホラー映画のメガホンを取ったキム・スジン監督が、本作を制作したきっかけなどを答えてくれた。「どこかから聞こえてくる未知の音が、心霊的な恐怖と人害的な恐怖の2つを繋ぐ重要な媒介手段になると思いました。騒音が社会的な問題となっているので、シナリオを書きながらも数多くの事件をニュースで見ました。ひどい騒音問題のある団地で起きる話が出発点でした。多くの韓国人がそうであるように、私も子どもの頃からマンション暮らしだったため、個人的な経験が多く反映されました。アパートや集合住宅などでは匿名性がとても高くなります。多くの人が密集して暮らしているにもかかわらず、お互いがお互いをよく知らずにいます。私がどこに誰が住んでいるかよく知らなくても、誰かは私のことを知っているかもしれません。そこから生まれる緊張感は大きいと感じました。この緊張感を映画全体に盛り込もうとしたのですが、たとえば劇中に出てくる差出人不明の匿名のメモなどです」と語り、普段の何気ない日常生活から着想を得て、本作を制作したと明かしている。

『層間騒音』
10月10日(金)新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国ロードショー

出演:イ・ソンビン、キム・ミンソク、ハン・スア、リュ・ギョンス、チョン・イクリョン 他

監督:キム・スジン

配給:ツイン

© 2025 FINECUT Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED

This article is a sponsored article by
''.