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youtu.be解禁された予告編は、吉井が少年時代を過ごした静岡の海、そしてこのドキュメンタリーの原点から綴られていく。
彼のミュージシャンとしての人生は、URGH POLICE(アーグ・ポリス)のボーカルEROとの出会いから始まった。当時10代だった吉井は、ベーシストとして加入。しかし、音楽性の違いなどからいつしかバンドは自然消滅。その後、吉井はURGH POLICEを通じて出会った仲間たちとTHE YELLOW MONKEYを結成し上京。EROは静岡に残り、地元で働きながらカントリーミュージックに目覚める。それぞれの音楽の道を歩みながらも、二人は交流を続けていた。しかし2021年、EROが脳梗塞で倒れ、音楽活動どころか仕事もできなくなってしまう。

吉井は、療養中だったEROのために何かできることはないかと思い、「URGH POLICE時代の曲を、また一緒にやらないか?」と40年ぶりのセッションの約束をし、その様子を追ったドキュメンタリーの撮影を開始した。しかし、撮影開始から数か月後、吉井が喉頭がんになっていることが発覚する――。それでも吉井は制作作業を続け、試行錯誤の中で、ひたすらリハーサルの日々を過ごしていたが、ある決断をする。そしてついに、スタッフやファンの祈りが集まった、東京ドーム公演の“復活の日”を迎える。
本作は、幼くして亡くした父との思い出や、母との幼少期の記憶、今も続いている旧友との交流が収められ、“吉井和哉”という人間と音楽のルーツを辿っていく。さらに、病の告知から、2024年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」までの裏側が克明に記録され、葛藤や不安に向き合いながらも一歩ずつ前進していく吉井の姿が映し出されていく。
また、2001年の活動休止前の東京ドーム公演の「JAM」や、2024年の東京ドーム公演から「バラ色の日々」「悲しきASIAN BOY」などの熱いライブパフォーマンスも収録されている。
さらに、吉井が作詞・作曲・プロデュースを務め、THE YELLOW MONKEYのメンバーが演奏に参加した、BiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」制作過程や、彼女たちの東京ドーム解散公演、バックヤードの様子も捉えられている。そして、早すぎる死に日本のロックファンが悲しみに暮れたチバユウスケの存在や、チバとの絆についても語られていく。
撮影期間3年。『みらいのうた』は、知られざる名曲の裏側にある軌跡を辿ることで、吉井の音楽をさらに深く味わえる一作になっている。
『みらいのうた』
12月5日(金) 全国公開!

出演:吉井和哉、ERO
監督・撮影・編集:エリザベス宮地
配給:murmur
配給協力:ティ・ジョイ
©2025「みらいのうた」製作委員会


