1985年の制作から40年の時を経て、4Kレストアされた坂本⿓⼀の幻のドキュメンタリー『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版が2026年1月16(⾦)に公開する。
画像1: 80年代、息づく東京を背に32歳の坂本⿓⼀は何を⾒つめていたのか――『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版よりシーン写真解禁!

このたび解禁されたシーン写真には、表現者・坂本⿓⼀の世界を体現するような独創的なメイクを施した姿をはじめ、1980年代に開業し東京の若者⽂化を象徴した新宿アルタ⼤型ビジョンの前で、⾃⾝の⾳楽への想いを語る姿が映されている。また当時、制作の只中であった『⾳楽図鑑』の「M.A.Y. IN THE BACKYARD」や「SELF PORTRAIT」をスタジオでレコーディングする⾵景、さらに Fairlight CMI デジタルシンセサイザーを使う様⼦が切り取られている80 年代の⽣き⽣きとした東京の街で彼は何を⾒つめていたのか? 30代の坂本⿓⼀が時代の先へ向けた視線と、彼の⾳楽への尽きぬ探求⼼を感じさせるカットとなっている。

画像2: 80年代、息づく東京を背に32歳の坂本⿓⼀は何を⾒つめていたのか――『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版よりシーン写真解禁!

「フランスのテレビ番組のためにドキュメント・フィルムを撮らせてほしい」。1983年、デヴィッド・シルヴィアンのレコーディングに⽴ち会うため、ベルリンに滞在していた坂本⿓⼀のもとを訪れた監督、エリザベス・レナードはこう告げた。それから1984年5 ⽉。坂本が4枚⽬のソロアルバム『⾳楽図鑑』を制作し始めた頃、東京でわずか1週間という短期間で撮影が⾏われた。レナード監督を含めた5名のフランス⼈スタッフは、⽇本という国を、東京という街を、そして坂本⿓⼀という⾳楽家を記録した。完成後の1985年にはロッテルダム、ロカルノ、サンパウロなどの国際映画祭で上映、⽇本では同年6⽉9⽇に第1回東京国際映画祭で上映された。1986年、フランスでテレビ放映されたのち、発売されたVHS とDVD も⻑らく⼊⼿困難な状況が続いていたが、近年になり倉庫に眠っていた16mmフィルムが発⾒され、修復を経てデジタル化が実現。今年1⽉17⽇、坂本の誕⽣⽇に開催された「坂本⿓⼀|Birthday Premium Night 2025」で特別上映が⾏われた際には、チケットがわずか2時間で完売した。

画像3: 80年代、息づく東京を背に32歳の坂本⿓⼀は何を⾒つめていたのか――『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版よりシーン写真解禁!

この60分余りの映像には、坂本の貴重なインタビューやスタジオでのレコーディング⾵景に加え、彼が出演したCM、YMOの散開コンサート、⼤島渚監督『戦場のメリークリスマス』(83)の印象的な⼀場⾯などが収められている。渋⾕スクランブル交差点、新宿アルタ、原宿の⽵の⼦族……80年代の息づくような東京の景⾊とともに映し出されるのは、幼少期の記憶、変わりゆく⽂化と社会、創作のプロセス、そして⾃らが追い求める⾳楽について語る、当時32歳の坂本の姿だ。育った街に⽿を澄まし、時代の流れを感じながら、彼はどのような未来を⾒つめていたのか̶̶今もなお⼈々の⼼に⽣き続ける世界的⾳楽家・坂本⿓⼀、若き⽇のポートレートを通して《東京の⾳》を体感できる幻のドキュメンタリーが、約40年の時を経てついに劇場公開を迎える。

画像4: 80年代、息づく東京を背に32歳の坂本⿓⼀は何を⾒つめていたのか――『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版よりシーン写真解禁!

『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版
2026年1⽉16⽇(⾦)全国順次公開
監督︓エリザベス・レナード
出演︓坂本⿓⼀、⽮野顕⼦、細野晴⾂、⾼橋幸宏
撮影︓ジャック・パメール
編集︓鈴⽊マキコ
⾳楽︓坂本⿓⼀
録⾳︓ジャン・クロード・ブリッソン
配給︓エイベックス・フィルムレーベルズ
©Elizabeth Lennard

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