騎士と少年の異色コンビによるユーモアを交えた壮大な冒険譚
ジョージ・R・R・マーティンの原作小説をドラマ化した「ゲーム・オブ・スローンズ」。ウェスタロスという架空の大陸を舞台に、“鉄の玉座”をめぐる王家の壮絶な戦いを描き、2011年の放送開始から、圧倒的スケールと緻密なシナリオが高く評価され、エミー賞やゴールデングローブ賞など数多くの賞を受賞するヒット作となった。全8章で幕を閉じた「ゲーム・オブ・スローンズ」だが、2022年には本編の200年前に起こったターガリエン家の激しい王位継承争いを描いた「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が放送され、HBO史上最多視聴者数記録を樹立するなど、今なお国内外で多くのファンを持つ一大歴史ファンタジーとなっている。
新たに配信される本作「ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ」は、ジョージ・R・R・マーティンの同名小説をベー スに、本編の100年前、ターガリエン家の争いが明けたウェスタロスで繰り広げられる、騎士ダンクと従士の少年エッグの旅を描く。これまで発表された「ゲーム・オブ・スローンズ」「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」2作をつなぐ物語として、制作発表時から多くの注目を集めた。王家ではないひとりの騎士ダンクが道中、ターガリエン家の王族、諸家の騎士、町の民など、さまざまな人物と出会い、絆が生まれ、成長していくという全く新たな「ゲースロ」シリーズとなっており、ユーモアを交えたコミカルな掛け合いにも注目の冒険譚である。
【吹替版予告】「ゲースロ」の100年前を描く新たな物語『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』杉田智和&釘宮理恵が凸凹バディを熱演する日本語吹替版は2月23日(月)U-NEXTで全話一挙配信!
www.youtube.com杉田智和&釘宮理恵が主人公コンビの吹き替えを担当!
──お二人はもともと『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズは知っていましたか?一大巨編シリーズへ抱く印象、初参戦の意気込みを教えてください。
釘宮理恵(以下、釘宮):この作品に参加すると知った際に、以前からいつかは観たいと思っていたシリーズでしたので、シーズン1から見始めています。
杉田智和(以下、杉田):他のアニメやゲーム作品では「杉田君、詳しいんだよね」と聞かれることも多く、実際にそうである場合も多いのですが(笑)、今回はあえていつもの逆をやってみたら面白いのではないかと考えました。僕が演じる騎士サー・ダンカン(ダンク)は、その巨体も相まって、周囲から浮いたような存在として描かれています。そういった印象のキャラクターであれば、あえて「ゲーム・オブ・スローンズ」を観ない、調べないという状態で物語に没入していく方が、より印象深くなるのではないかと、自分なりに組み立てて演じました。
釘宮:お互い役柄的にも、それがハマっているような気もしますね。
杉田:だとしたら嬉しいです。
──ダンクとエッグ、それぞれ演じたキャラクターの印象、演じる上で意識した点を教えてください。
杉田:ダンクは見た目で分かりやすく、体が大きい人です。それゆえに、基本的には相手に対して目線が下げて話すかな、言葉をかける時に相手のことを考えずに話した方が周りから浮くかな、と考えつつ、でもエッグに対しては優しさや相手を慮る感情が自然と出ている方がより優しいなと思いました。不自然なことを自然にやる、矛盾しているけど、うまく合わされば一番良くなる。ダンクらしさはそこにあるのではないかと、常に考えながら演じています。
釘宮:その優しさがとても滲み出ていて、エッグを演じながら温かい気持ちになります。エッグはまだ幼い少年なので、ダンクとの身長差がかなりあります。画面の中で見ると、ダンクが馬を連れて歩いている時「人ってこんなに大きかったかな」と思ったり、エッグと並んだ時に「この身長差は一体どうなってるんだろう」と気になってしまいます。ダンクに話しかけるには、かなり大きな声を出さないと、物理的な距離があるのではないか、などと考えながら演じています。実際に映像が出来上がっているので、それをヒントに見ながら演じられますし、音楽や効果音も全て入っていて、その空気感を感じながら演じられるというのが、とても楽しいです。いつも躍動感の中で演じています。物語が進むと、エッグが「●●家なんだ!」といった嬉しさや驚きもありながら、髪型の謎も解けて心が躍りました。
杉田:ただの「マルコメ君」なわけがないですからね(笑)。
釘宮:訳あってのことですから。
杉田:訳あってですよ。やんごとなき人なんです。今後が楽しみですね。
──他作品でも共演の多いお二人ですが、本作でのダンクとエッグの掛け合いはいかがでしたか?
杉田:吹替だから何か違う、などは感じないですね。今まで現場で積み上げてきた信頼が簡単に揺らぐことはないと思っていますし、現場に行った瞬間から作品に入れます。僕ら以外にも、各話のゲストで来る方々が「この現場は入りやすいし、分かりやすいな」と思ってくれたら幸いだと捉えています。
釘宮:本当に若い頃からの積み重ねがたくさんあるので、ダンクとエッグが初めて出会う時、その絶大な信頼感や安心感が漏れ出ないよう、出会いの瞬間から新鮮な気持ちで演じることを意識していました。
──戦いの前線に立つ騎士、そして騎士の補佐や見習いをする従士。ご自身を当てはめるとしたらどちらのタイプでしょうか?
杉田:役者、声優として働くことは、騎士の立場に近いと言えば近いのかなと僕は思います。
釘宮:私は、逆に「従士」という印象があります。サポートする側でしょうか。
杉田:脇を固める、ということですね。サッカーで言えば、ストライカーになることもあれば、守備もできるみたいな。
釘宮:どちらも兼ね備えているかもしれないね。
杉田:作品や入る器によって立ち位置が変わるのも、役者・声優の面白いところであり魅力だと捉えています。だから、その時々によって変わる。騎士の要素もあれば従士でもある、ハイブリッドかな。
釘宮:確かに。
── 本作の吹替収録で楽しかったエピソード、印象に残っているシーンはありますか?
杉田:「ガヤ」と言って、群衆が騒いでいる様子や、お祭りで楽しんでいる笑い声や、試合を応援する声などをみんなで録るのですが、そういう時に一緒になってすごい大きな声を上げる、頑張ってくれる仲間たちが好きになります。「頼りになるな、嬉しいな。もがちゃん(最上嗣生)、間宮くん(間宮康弘)、ありがとう」って。もっと若くて頑張ってくれる人、例えば江頭くん(江頭宏哉)なんかがそこにくると、「おっ、頼りにしてるよ」「あるがとうございます」となって、自然と絆が深まっていきますね。
釘宮:私もそういったガヤのシーンは楽しいですが、他にも好きなシーンがたくさんあります。第1話のラストで寝ているシーンがとてもほっこりしていて。少しだけ繋がりが見つかり始め、関係値が深まっていく最初の一歩のように感じられ、お気に入りのシーンです。
杉田:互いのいいところを自然と称え合える関係性が、少し見えるんですよね、あそこで。星になぞらえたりして。
──普段、動画配信サービスでどういった作品を観ますか?
杉田:今はサブスク大戦争で、いろんなものがあるじゃないですか。U-NEXTさんは意外と他サービスで配信が終了した作品や、僕が好きな「モキュメンタリー」というジャンルを配信してくれるんです。だから、「他がやらないことを割とやるな」と思っています(笑)。アニメも、ふとした時に観たくなったりするので、そういう時によく観ますね。仕事だからとかじゃなく、完全に趣味です。
釘宮:独占配信がとても多いですよね。
杉田:増えてきましたね、近年。
釘宮:私は「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズを全て観ると決めているので、しばらくはこの作品にかかりっきりですが、終わったら様々な作品を観たいと思っています。
── 最後に、配信を楽しみに待っている皆様へ一言お願いいたします。
杉田:吹き替えは吹き替えとして、しっかり収録していますが、元の原音や字幕も一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。入り口は入りやすく、分かりやすい方がいいと思ってるので、これを機会に「ゲーム・オブ・スローンズ」を始め、シリーズを楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。
釘宮:これまで「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズをご覧いただいた方も、今回初めてご覧になるという方も、みなさんに楽しんでいただける作品になっています。最初は嫌だと感じた人でも、いずれ好きになっていくこともあります。そんな過程も楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。

【あらすじ】
ターガリエン家の激しい王位継承争いが終わり、一時の平穏を保つウェスタロス。師のサー・アーランを失い放浪するダンクは、騎士として生計を立てるため、馬上槍試合への出場を目指し旅に出る。王家が集うアッシュフォードの試合会場へ向かう道中、ダンクは坊主頭の少年エッグと出会うが、少年はダンクの従士になることを志願し…。人々から“最後のドラゴン”の記憶が消えていない七王国で出会ったダンクとエッグ、2人を待ち受ける強大な敵と、過酷な宿命とは?
「ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ」
配信情報:U-NEXTにて独占配信中
字幕版:2026年1月19日(月)第1話配信(以降毎週1話ずつ配信、全6話)
日本語吹替版:2026年2月23日(月・祝)全6話一挙配信
【スタッフ】
原作:ジョージ・R・R・マーティン (「七王国の騎士」)
脚本・製作総指揮:ジョージ・R・R・マーティン
監督:オーウェン・ハリス、サラ・アディナ・スミス
【キャスト】
ダンク/サー・ダンカン役:ピーター・クラフィ/吹替:杉田智和
エッグ役:デクスター・ソル・アンセル/吹替:釘宮理恵
ベイラー・ターガリエン役:バーティ・カーヴェル/吹替:てらそままさき
メイカー・ターガリエン役:サム・スプルエル/吹替:志村知幸
エリオン・ターガリエン役:フィン・ベネット/吹替:仲村宗悟
デイロン・ターガリエン役:ヘンリー・アシュトン/吹替:小野大輔
ライオネル・バラシオン役:ダニエル・イングス/吹替:咲野俊介
タンセル役:タンジン・クロフォード/吹替:Lynn
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