映画『唄う六人の女』が地域にもたらした変化を見つめる
2022年5月16日、「自然との共生」をテーマに石橋義正 監督の映画「唄う六人の女」の撮影が、今もなお、原生的な森林が存在する、京都府南丹市を中心に始まった。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きはじめこの映画に期待する地元住民の協力を得ながら、撮影は進んでいく。
その期待は、映画で町を変えようとする市役所職員、映画で地域を盛り上げようする住民たちの心を動かした。
しかし、予定していた計画の中止、撮影中のトラブルなど不測の事態が人々に襲いかかる。そこから、伝えたい思い。叶えたい願い。が垣間見えた。
映画は、なにを生み出せたのだろうか。1本の映画を通じて、“自然と”“人と”“街と”“時代と”共に生きる人たちを追いかけた1年半の記録。
石橋義正監督、竹野内豊・山田孝之主演の映画『唄う六人の女』が地域にもたらした変化や反応を、撮影から上映まで約一年半にわたって記録したドキュメンタリー映画『WITH』。一本の映画が地域と人々にどのような影響を与えたのか、その足跡を追いながら、地域の未来に向けた歩みを静かに描き出している。京都や奈良で撮影された『唄う六人の女』は、原生的な森林を舞台に「自然との共生」をテーマに据えた作品として注目され、地域社会との結びつきの中で制作された経緯があった。本作では、その撮影時から映画祭に至るまでの市役所職員、関係者の姿を記録している。
ナレーションは、映画『唄う六人の女』にも出演した津田寛治。制作陣が強く希望して実現したもので、映画と地域を結ぶ存在として、物語に深い余韻を与えている。
タイトル『WITH』が示すのは、地域の人たちが「協力する立場」ではなく、「共につくりあげる存在」であるということ。映画を通じた地域活性に取り組む南丹市を中心に、奈良県郡山市や宇陀市でも、映画を契機に、自らの暮らしや地域のあり方を問い直す動きが見られた。石橋監督の掲げた「共生」というテーマは自然と人間の関係にとどまらず、人と地域、人と人との関係性にも深く結びついている。『WITH』は、そのテーマを背景に、地域社会の中で映画がどのように共鳴し、人々の意識や行動に変化をもたらしていったのかを見つめる作品となっている。
<清水大志監督コメント>
唄う六人の女が掲げた「共生」というテーマは、自然との関係だけでなく、人と街との関係にも通じており、本作の主題とも重なっていきました。映画や映像に興味のある方や、地域や自然に携わる方だけでなく、普段こうしたテーマに触れる機会が少ない方にも、ぜひ、それぞれの立場や視点から、このドキュメンタリーに触れていただけたら嬉しいです。
これまで日本デンマーク映画祭、東京ドキュメンタリー映画祭にて一足先に上映されていたが、劇場での一般上映は今回が初めてで、限られた日程での限定上映となっている。清水大志監督ら製作者が各回登壇予定のほか、3月21日(京都)には『唄う六人の女』の石橋義正監督も登壇予定。なお、3月7日には撮影地の京都府南丹市で、市制20周年記念上映会として上映される。
【東京】
日程:2026年3月14日(日)・15日(月)
会場:アップリンク吉祥寺 (東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5-1 パルコ地下2階)
劇場HP:https://joji.uplink.co.jp/
【京都】
日程:2026年3月21日(土)・22日(日)
会場:アップリンク京都(京都府京都市中京区場之町586-2 新風館 地下1階)
劇場HP:https://kyoto.uplink.co.jp/
【チケット販売スケジュール】
2月24日(火)22:00~ アップリンク会員先行販売(オンライン)
2月25日(水)10:00~ 一般販売(オンライン・劇場窓口)
※詳細は各劇場公式サイトをご確認ください。
ドキュメンタリー映画『WITH』
監督・撮影・編集:清水大志
出演:南丹市プロジェクトチームのみなさま/ピアッツァホテル奈良のみなさま/石橋義正/映画「唄う大人の女」キャストのみなさま
ナレーション:津田寛治
主題歌:JYOCHO「はじめからすべて知っている」(No Big Deal Records)
配給:and pictures、ナカチカピクチャーズ
©2026 映画「WITH」製作委員会


