アメコミ映画ファンも嬉しい!岡本多緒さんのカンヌ受賞
まずは岡本多緒さんの、2026年カンヌ国際映画祭コンペティション部門での最優秀女優賞受賞(『急に具合が悪くなる』での受賞)に心から敬意を表します。岡本多緒さんはTAOさん名義で『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)のヒロインのマリコ役、そして『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)でルーサーの秘書マーシー・グレイブス役とマーベルとDC映画に出演した日本人女優。さらにマッツ・ミケルセン主演のドラマ「ハンニバル」にも出演。ジャンル映画・ドラマで活躍されていました。ウルヴァリンを助けたあのマリコさんがカンヌを制したわけで、このニュースを聞いてとても嬉しかったです。またMCUとかDCユニバースの映画にも出て欲しい。
近年トップ級に怖い&グロい!ブラムハウスの『THE MUMMY』
さて、この号が出ている段階では、劇場での公開は終わっていると思いますが『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』はここ数年のホラーの中ではトップ級のグロさ・怖さ。ザ・マミー=ミイラ物ですが『エクソシスト』『死霊のはらわた』『死霊館』をごちゃまぜにしたような怒涛の展開になります。映画館で観逃がした方は、配信が始まったらぜひご覧ください。
この映画が嬉しかったのは久しぶりに怖いブラムハウスが堪能できたこと。本作の製作はジェイソン・ブラム率いるブラムハウス。ここ最近のブラムハウス・ホラーは確かに面白いんですが、ちょっとライトユーザー寄りでした。しかし、本作はそうした軽さのない重いホラーです。この感じならブラムハウスが作る新たな“エクソシスト”映画(なんとスカーレット・ヨハンソン出演!)にも期待できそう。
さらにブラムハウス製作で全米で大ヒットとなった話題のホラー『オブセッション 災愛』の日本公開(7月17日)も決定。恋愛をテーマにしたホラーなので“最愛”でなく“災愛”という邦題はセンスがある!ブラムハウスの復調はホラー好きにとって嬉しいです。
同じデスゲーム物でも全く味付けの違う2作品
いわゆるオカルト物やモンスター映画ではありませんが『ロングウォーク』(6月26日日本公開)も大変怖い作品でした。スティーヴン・キング原作のディストピア&デスゲーム物。近未来の超軍事国家となったアメリカ。ここではロングウォークというイベントが人気です。50人の若者(少年)が参加。参加者はただひたすら歩く。しかし途中で休んだり脱落したらその場で射殺。最後の一人になるまでこの行進は続けられます。最後まで生き延びるとすごい報償を得られる。他のデスゲーム物のようになにかイベントチックな仕掛け/アトラクションが用意されているわけではない。参加者同士が殺し合うサバイバル・バトルはない。ただひたすら歩く、落伍したら撃たれる。すごくシンプルな故、緊張感が漂います。
本作のヴィランであり、この残酷なゲームを取り仕切る“少佐”をマーク・ハミルが演じます。『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』を観て、自分がどんなにスター・ウォーズ好きか確認した次の日にこの映画の試写に参加。かつての英雄ルークがここでは恐ろしい人になっていました。

「スター・ウォーズ」ルーク役のマーク・ハミルが『ロングウォーク』ではド悪役に
配給:クロックワークス ©2025 Lions Gate Films Inc.All Rights Reserved.
デスゲーム物といえば『レディ・オア・ノット2』の日本公開(8月14日)が決定。『2』からもわかるように続編。日本ではビデオスルーだった前作は、ある名家に嫁いだ女性が婚礼の日の夜に、その一族の謎の儀式=命がけの鬼ごっこに参加する、というものです。豪邸の中で夫側の家族と殺し合いをするという、ぶっとんだ内容でホラーファンの間で話題となり、待望の続編が製作。夫側の一族を倒したものの今度は血縁関係にある親族一同とまたデスゲームをやらねばならない!ここに主人公の妹も巻き込まれさらに戦いはエスカレート。理不尽な掟・因習に立ち向かう姉妹の姿が爽快です。
監督は前作と『アビゲイル』も手掛けたマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットのコンビ。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のフィル・ロード&クリス・ミラー、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』のルッソ兄弟といい、最近ではコンビ監督がいい作品を作っていますね!
『ロングウォーク』
全国公開中
アメリカ/2025年/1時間48分/クロックワークス配給
監督/フランシス・ローレンス
出演/クーパー・ホフマン、デヴィッド・ジョンソン、チャーリー・プラマー、ベン・ウォン、マーク・ハミル
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