2026年2月に開催された【クロード・シャブロル傑作選】が好評につき第2弾が決定。今回の上映作品は全国的な公開は日本初となる『ヴィオレット・ノジエール』『ベティ』、そしてサスペンスドラマの傑作『沈黙の女』。2026年8月28日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマリス、Morc阿佐ヶ谷ほか全国順次公開となる。

『ヴィオレット・ノジエール』『ベティ』『沈黙の女』公開!

ヌーヴェルヴァーグの幕開けを告げた『美しきセルジュ』(58)以降、毎年のように作品を発表、サスペンスやミステリーの巨匠として、長きにわたってフランス映画を代表する映画監督として一線で活動したクロード・シャブロル。今年2月には『女鹿』『不貞の女』『肉屋』が公開され、その圧倒的な面白さを再発見する映画ファンが続出。第二弾となる特集上映【クロード・シャブロル傑作選 vol.2】では、“悪意の眼”が輝く彼の作品群のなかでも、とくに容赦のない伝説的な3本をラインナップした。

まず、両親を毒殺した少女の実話に基づく『ヴィオレット・ノジエール』。18歳のあやうい少女ヴィオレットをキャリア初期のイザベル・ユペールが凄まじい存在感で演じる。続くは「メグレ警部」シリーズをはじめとするフランスを代表する作家、ジョルジュ・シムノンの同名小説を映像化した『ベティ』。アルコールに溺れる若い女性ベティと彼女を保護するローラの交流を描いた幻の怪作で、ベティを演じるのは名優ジャン=ルイ・トランティニャンの娘マリー・トランティニャン、ローラ役にはシャブロル映画に欠かせない名女優ステファーヌ・オードラン。『ヴィオレット・ノジエール』と『ベティ』は特集上映をのぞき、日本初公開となる。最後は「ロウフィールド館の惨劇」という副題で1996年に日本公開され、フランス映画史上屈指のサスペンスとして名高いハードコアな傑作『沈黙の女』。イザベル・ユペールとサンドリーヌ・ボネールという現代フランス映画界を代表する女優ふたりが共演し、揃って第52回ヴェネチア国際映画祭の優秀女優賞に輝いた。

今回のビジュアルには『沈黙の女』のユペールとボネールのスチールがデザインされ、「正義よ おびえろ。悪徳よ 燃えろ。」というキャッチコピーが添えられている。また、8月21日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAにて前回の特集上映でラインナップされた、『女鹿』『不貞の女』『肉屋』も1週間限定公開決定。
女性たちを核にすえ、彼女たちの心理に踏み込み、人間の運命に悪がどのようにして生まれるかを冷静に洞察したシャブロルの映画。その危険な魅力を堪能したい。

『ヴィオレット・ノジエール』
Violette Nozière 日本初公開
1978年 / 124分 / カラー
脚本:オディール・バルスキ、エルヴェ・ブロンベルジェ、フレデリック・グランデル 製作:ウジェーヌ・レピシエ、ドニ・エロー 撮影:ジャン・ラビエ 編集:イヴ・ラングロワ 音楽:ピエール・ヤンセン
出演:イザベル・ユペール、ステファーヌ・オードラン、ジャン・カルメ、リサ・ラングロワ
© 1977 – Filmel Production / Edition René Chateau.

画像1: 『ヴィオレット・ノジエール』『ベティ』『沈黙の女』公開!

1933年に実の両親を毒殺した罪で死刑判決となるも恩赦をうけ釈放され、シュルレアリストたちのミューズとなった実在の少女、ヴィオレット・ノジエールの心理に踏みこむシャブロル監督の代表作。家庭で窮屈な思いをしながら、外で不品行な行動を重ねるあやうく繊細な18歳のヴィオレットをキャリア初期のイザベル・ユペールが完璧な存在感で演じ、第31回カンヌ国際映画祭で女優賞を獲得した。『女鹿』『不貞の女』『肉屋』のステファーヌ・オードランがヴィオレットの母親役にふんする。

『ベティ』
Betty 日本初公開
1992年 / 103分 / カラー
原作:ジョルジュ・シムノン 脚本:クロード・シャブロル 製作:マリン・カルミッツ 撮影:ベルナール・ジツェルマン 編集:モニーク・ファルドゥリ 音楽:マチュー・シャブロル
出演:マリー・トランティニャン、ステファーヌ・オードラン、ジャン・フランソワ=ガロー
©︎MK2

画像2: 『ヴィオレット・ノジエール』『ベティ』『沈黙の女』公開!

アルコールに溺れる若い女性ベティは、ある日「穴」という名のレストランで中年女性ローラと知り合う。ローラはベティの面倒を見ることに決め、自分が泊まっているホテルの隣の部屋に彼女を連れていく。日を重ねるごとにベティはローラに自身の結婚生活や“奔放”になった過去を回想するが…。原作は「メグレ警部」シリーズをはじめとするフランスを代表する作家であり、シャブロルが偏愛したジョルジュ・シムノンの同名小説。ベティを演じるのは名優ジャン=ルイ・トランティニャンの娘、マリー・トランティニャン。

『沈黙の女』
La Cérémonie
1995年 / 111分 / カラー
原作:ルース・レンデル 脚本:クロード・シャブロル、カロリーヌ・エリアシェフ 製作:マリン・カルミッツ 撮影:ベルナール・ジツェルマン 編集:モニーク・ファルドゥリ 音楽:マチュー・シャブロル
出演:イザベル・ユペール、サンドリーヌ・ボネール、ジャクリーヌ・ビセット、ジャン=ピエール・カッセル
©︎MK2

画像3: 『ヴィオレット・ノジエール』『ベティ』『沈黙の女』公開!

裕福な一家に家政婦として雇われたソフィー。真面目に働くソフィーだが、実は彼女には絶対に知られたくない秘密があった。ある日、ソフィーは郵便局員の奔放なジャンヌと出会い、二人は友情を育む。そんな中、一家にソフィーの秘密が発覚してしまい…。皮肉にもコンプレックスを刺激してしまう人間の善意、一度舵を切ったら止まることがない敵意、悪で結ばれた女二人のよるべない姿を冷徹にとらえた大傑作。主演のボネールとユペールは揃って第52回ヴェネチア国際映画祭の女優賞に輝いた。

※全作デジタルリマスター版での上映
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

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