巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルの伝説的映画を4Kデジタルリマスター版で公開。『ギャング 4Kデジタルリマスター版』が2026年11月27日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマリスほか全国順次公開決定。

『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

友情、名誉、忠誠、裏切りといった男たちの美学を生涯描き続け、ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに愛され、サム・ペキンパー、ジョン・ウー、ジョニー・トー、北野武ら世界中の映画人にも多大な影響を与えた、ジャン゠ピエール・メルヴィル監督。メルヴィル作品の最高峰との誉れ高く、アラン・ドロンが絶賛してメルヴィルとの仕事を切望、次作『サムライ』へと結実したといわれる伝説的な映画が、4Kの美しい映像でスクリーンに甦る。日本公開時に30分もカットされるという憂き目に遭い、その後もVHS販売のみ、特別上映を除いて長らく鑑賞が困難だった大傑作、それがこの『ギャング 4Kデジタルリマスター版』だ。この度11/27(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマリスほか全国順次公開が決定した。

画像1: 『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

殺獄した大物ギャングのギュを演じるのは、その特異な風貌で『墓場なき野郎ども』、『冒険者たち』、『シシリアン』など多くの暗黒犯罪映画で活躍した大スター、リノ・ヴァンチュラ。本作では「最後の大勝負」に出る壮年のギャングを悲哀と男気たっぷりに熱演。ほか、『悪魔のような女』、『ル・ジタン』のポール・ムーリッス、『穴』、『パリから来た殺し屋』のミシェル・コンスタンタンほかいぶし銀の俳優たちが顔をそろえる。

画像2: 『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

この度、2丁拳銃を携えたリノ・ヴァンチュラ演じるギュを大きくデザインした4K版のメインビジュアルが解禁。また、列車に飛び乗るギュや、ビジュアルでもフィーチャーされている2丁拳銃のシーンが描かれている特報も解禁された。

画像3: 『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

裏世界で生きることの孤独、老いることの哀愁。冷酷なサスペンスと、燃えるような興奮、そして切ない愛が繊細に描き出された、闇に生きる者たちの抒情詩『ギャング』。多くのファンに愛され待ち望まれてきた、映画史に残る真の大物が、満を持して4Kデジタルリマスター版で帰ってくる!

画像: 『ギャング 4Kデジタルリマスター版』特報映像 youtu.be

『ギャング 4Kデジタルリマスター版』特報映像

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【山田宏一(映画評論家)のコメント】
『ギャング』(原題は『第二の息吹き』)。
脱獄から逃走、強盗、殺し合いに至るまで、日付と時刻付のドキュメンタルな事件簿といった構成のギャング映画だ。
ギャング出身の作家、ジョゼ・ジョヴァンニの原作、フランス暗黒街映画の名匠ジャン=ピエール・メルヴィル監督の呪われた名作である。呪われた? なにしろ、2時間半の大作を30分もカットされて日本公開されたのだから。今回はもちろん完全版の上映である。

画像4: 『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

暗黒街の男たちが出入りするナイトクラブの、モノクロだが華麗な踊り子たち。
夜の世界とは対照的な白昼の山道の壮烈な襲撃シーン。
組織の男たちと一匹狼のにらみ合い。
脱獄したものの獄中でぐっと老けこんだリノ・ヴァンチュラの老醜と哀愁が入れ混じってにじむギャングの肖像。
第二の息吹きはよみがえるのか。
一途に待ちつづけ、老いてなお美しいクリスチーヌ・ファブレガの心意気の情婦。
血なまぐさい仁義なき闘争の果てに、老いらくのふたりのそこはかとない愛の讃歌に終わる粋な幕切れ。
いんちきな罠にかけられて仲間を売ったという汚名をそそぐために仕返しの告白書を書かせて殺した相手の仲間の殺し屋どもと命がけで射ち合うリノ・ヴァンチュラを見て、警部のポール・ムーリッスがそれまでの執念の犯人追跡を忘れたかのような人情ぶりを見せるところもある。
人間関係がややこしくて長すぎる観もあるのだが、その長めの複雑さがまさに暗黒街の組織の一筋縄では行かないおそろしさの反映でもあるのだろう。アメリカのギャング映画などとはまた一味違う残虐性や凄味のある傑作と言いたい一篇だ。

画像5: 『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

【あらすじ】
大物ギャングでありながら、誰よりも仁義を重んじるギュスターブ・ミンダ、通称ギュが脱獄し、元情婦のマヌーシュの住む暗黒街に帰ってきた。マヌーシュと仲間のアルバンの世話になるギュだったが、辣腕のブロ警部が執拗に彼を追う。危険が迫る中、ギュは新しい生活のために、最後の大きな賭けを決意する…。

画像6: 『サムライ』『仁義』ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品

『ギャング 4Kデジタルリマスター版』
監督・脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル 原作:ジョゼ・ジョヴァンニ 音楽:ベルナール・ジェラール 撮影:マルセル・コンブ
出演:リノ・ヴァンチュラ、ポール・ムーリッス、レイモン・ペルグラン、クリスティーヌ・ファブレガ、ミシェル・コンスタンタン
フランス / 1966年 / 150分 / モノクロ
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

©1966 Edition René Chateau.

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