(撮影/奥田耕平 取材・文/左藤豊)
――まずは、本作への出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。
今年も演技のお仕事を一つはできたらいいなと思っていたので、お話を聞いたときはうれしかったです。私はグループ(日向坂46)外で主演をするのは初めてなので、“3人主演”という部分でも楽しみな気持ちでいっぱいでした。
――周囲からの反響は?
(日向坂46の)メンバーがドラマの予告を見て「絶対見るね!」と連絡をしてくれました。「すごい楽しそうな顔をしてる」って言われました(笑)。
――基さん・落合さんと共演してみて、印象は?
落合さんは芸歴が長いこともあり余裕が見えて、すごいなと思いました。私はそれほどドラマ出演経験が多くないので、落合さんが大きな背中を見せてくれてとても頼もしかったですし、だんだん3人の空気感が出来上がっていったことで私も「こうやってみよう」と自分から動けるようになりました。
――初対面からすぐに打ち解けられましたか?
私は人見知りなので、最初の顔合わせのときは全然顔を見られなくて……。でも私からご挨拶に伺いました。落合さんは私が日向坂46だということを知らなかったみたいで。私がCDをお渡したら「へぇ、歌ってるんだ」という反応だったので「はい、日向坂です」と答えたら「え! 日向坂なんだ!」って(笑)。その反応がすごく新鮮でした。そして基さんは挨拶でCDをもらうのが初めてだったらしく、喜んでくださいました!
――ところで本作は“お悩み解決エンターテインメント”という触れ込みですが、佐々木さん自身は悩みを相談する側と相談される側、どちらが多いですか?
私はあまり人に相談しないので、どちらかというと相談されるほうが多いかもしれないです。
――相談されるのは日向坂46の後輩メンバーから?
はい、でもそんなに多くはないですよ。後輩も加入して何年も経っていますし、悩み相談って感じではなくて。落ち込んでいる子に「大丈夫だよ」と励ますぐらいかな?
――後輩といえば、日向坂46には新たに4期生12名が加入しました。今後、新メンバーから相談を受けることもきっとあると思います。
確かに。最初はきっと悩むこともあると思うのでいろいろ教えたいなって思います! 4期生には2007年生まれの子がいたり、本当に若いですから。
――話すとジェネレーションギャップを感じたりするかも?
ジェネレーションギャップどころじゃないでしょうね。ここまで年齢差があるともはや“別モノ”というか(笑)。でもちょっと気は早いかもしれないけど、次世代として将来の日向坂46を背負っていってほしいなと思っています。
――では最後に、本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
たくさん迷いながら役を作ったので、私自身もすごく思い入れがある作品です。笑えるところがたくさんありつつ、生きていく上での学びもあるので、まずは軽い気持ちで「ちょっと見てみようかな?」みたいな感じで見てもらえたら。そしてドラマにハマってもらって、ぜひ来年の舞台も観に来てほしいです!
ドラマ『ぴーすおぶけーき』
毎週火曜 深夜25時29分~25時59分(日本テレビ)
地方の新興住宅地・虹見ヶ丘団地群に暮らす、歳も性格もバラバラな3人=下田くん(基俊介/IMPACTors)、中村氏(佐々木美玲/日向坂46)、上原先輩(落合モトキ)。3人のおバカな幼馴染みたちが、悩める人々を救う!? ゆるゆるな3人の脱線トークで、固定観念を打ち破るお悩み解決エンターテイメント!