アイドルグループ「SKE48」卒業後、ソロとして初となるシングル「鍵の在処(ありか)」を8月16日に配信リリースした古畑奈和が、新たな世界観の一面を垣間見る作品として作詞を手がけた最新シングル「Dying liar / 幻影」を11月29日にリリースした。

自分が感じるものは大事にしていたいなと思っています

──8月に開催した1st LIVE「Moonlight parade」は、振り返るとどんな1日でしたか?

「SKE48を卒業して、初めてのライブではあったので、緊張はあったんですけど、“どういうライブにしていこうかな”って考えたものを実際にファンの皆さんの前で出せたというのはすごく嬉しかったですし、ステージから見る皆さんの顔、表情の一つ一つがすごく嬉しくて。今後も音楽活動する上での力になった日だなと思います」

──ライブのアンコールで、サプライズで流れた映像が、今回の新曲『Dying liar』のミュージックビデオ。ちょっとビックリするような内容の……。

「ちょっとグロテスクな(笑)」

──あのアイデアは自分発信?

「私です。こういう物語の流れにしたくてとか、ウサギを用意したくてっていう大本の考えを私がさせてもらって。そこから監督さんが手を入れ込んでくださったりとかして、あの作品が出来上がりました。監督さんがすごく寄り添ってくださる方で、しかも私より世界観を持ってる素晴らしい方だったんです。“もっと憎しみの表情で”っていうオーダーがいっぱいあったので、私も“ここまでいっちゃって大丈夫かな……”ってちょっと思いつつも、作品をもっとより良くするために、二人で考えながら進ませていただきました。世界観を表現するという点では、今の私にできる最大限のことをしたんではないかなとは思います。でも、ちょっと恥ずかしいです(笑)」

──新作では両楽曲とも作詞を手がけていますが、『Dying liar』で描きたかったものとは?

「『Dying liar』は、恋愛のドロドロした部分というか。相手の方に裏切られた主人公は、そのはまっている沼から抜け出さないといけない。だけど、自分から欲しくなっちゃって抜け出せない。そういうことを経て、最後は仕返しをしていくという復讐の物語になっています。それまでの主人公の過程、内側から出る憎しみだったり、引き返せないツラさ、痛みだったりとか、そういう複雑なものが混ざり合った物語で。ただ、最後は救われたいじゃないですか。なので、自分が強くなって仕返しをしてやるっていうほうに変わるという、一連の流れを物語にした感じの曲でございます」

──自分にないものを物語として仕上げたということ?

「そうです。自分にないものだったので、とにかく想像を膨らまして。特に影響を受けたのは、辛いものとか食べ物系です。なんか恋愛と通じるものあるんじゃないかと思って。やめたいのにやめられない。抜け出したいのに抜けられないというスパイラルが」

──日頃からいろんなものにイマジネーションが掻き立てられるんですか?

「自分が感じるものは大事にしていたいなと思っています。人から与えられた感情はもちろん、そこから湧き上がる感情もあるし、痛みもそうだし。それこそ、風の音、匂いとか、花びらが散っててとかも覚えておくと、こういう歌詞を書きたいなと思った時に、それが自分の頭の中で一枚の写真や映像として思い出される。ただ、人間ってどうしても忘れてしまうものなので、メモに残したり、自分がその時思った感情をノートに記しておくっていうことはしています」

画像: 撮影/久保田司

撮影/久保田司

自分の曲が支えになれるんだったら嬉しいなって思っています

──『幻影』は、『Dying liar』とは異なる曲調で、ある意味、より気持ちを込めやすい曲だったのかなと思ったんですけど。

「これはダイレクトに私の気持ちを投影した歌詞になっています。見えない未来とかに漠然とした不安って、誰しもが抱えると思うんです。それがどんどん自分の中で肥大化していっちゃって、どんどん深いところにいって。そういう気持ちを文字に起こさせてもらいました。ただ、自分もその時は救われたかったので、最後は少し明るい希望を持たせたいと思って、「誰かのための〝幸せ〟になりたい」という願望を入れました。誰かのためにこの歌詞が救いになったらいいなと思って」

──沈んでいるだけの歌詞じゃないんですよね。

「そうですね。明るい未来へ行くために、沈む時間って必要だと思っていて。本当に深いところに行く時って、自分は一人なんじゃないかなって思う瞬間が、ある人はあると思うんです。そういう時に、少しでも寄り添えたら嬉しい。それが私の生きる意味になるし、この歌詞の登場人物もそうなんだから、下にいるのは自分一人じゃないんだなって思ってもらえたら嬉しいなって思います」

──聴く人のためにも書いているし、自分自身のためにも書いている。

「私、今まで生きてきて、こんなに何もかもが見えなくなるって、初めてだったんです。だから、“この感情って本当に今しかないものなんだ”と思って。自分が苦しめば苦しむほど、人にやさしくなれるから、この痛みが誰かのために役立つ時が来たらいいなと思って、未来の自分のためにも、この感情を書き残したいと思いました」

──自分の感情を歌詞というものに仕上げて、作品として発表するということに、照れはありません?

「以前は、自分の内側を見せるというのが苦手なほうではあったので、多少の照れはあったんですけど、今はそれが救いになれるのなら誇らしいことだなって思い始めて。前回の楽曲を出した時に、ファンの方から“こういう気持ち、自分にもあった”という感想とかをいただいて、一人にでも刺さったら嬉しいんだって思えるようになったんです。これが万人に刺さるかといったらわからないけど、この世の中の誰かたった一人にでも、自分の曲が支えになれるんだったら嬉しいなって思っています」

──この楽曲を当然、披露するであろうライブが12月に開催されます。

「今回は「REAL」というタイトルを付けさせてもらったんですけど、自分の中の心の内側だったり、素だったり、本性みたいなものをギュギュッと詰め込んで解放していけるライブになったらいいなと思っていて。なので、『幻影』もそうなんですけど、ファンの皆さんには、より近い私の内側を見ることになるというか、今の私の姿を感じられるライブになるのではないかなと思っています」

──ライブの開催日は12月17日と22日。ほぼクリスマスの時期ですよね。今年のクリスマスはどう過ごしそうですか。

「去年はファンの皆さんと、生配信のイベントをして過ごさせてもらってたんです。今年はお仕事が入っているみたいで。でも、クリスマスらしいことはしたいですね。それをすることによって、新しいアイデアも生まれると思うので。ケーキを食べるとか外のキラキラした雰囲気を感じてみるとかしてみようかな」

──クリスマスソングが生まれるかもしれないし。

「作りたいですね。クリスマス時期にライブがあるってなったら、ファンの方も“これ絶対歌うな”ってなりますもんね」

画像: 自分の曲が支えになれるんだったら嬉しいなって思っています

PROFILE

古畑奈和 NAO FURUHATA

1996年9月15日生まれ。愛知県出身
2022年9月に約11年在籍していた「SKE48」卒業後、ソロアーティスト、女優として活動中。ゾーイ役として出演しているTVアニメ「絆のアリル」セカンドシーズン(テレビ東京ほか)が放送中。

・リリース情報
「Dying liar/幻影」
2023年11月29日 配信
https://lit.link/furuhatanao

「Furuhata Nao LIVE2023-REAL-」
2023年12月17日(日)神奈川 SUPERNOVA KAWASAKI
<1部>開場 13:15 / 開演 14:00
<2部>開場 17:15 / 開演 18:00
2023年12月22日(金)愛知 名古屋 ReNY limited
開場 17:00 / 開演 18:00

・古畑奈和リンクインバイオ
 https://lit.link/furuhatanao

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画像: 古畑奈和:
シングル「Dying liar / 幻影」インタビュー

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