監督を務めるのは、タイタンでマネージャーを務めるかたわら、2020年に製作した長編作品『実りゆく』が第63回ブルーリボン賞の作品賞にノミネートされた八木順一朗。
主人公を取り巻く個性的な面々の中、本作が映画初出演となる菅井友香が出演する。岐阜県・関市のPRと怪獣映画への愛に溢れた“怪獣エンタテインメント”が誕生しました!
(撮影・取材・文/BIG ONE GIRLS編集部)
――吉田は清水ミチコさん演じる市長の秘書でしたが、清水さんとご一緒した感想は?
市長の直属の部下の役だったのでドキドキしていました。市長は吉田に厳しく注意するので、内心、吉田としてはハラハラしていました。初めて清水さんにご挨拶した時、とても優しくて。いつも、現場では、ユーモアで盛り上げてくださって「かっこいいな」と思っていました。
――菅井さんは監督にかなり質問されていたようですね。
監督が吉田の喋り方や声のトーンにこだわってくださっていました。普段の私より低いトーンでハキハキ喋るような女性とアドバイスをいただいていたので、確認の形でお聞きしていました。また、吉田から笑顔が出るタイミングも大切にされていて、都度、監督が心境を教えてくださる形で一緒にチェックしていました。
――役柄で苦労した点はありましたか?
普段の自分とはまったく違う女性というのを意識していました。自分自身でもこだわることができたので、嬉しいチャレンジでした。
――大変だったシーンは?
やっぱり清水さんとのシーンは緊張しましたね。印象的だったのは、劇中映画のシーンや怪獣になれたことです(笑)。自分じゃない何かになることに憧れていて、着ぐるみを着るのも夢だったので、叶って嬉しかったです(笑)。
――着ぐるみはいかがでした?
着ぐるみの隙間から見える景色が面白かったです。自分は見えてるけど、相手が見ていることに気づいていないのが楽しかったです(笑)。どういう手の形や動きをすると面白いのか、周りの方にお聞きして試すのも楽しかったです!
――物語が吉田をきっかけに動いているように感じました。うっかりデータを消してしまうとか……。菅井さん自身が大失敗をした時は、どうやって乗り越えてますか?
自分はトラブルに弱い部分もあるのですが、実は、過去に似たようなことをやってしまったのを思い出すようなシーンを演じたんです。卒業論文を提出直前にデータを消してしまったことがありました。その時は人生終わったなと……。大学を4年間で卒業することを条件に芸能活動をしていたので、家のソファで大泣きしてしまいました。すると、母が「何泣いてるの!」と背中を叩いて、諦めずに母がパソコンの画面に向き合って、エンターキーを押し続けていて……。その時、私はすでに諦めていたんですが、急に画面が戻って、少しずつデータが修復されたんですよ!「何が起こってるんだ?」と信じられない気持ちで見ていたんですが、諦めないことは大事なんだな、奇跡って起こるんだなって母から教えてもらいました。私もすぐに嘆かないで、できることをチャレンジし続けることが大事なんだなと思いました。
――吉田とほぼ同じ経験をしたんですね(笑)。
あの時の気持ちは忘れていないので、私も吉田という役に運命を感じました。
――吉田は鬼市長と観光課と板挟みでした。菅井さん自身、板挟みになってもがいたことってありますか?
グループのキャプテンをしていた時は、いわゆる中間管理職のような難しさを感じました。メンバーの気持ちもスタッフさんの気持ちも両方、すごく分かるような状況でした。行き詰まった時には、自分はどういう役割ができるんだろうと悩むことが多かったです。だから、そういう役割をされている方の凄さや大変さを知ることができる時間になりました。
――どうやって乗り越えました?
スタッフさんに「一人でも二人でも、理解してくれる子を増やしていくと良いよ」とアドバイスを受けて、そこから思ったことをため込まずに自分の弱みは見せていくようになりました。それから、気持ちも軽くなり、ちょっとずつ変わっていけたように思えます。
――映画の中のぐんぴぃさんの街頭インタビューやご本人がブレイクしたきっかけとなった「バキバキ〇〇」ですが。菅井さんがご自身に「バキバキ〇〇です」というキャッチフレーズを付けるとしたら?
今、お寿司やお刺身など、生の海鮮の美味しさに目覚めてます。健康にもダイエットにもいいと聞いて、お刺身を食べることに幸せを感じています。
――では、しいて言うなら「バキバキ刺身ヤロウ!」ですか?
確かに(笑)。いいですね、そのコピー(笑)。夜ごはんは「お刺身ヤロウ!」です(笑)。
――特に美味しかったものは?
貝類が好きなんですけど、お寿司でハマグリをいただきまして。ハマグリのお刺身をご飯に乗せて戴くことがなかなかなかったので、美味しさにびっくりです。
――最後に菅井さん流のこの映画の楽しみ方をアピールしてください。
どんな気持ちの時もすっと入ってくる映画です。楽しい気持ちにもなれて、うるっとする部分もある作品です。一歩踏み出したい時に、この映画を観ると、いい意味で、色んなことをぶっ壊してくれる作品だと私は思っています。勇気が欲しい時、『怪獣ヤロウ!』が力を届けてくれると思います。
<プロフィール>
菅井友香
1995年11月29日生まれ、東京都出身。
<主な出演作>
ドラマ「チェイサーゲーム」シリーズ(24年)
ドラマ「ビジネス婚-好きになったら離婚します-」(24年)
舞台『つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」』(23年)
舞台「赤ひげ」(23年)
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【応募締切]】
2025年2月6日(木)23:59まで
怪獣ヤロウ!
1月24日(金)岐阜県先行公開
1月31日(金)全国公開
<STORY>
岐阜県関市。市役所の観光課に務める山田一郎(ぐんぴぃ)はある日、市長から〝ご当地映画〟の製作を命じられる。しかしどこにでもある〝凡庸なご当地映画〟に疑念を持った山田は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉の製作を思いつく!いつも失敗ばかりでダメな自分を変えるため!パッとしない故郷を変えるため!怪獣で、全部をぶっ壊す!!しかしその想いは、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく...!果たして山田は、夢だった〈怪獣映画〉を完成させることができるのか!?
出演:ぐんぴぃ
菅井友香 手塚とおる 三戸なつめ
平山浩行 田中要次 麿赤兒 清水ミチコ
監督・脚本:八木順一朗
配給:彩プロ