NMB48が10月9日、デビュー15周年を迎えた。劇場公演「天使のユートピア公演」終演後には、次期キャプテンを決めるメンバー投開票が行われ、2018年にドラフト3期生として加入し、8年目になる塩月希依音(しおつき・けいと)が三代目キャプテンに選出された。
画像1: ©NMB48

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2代目キャプテンとして約7年にわたりグループをけん引してきた小嶋花梨が11月に卒業を控えるなか、「大阪から世界へ」を掲げるNMB48は新たな体制へ。今回の選出には塩月のほか、池田典愛、西田帆花、西島梨央、三鴨くるみ、中川朋香の6人が立候補した。開票では、前キャプテンの小嶋花梨を除き、投票権をもつ在籍メンバー46名が順にステージで投票用紙に記入し、投票。最も獲得票数が多かったメンバーの名前のみを発表した。

その結果、1位を獲得した塩月。劇場の金子支配人から名前を呼ばれると、深々と一礼し、「今は実感がわかないのですが、今回こうして投票してくださったメンバーに改めてお礼を言いたいと思います。ファンの皆様の期待に応えられるよう精一杯頑張っていきたいと思います。頑張ります!」 と挨拶。続いて 金子支配人より 任命証が渡され、新キャプテンに就任となった 。

同時に、小嶋がキャプテンを退任。小嶋は、立候補したメンバーに向け「ありがとう」と感謝の気持ちを表し、その勇気を称えた。「今日をもって私はキャプテンを辞します。私も約7年間、お世話になりました。この7年間はコロナ禍もあって、全く進めず苦しい期間もありましたが、(山本)彩さんからいただいたキャプテン期間の7年を、今日まで無事に守り続けることができたので、本当に良かったなと思っています」と小嶋。そして、「希依音は、自分を犠牲にすることなく楽しんで、メンバーみんなと新しいNMB48を作ってくれることを応援しています!」とエールを送った 。

画像2: ©NMB48

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最後に改めてメッセージを求められると、塩月は笑顔で次のように話す。「立候補期間、目標として掲げてきた大阪城ホールを目指すという夢に向かって、本格的にここから進み始めたいと思います。この夢に向かうためには、私からワークライフバランスという言葉を取って、働いて、働いて、働いて、働いて参りますので、これからどうぞよろしくお願いします!」

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前日にビジュアルが公開され話題を呼んだ塩月の“人生初”金髪ショートカット姿もステージで初お披露目。新時代を象徴するような大胆なイメチェンは、安部若菜が「後ろから見るとイケメンオーラが出ている」と話すように、メンバーやファンからも好評の様子。15周年を迎えたNMB48は、節目の日に新キャプテンのもと、16年目のスタートを切った。

塩月希依音が新キャプテンとしての意気込みを語る

――新キャプテン就任の挨拶では、高市早苗さんのスピーチを引用されていました 。

塩月:高市さんのスピーチに本当に感動して、「私が今やりたいことはこれだ!」と すごく思ったのですが、みんなを「働かせる」というよりかは、一緒に作っていくのがアイドルかなと思うので 、ファンの方とか、メンバー、スタッフさんとこれから一緒に作っていくために、私が一番働きたいと思っています 。立候補した時点でNMB48に全てを捧げると自分の中 で決めていたので、NMB48のことだけを考えるような1年にしたいと思っています。

――逆に、それだけ危機感もお持ちということでしょうか?

塩月:そうですね。NMB48の15周年は、良くも悪くも変化があって、波乱の年になるという思いがあって。それこそ、これまでNMB48を作ってくださった先輩方が一気に卒業されて、グループの中心は加入して2、3年目のメンバーが多いので、そんな中で今までのNMB48をつないでいかなきゃということを考えると、8年目になる私は重要な役割になると思っていました。私が約8年間、NMB48で活動しているからこそ、後輩のみんなやファンの方に残せる思いとか、伝えられるものとかがあるのではないかなと思っています。

――前任の小嶋さんは長い間キャプテンをやっていましたが、期間は1年とのことで。

塩月:そうですね。一旦は1年で。

――1年は全力という感じなのか、それとも1年やって、その先も見ながら という感じなのか。

塩月:今のところは、この1年に全てを詰め込む気持ちです。私の場合は性格上、長い目で見ると、いろんなことが不安になったり、キャプテンの責任感やプレッシャーを感じすぎて、なかなか動き出せなくなると思います。任期を1年と決めきることで、目標や自分の理想に追いつかなきゃいけないと焦りも出てくると思うので、今のところは1年と考えています。

画像: ©NMB48 囲み取材に対応する塩月希依音

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囲み取材に対応する塩月希依音

――大阪城ホール(での公演)という目標は、この1年で達成したいとお考えですか?

塩月:16周年を迎えるときに大阪城ホールに立っていたいというのが私の気持ちです。口で言うのは簡単なことですが、実現させるのが本当に大変で、難しいと思います。でも、そうやってみんなで大きい目標を立てると、その過程でみんなが頑張ると思うし、同じ方向を向けば力が一つに集中して、今まで以上にそれぞれの力を発揮する 1 年になるのではないかなと思っています。みんなで大阪城ホールを目指すグループになりたいと思います。

――金髪ショートにした理由や決意は?

塩月:私の中ではアイドルは黒髪・ロングだと思っていたのですが、これまでのキャプテンのお二人もショートカットということもあって。その思いと、新曲のプロモーションもあって、2週間くらい前にばっさり切りました。髪の長さも人生で一番短いですし、これまで髪の色を染めたこともありませんでした。メンバーからも「かっこいい」と言われて嬉しいです。最初はみんなびっくりしていました。

――ご自身の姿をご覧になっていかがですか?

塩月:自分とは思えないですね。でも、かっこいいイメージになったかなと思います。

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