堤幸彦監督が、「クローズド・ノート」「検察側の罪人」の雫井脩介原作による小説「望み」を映画化し、キャストに堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶を迎えた最新作となる『望み』。
高校生の息子が消えたその日、同級生が殺された。幸せだった家族の日常は一変する。息子は犯人なのか。それとも、もう1人の被害者なのか?極限の家族愛を描く、サスペンス・エンタテインメント。
建築デザイナーの石川一登(かずと)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻の貴代美や子供たちと幸せな毎日を送っていた。その日常は、ある日突然一変する。高1の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。連絡が途絶えた息子は、事件への関与を疑われていく。しかし、もう一人殺されているという噂が流れたことから、被害者である可能性が出てくる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か?究極のシチュエーションに置かれた石川家を待ち受ける、衝撃のラストとはー
主人公の一登を演じるのは、これまで数々の映画賞を受賞し、痛快なコメディ作品から文芸大作の舞台もこなす堤真一。世間に何と言われようと、息子の無実を信じ、家族の幸せを必死で守る父親を大熱演。妻・貴代美を演じるのは、堤幸彦監督とは『悼む人』以来2度目のタッグとなる石田ゆり子。悲しみで崩れそうになりながらも、息子の運命を背負う覚悟を決める母親を繊細に演じる。長男・規士(ただし)役には、ドラマ「中学聖日記」で大ブレイク、今年は4本の映画出演を予定している岡田健史。殺人犯か被害者か、究極の運命を左右する重要な役どころを体当たりで演じる。そして、長女・雅(みやび)役を演じるのは、21年度前期 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインに決定し、世間から熱い注目を集めている清原果耶。明るくしっかり者で、兄を家族として心配しながらも、将来への不安で押しつぶされそうになる妹を演じている。その他、事件の真相を暴こうと石川家に近づく週刊誌の記者・内藤役を松田翔太、事件を捜査する刑事・寺沼役に加藤雅也、貴代美の母・扶美子役に市毛良枝、そして一登の取引先である建設会社の社長・高山役に竜雷太が出演する。
STORY
一級建築士の石川一登(いしかわかずと)とフリー校正者の妻・貴代美(きよみ)は、一登がデザインを手掛けた邸宅で、高校生の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に幸せに暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来遊び仲間が増え、無断外泊が多くなっていた。受験を控えた雅は、志望校合格を目指し、毎日塾通いに励んでいた。冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、 連絡すら途絶えてしまう。翌日、一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、同級生が殺害されたというニュースが流れる。警察の調べによると、規士が事件へ関与している可能性が高いという。行方不明者は三人。そのうち犯人だと見られる逃走中の少年は二人。息子は犯人なのか、それとももう一人の被害者なのか。
映画『望み』
2020年10月全国公開
出演
堤真一 石田ゆり子 岡田健史 清原果耶 加藤雅也 市毛良枝 松田翔太 竜雷太
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介「望み」(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
© 2020「望み」製作委員会
配給:KADOKAWA
公式 Twitter@nozomimovie