大人気中国アニメ『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』の日本語吹替版が、11月7日(土)より全国公開となり、声優陣がプレミア舞台挨拶に登壇した。

中国アニメの代表であり大ヒットシリーズの『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) 』。
11月7日より『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』が公開となった。
本作は中国のアニメ監督、アニメーターの MTJJ 及び寒木春華(HMCH)スタジオが制作したアニメ作品を、日本語吹替版としてアニプレックス制作、チームジョイの共同配給で公開している。
個性豊かなキャラクターたちに命を吹き込むのは、人間に住む場所 を追われた黒猫の妖精シャオヘイを花澤香菜、そこに手を差し伸べる植物を自在に操る妖精:フーシーを櫻井孝宏、人間でありながら最強の執行人 であるムゲンを宮野真守が演じている。
さらに、シューファイ役に斉藤壮馬、ロジュ役に松岡禎丞、テンフー役に杉田智和、シュイ役に豊崎愛生、ナタ役水瀬いのり、 キュウ爺役にチョー、館長役に大塚芳忠、花の妖精役に宇垣美里ら声優陣が出演している。

11月7日のプレミア舞台挨拶には、花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏が登壇し、舞台挨拶の模様は全国132劇場にライブビューイング中継された。MCを務めたのは、花の妖精役で本作に参加している宇垣美里。

製作秘話

コロナウイルス感染防止のため一人ずつアフレコ行った本作。
この舞台挨拶で初めて3人が揃うことになり、 感想を聞かれた花澤は「なんか私人見知りしちゃって(笑)ドキドキしちゃって(笑)さっきも控室で櫻井に“フーシーのあの最後のとことかよか
ったです”とかガチガチになりながらしゃべっちゃって、なんか気持ち悪いな私って(笑)」 とコメント。
宮野は「特に会ってた三人だったからね(笑)不思議な感じがしましたね」と。

字幕版を初めて観た感想

花澤は「本当にすっごいクオリティですよね!バババババって!本当にどうやって作ったんだろって。あとはギャグシーンの間とかも素晴らしくてね、 どうやって演じようかなって思ってました」と振り返る。
櫻井は「やっぱバトルシーンがね!ムゲンが強いからな~(笑)私はフーシーを勝たせてあげたかったんですよ (笑)珍しく必死な櫻井でした」と回答。
宮野は「日本のアニメが海外に影響与えてんのかな〜って、勝手に思ってて。それに声優さんのキャストの演技も素晴らしくて、あとは原音のキャストのバトルシーンの声にあれ俺の声似てない?とか思ったりしてました(笑)」

吹き替え版について

宮野「とにかく花澤香菜のシャオヘイがかわいすぎる!」
花澤「シャオヘイは本当にかわいい!ハードルが高かったんですよ〜(笑)」
宮野「あとは櫻井さんがよう立ちはだかるな〜って(笑)」
櫻井「本当にね。いつもうまくいかないんだけど(笑)」
花澤「吹替と言えば宇垣さんもね〜私は宇垣さんのこと大好きなんですよ!シャオヘイがはじめて人間の世界で生き生きと生きている妖精の役なので宇垣さんにピッタリだな〜って」
宇垣「もうその言葉だけで...!冥途の土産にします(笑)」

おすすめのシーン

宮野「やっぱラスト!師匠〜って!もう泣けちゃうよ。あのラストシーンでシャオヘイが顔をうずめたまま終わるのが新しいなって思って、それもまたいいなって思いましたね」

花澤「戦闘中にムゲンがシャオヘイの乱れた襟をパッパッって直すところが好きで、あのやさしさ がたまらないなって」

一同「わかる〜!」

吹替時に気を付けたこと

花澤「シャオヘイは物語の中でどんどん価値観が変わ っていく存在なんですけど、自分でちゃんと選んで行ってるんだぞっていうところは意識しましたね」
宮野「ムゲンは本当に優しい人なんですけど、それを 見せないというか平穏を求めるがための自己犠牲だったりとか、そこに対してブレずに向かっていける精神力とか温かい感情がムゲンにあるなって感じてい ましたし、あとは香菜ちゃんとペアになるといつも不幸せになるんですが(笑)今回は幸せ終われてよかったなって思いました!」
櫻井「私は それを眺めていましたが、フーシーはシャオヘイにわかってもらおうと演説するシーンがあるんですけど、その結果シャオヘイにでっかい疑問を投げかけられて しまうシーンがあるんですが、その辺りのシーンはすごく印象に残っていますね」

シャオヘイの成長物語であることにちなみ、最近成長したこと

花澤「いやー本当に衰退ばっかだなって(笑)だって筋肉 痛が二日後に来るんですよ!(笑)でも、逆に次の日には来ないぞという余裕(笑)そのポジティブさは成長!(笑)」
宮野「僕は本当に この状況の中で、エンタメがどうなるんだって。僕も色々な講演が中止になったりとかしていたんですが、最近二人芝居というものをやりまして!そこでこん なにセリフが覚えられるんだ!とか、これを成長だなってこれを経験して強くなったなって思いますね」
櫻井「最近ウイスキーを嗜むようになりまして。昼間っから飲んじゃったりとかして(笑)昔は全然わからなかった微妙な味が楽しめるようになったりとかは成長ですかね(笑)」

MTJJ 監督からのメッセージ

「羅小黒戦記の日本語版ができる日が来るとは思っていませんでした。しかも声優さんも僕の好きな方たち ばかりで。感無量です。日本の皆さん見に来てくれてありがとう。楽しんでいただけたら嬉しいです」

最後にキャストからメッセージ

櫻井「本日は映画館に来ていただきありがとうございます。この作品は童心に返って楽しめた作品でした。王道のストーリーで普遍的なテーマで、観終 わった後に希望が残る作品でした。こういう形でみなさんに直接お会いできて嬉しかったです。本日はありがとうございました」

宮野「なによりもすごく 楽しかったです!久しぶりにこんなに楽しく話せました。みなさんに劇場で見ていただけるようになって本当に安心しています。僕らにとってはこういう状況 下で作った作品なんですが、副題になっている“ぼくが選ぶ未来”が今の状況にもすごくつながってくるなと思いましたし、この作品がみなさんがなにか考え るきっかけになったり、希望を持ってもらえるような作品になればいいなと思います。今日は本当にありがとうございました」

花澤「シャオヘイは色々な 周りの変化に柔軟に対応しつつも、自分の心に素直に進んでいると思います。今のこの状況で色々な新しい不安が多い世の中だと思うんですけど、で も彼が歩んでいった未来は明るいと思うし、そういう明るいメッセージをみなさんが受けってくれていたら嬉しいなと思います。字幕版からこの作品が好きな 方はたくさんいると思いますが、吹替版になってまた一人でも多くの人にこの作品が届けばいいなと思います。今日は本当にありがとうございました」

宇垣「改めてこのような素晴らしい作品をみなさまにお届けすることができて本当に嬉しく思います。大迫力のアクションシーンにかわいらしくて魅力的なキ ャラクターたち、きっと日本のみなさまに愛していただけると思います。是非何度も見返して反芻していただいてそのメッセージを受け取っていただければなと思います」

キャストらの舞台は大盛況で幕を閉じた。

STORY

人間たちの自然破壊により、多くの妖精たちが居場所を失っていた。森が開発され、居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイ。そこに手を差し伸べたのは同じ妖精のフーシーだった。フーシーは シャオヘイを仲間に加え、住処である人里から遠く離れた島へと案内する。その島に、人間でありながら最強の執行人ムゲンが現れる。フーシーたちの不穏な動きを察知し、捕えにきたのだ。 戦いの中、シャオヘイはムゲンに捕まってしまう。 なんとか逃れたフーシーたちはシャオヘイの奪還を誓い、かねてから計画していた「ある作戦」を始める。一方、ムゲンはシャオヘイとともに、人と共存する妖精たちが暮らす会館を目指す。シャ オヘイは、新たな居場所を見つけることができるのか。そして、人と妖精の未来は、果たして――

映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』

大ヒット上映中

原作/監督:MTJJ
プロデューサー:叢芳氷、馬文卓
副監督:顧傑
脚本:MTJJ、彭可欣、風息神涙
作画監督:馮志爽、李根、周達炜、程暁榕、鄭立剛
美術監督:潘婧
撮影監督:梁爽
3D 監督:周冠旭
音響監督:皇貞季
音楽:孫玉鏡
制作会社:北京寒木春華動画技術有限公司
<日本語吹替版>音響監督:岩浪美和
音響制作:グロービジョン
配給:アニプレックス、チームジョイ

シャオヘイ:花澤香菜
ムゲン:宮野真守
フーシー:櫻井孝宏

公式サイト:https://luoxiaohei-movie.com/ 公式 Twitter:@heicat_movie_jp

(C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

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