映画『君は彼方』松本穂香、瀬戸利樹、夏木マリ、竹中直人、土屋アンナら映画の舞台・池袋でジャパンプレミア開催

完成を記念して松本穂香、瀬戸利樹、土屋アンナ、大谷育江、木本武宏（TKO）、竹中直人、夏木マリが、映画の舞台・池袋に集結した。

めまぐるしく変化をみせる街・池袋。芸術、映画、そしてマンガ・アニメーションの街として新しさの中に、どこか懐かしいレトロな部分も持ち合わせている地を舞台に描かれる青春ファンタジー作品となる本作。監督・脚本・原作を務めるのは、長編劇場アニメーション作品が本作で初となる瀬名快伸。監督・脚本だけでなくマンガの執筆、「刹界エイトレイド」では主人公の声優も担当するなど、マルチな才能で活躍を見せる新進気鋭の監督だ。

努力や面倒なことが嫌いで日々を何となく生きている主人公・澪（みお）を演じたのは、実力派女優・松本穂香。澪の幼馴染の新（あらた）を演じたのは、ブレイク若手俳優の登竜門「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーブレイブ役を演じ、子供だけでなく幅広い年齢層から支持を得ている俳優・瀬戸利樹の２人が声優を務める。

アニメーションの新たな聖地と評されたことを記念して、高野 豊島区長から聖地認定の「ときわ荘クリスタルオブジェ」が授与されたほか、アフレコ時のエピソードなどキャスト陣、監督から語られた。

映画にも登場する IKEBUS に乗ってイベント会場に登場したキャスト陣と監督。

冒頭の挨拶

夏木マリ「また、おばあちゃん役をやらせていただきました。今日は私の地元の池袋で皆さんにお会い出来てハッピーです！」

竹中直人「監督の指示の元、テンション上げて、もっと、もっとと...貧血を起こすぐらい役を務めさせていただきました」

木本武宏「スタジオに入って監督から細かい指示はなく、木本さんと分からないようにだけしてくださいと。いかに自分を覚えてもらうことしか考えてないのに(笑)」

まもなく公開、公開を控えての心境

松本穂香「とても緊張しています。夏木さんや土屋さん、木本さんは今日が初めましてだったので...」
木本武宏「仲いい感じにやらんでええのね (笑)」

瀬戸利樹「去年、この作品に参加できると聞いてから、やっとお披露目できるのが嬉しいのと、この豪華なメンバーの中に立てることを光栄に思います」

松本穂香、瀬戸利樹 お互いの印象

松本穂香「（瀬戸利樹が）イケイケな方なのかなと思っていましたが、天然さんなのか、抜けたところがあったりして、人見知りな私でもすぐに仲良くなれました！」

瀬戸利樹「（松本穂香は）大人っぽくてクールな方と思っていたら、不思議でつかめない方でした(笑)」

主人公の澪の「どうせ無理だろう」と言う口癖にちなんで

ーー壁にぶつかったときにどう乗り越えてきましたか？

夏木マリ「10代、20代の時は (上手くいかなくて)ふてくされて仕事してました。たっぷり時間があると思わないで、夢に向かって動いてほしい！」

大谷育江「自分の中に刻んでいる言葉があって“1日1ミリでも前に進めば、1年で36.5センチ前に進めると思って、昨日の自分に負けないように1ミリだけ前に進もう”と 皆さんに届けばいいなと思います」

瀬戸利樹「大谷さんが言ったとおり、00.1センチ..でしたっけ？1ミリ！1ミリずつ進んでいきたいなと思います！」

竹中直人「僕は10代、20代のときは遠い昔過ぎて全覚えてないっていうか〜」（若者言葉風）木本武宏「なんで赤ちゃん返りしてるんですか(笑)」

“思いを伝えることの大切さ”がテーマ

夏木マリ「映画ファンの方、『鬼滅の刃』を見た方に。ぜひこの映画をみてもらいたいと。見なきゃならない映画です！」

土屋アンナ「夢がない、先が見えないと言う方もいると思います。絶対そんなことはないと思います。一瞬の時間ってこんなに切なくて、なくなっちゃうものだけど、大事にしないといけないんだと、この映画を見て思ってほしいです。だから見て！」

高野 豊島区長から聖地認定の「ときわ荘クリスタル オブジェ」授与

イベント終盤にさしかかると、本作がアニメーションの新たな聖地と評されたことを記念して、高野 豊島区長から聖地認定の「ときわ荘クリスタル オブジェ」が授与

松本穂香「電車のラッピングなどもやっていただいて、公開に向けて池袋全体で盛り上げていただいてありがたいです。これからもよろしくお願いいたします！」

高野区長「豊島区は昨年から中国と韓国と文化交流をしています。この2都市にこの作品を持っていきたいと思うほど、素晴らしい映画です！」

最後にメッセージ

瀬名監督「この映画は“想い”の映画です。すごい CG があるわけでも、派手なアクションがある わけでもありません。ですが、この豊島区に住んでいる普通の女の子が、人生を変えるために自分自身に全力で向き合う映画です。ぜひとも、スクリーンでご覧ください」

瀬戸利樹「大事な人、これからそういう人ができる人、そんな方に何か感じとってもらえると思います。ぜひ見てほしいです！」

松本穂香「瀬名監督や色んな人の気持ちを受け取って、自分なりに澪を演じさせていただきました。自分に自信を持てなかった澪が大切な人や好きなものに向き合っていく姿を見て、私自身、改めて大切なものについて考えることができました。いろんな人に届けば嬉しいなと思います」

STORY

澪（松本穂香）は幼馴染の新（瀬戸利樹）の事が気になっているが、気持ちを伝えられず微妙な関係を続けていた。ある日、些細な友人の言葉をきっかけに２人はケンカをしてしまう。澪は何とか仲直りをしようと雨の中を新の元へ向かう途中、交通事故に遭ってしまった。意識を取り戻した澪が目を開けると、そこには不思議な世界が広がっていた。