2020年12月25日に公開となる映画『ジョゼと虎と魚たち』。ダブル主演の中川大志と清原果耶が登壇の<公開直前クリスマスイベント>を12月18日都内劇場で行った。

本作の原作は、芥川賞作家・田辺聖子の代表作『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫刊)。
2003年に妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化されてきた。
今も根強い人気を誇る『ジョゼと虎と魚たち』が、劇場アニメとして、中川大志と清原果耶のW主演の2人を迎え12月25日(金)に公開される。

留学する夢のためにアルバイトに勤しむ大学生・恒夫を中川大志、可愛らしい見た目とは裏腹に口が悪い、車椅子のヒロイン・ジョゼを清原果耶が演じる。更に彼らを取り巻く主要キャラクターには、宮本侑芽、興津和幸、Lynn など豪華声優陣が顔を揃えた。

W 主演で本作の声優を務めた中川大志、清原果耶が登壇し、見どころや収録のエピソードなど語った。

見どころ

中川大志「完成したものを観て、自分が携わってできたことは、本当にちっぽけなことで、たくさんのアニメーターの方がこの映像を作り上げていて、その中の一人になれたことを誇りに思います。感動しましたし、是非大きなスクリーンで観ていただきたいです」

清原果耶「完成した映 像を観ながら、収録中、中川さんに引っ張って助けてもらいながらやっていたことを思い出しましたし、アニメーションが美しくて素直に感動しました」

自身が演じたキャラクターの印象や自身と似ている点

中川大志「僕が演じたのは鈴川恒夫という大学生の男の子なんですけど、年齢が自分と同い年の役ということで、これまで何度か声優のお仕事にチャレンジさせていた頂いた中では、一番自分に近い等身大のキャラクター なのかなと思いました。監督も僕のインタビューを受けている映像を観て、“この声は恒夫に合うのではないか”ということで選んでいただいたというお話も聞いたので、演じる上では割と普段の話し方のトーンに近い感じを意識して演じました。共感できる部分も沢山ありましたね。負けず嫌いなところや、やると決めたことはやり通したいところとか、ジョゼがギャップのある女の子なんですけど、僕もギャップに弱いので(笑)その部分も共感しましたね」

清原果耶「ジョゼは車椅子に乗っておばあちゃんと 2 人で生活をしている女の子で、少女らしい幼さが目立つ一方で 24歳らしい経験も積んでいるというキャラクターで、心を許している人には、わがままを言える女の子なんだなと。似ているなと思った部分は本が好きなところですね」

収録の思い出やエピソード

中川大志「2人で一緒に 2日間マイクを並べて収録をしました。2人のやりとりが多い映画なので、助かりましたね」

清原果耶「1人だけではイメージしきれない部分もあるので、実際に隣で中川さんが喋っている状況で収録できるのは有難いなぁと思ってやっていました」

中川大志「普段は体を使って演技をしている俳優が、声で演じる声優さん達の中に囲まれるのって、すごく不安だし怖いんですよ。今回はすごく安心感がありましたし、清原さんは改めてストイックだなと思いましたね。ジョゼが車椅子を降りて腕だけで進んで行くシーンがあるんですけど、息遣いを出すた めに清原さんが実際にスタジオのブースの中でほふく前進して、体を動かしてみてから収録を行っていたので」

清原果耶「ほふく前進の時の体の重みを息遣いで表現しなければいけないということで、ほふく前進できるスペースがブースの中にあったんですよ(笑)なのでほふく 前進してから録り直させてもらいました」

声でのお芝居と普段のお芝居の違いについて

中川大志「僕たちの仕事はアフレコブースで終わりですし、普段だったら僕一人で役は完結するんですけど、そうじゃなくて 1つのキャラクターを作り上げるのに何十人、何百人の方が関わっているのが大きな違いなのかなと。例えば同じテイクで同じセリフだったとしても、キャラクターの表情によって聞こえ方が変わってくる。1つのキャラクターの感情をたくさんの人で作り上げるというのは本当にすごいことだな と今回改めて感じましたね」

清原果耶「今回勉強させて頂けたことがたくさんあって、面が自分の顔じゃないので、収録の時はキャラクターがどう動くか 100%分かっていない状態で、私達は声を入れさせていただいているということで、多くの人で 1つのキャラ クターを作ることが大変だなとも思いましたし、そこにすごく愛情が溢れているなと思いました。キャラクターだけでなく背景も、風もそうだし、影もそうだし。ア ニメーション作品ってこんなに美しいものなんだと思えましたし、感謝の気持ちが膨らんでいきましたね」

作品の舞台は大阪

清原果耶は、関西弁のアフレコに挑戦。
清原果耶「普段お仕事で関西弁を求められることがあまりないので、不思議な感覚でした。地元に帰って使う関西弁とは違っていて、方言指導の方について頂いて、関西弁っぽく聞こえるポイントを聞きなが らやっていました」

中川大志「清原さんが関西弁を話しているイメージがあまりなかったので新鮮でしたし、ジョゼが普段周りに対して攻撃的な女の子なんですけど、いざ距離 が縮まってくると弱い部分とかも見せてくれるようになるんですね。なので僕は周りに対してワーっと言っているジョゼも好きなんですけど、ふとした時に見せる弱い関西弁、弱っている時の関西弁がすごいキュンとしましたね。ギャップですね(笑)」

清原果耶「演じていてもこのセリフ可愛いなと思う部分があったので、そういう健気さが見えるところも注目して欲しいです」

12月25日、クリスマスに劇場公開にちなみ、思い出に残っているクリスマスエピソード

中川大志「3 歳とか 4 歳の時だと思うんですけど、某魔法使い映画が大好きで空飛ぶほうきが欲しかったんです。それでいざクリスマスが来た時に明らかにほうきでは無いサイズの箱が玄関にあって、開けたら“絵の具セット”だったんです。それですごく泣き喚いた写真が残っていて。筆もほうきに近いこともないか...と思いつつ(笑)その絵の具セットは小学校の間使いましたね。今となってはいい思い出ですね」

清原果耶「小学生の時とかは家族 でケーキを作ったり、お肉を食べたりというのを毎年していました。プレゼントも嬉しかったですけど、家族皆でケーキを食べるというのが嬉しかった気がしますね」

【来年新しく挑戦したいこと】

本作では清原演じるジョゼと中川演じる恒夫と出会い、初めてのことをたくさん経験し、新しいことに挑戦していく姿が印象的な作品。

画像1: 【来年新しく挑戦したいこと】

ステージに飾られたクリスマスツリーに飾るオーナメントに書いて披露。
中川大志【日記を書く】

画像2: 【来年新しく挑戦したいこと】

「昔お世話になった小学校の先生に日記をつけろと言われていて、中々できていなくて。目まぐるしく時間が流れていくというのもありま すし、忘れっぽいので書き留めておきたいのと、この時こういう感情だったなというのが後々お芝居の役に立つかなと(笑)毎晩書こうかなと思ってます」

清原果耶【空手】

画像3: 【来年新しく挑戦したいこと】

「小学校 1 年生の時クラシックバレエを始めたんですけど、その時私は空手を習いたくて、気付いたら母親がバレエの教室に私を連れていって(笑) バレエもやって良かったなと思っているんですけど、機会があれば空手も経験してみたいなと思っています」

最後にメッセージ

中川大志「今年大変な 1 年でしたけども、映画館でゆっくりと癒されるような映画になっておりますので、是非ご覧頂ければと思います」

清原果耶「ジ ョゼと恒夫が出会って、繋がりっていいなと思わせてくれるシーンが描かれています。お 1 人でも大切な方とでも観て頂けたら嬉しいです」

あらすじ

趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻 する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイ トを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そん な中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが......。

映画『ジョゼと虎と魚たち』

12月25日[金] ロードショー

中川大志 清原果耶
宮本侑芽 興津和幸 Lynn 松寺千恵美 盛山晋太郎(見取り図) リリー(見取り図)

原作:田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫刊) 監督:タムラコータロー
アニメーション制作:ボンズ 主題歌・挿入歌:Eve「蒼のワルツ」/「心海」(TOY'S FACTORY)
配給:松竹/KADOKAWA
製作:『ジョゼと虎と魚たち』製作委員会
©2020SeikoTanabe/KADOKAWA/JoseeProject 公式HP:joseetora.jp
公式Twitter:joseetora_movie
公式Instagram:joseetora_movie

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