ドラマ『直ちゃんは小学三年生』杉野遥亮×渡邊圭祐インタビュー

――ちなみにお2人はどんな小学生時代を過ごされてきましたか？

杉野「僕は外で遊ぶのが好きだったので、ゲームとかはあまりしなかったです」

渡邊「僕もゲームはPlay Station2で止まってる」

杉野「とにかく高鬼、かくれんぼ、鬼ごっことか、外遊びばっかり。小学校高学年までやってました」

渡邊「僕は朝一でドッジボールをやってたよ。外で遊ぶほうが楽しいんだよね」

杉野「わかる！あとは学級委員長とかリレーの選手とか、なんでもかんでも経験したいみたいな子だった（笑）」

渡邊「リレーの選手はカッコいいよね」

杉野「カッコいいし、モテるんだよ！」

渡邊「（笑）」

――子供の頃の将来の夢はなんでしたか？

杉野「“俳優になる”って好きな子に言ったことがあります。でも、本気でそう思っていたわけではなくて、何となく言っていたような気もします。バスケをやっていたのでバスケットボール選手になりたいとか、そういう感じでした」

渡邊「僕はプロのバスケットボール選手にはなれないと思っていました。なんとなく現実というものを子供ながらに理解していたような気がします」

杉野「小学生でも意外と現実的に考えるし、気付いちゃうんだよね」

渡邊「そうなんだよね。僕は卒アルには“夢は考古学者になること”って書いてました。砂の中から昔の時代の物を見つけるなんてカッコいい仕事だなって。たぶん『ジュラシック・パーク』の影響だと思います（笑）」

杉野「単純だなぁ（笑）」

渡邊「昔も今も影響されやすいんだよね（笑）」

杉野「小学生の頃は俳優への憧れはなかったの？」

渡邊「20歳になるまで俳優になろうと思ったことは一度もないんだよね。キラキラした世界だし、憧れはあったと思うけど仙台にいたから芸能界は雲の上の世界というイメージが強くて。きっと東京に住んでいたら俳優という職業がもっと身近に感じられたのかもしれないね」

――お2人の小学生の頃のモテエピソード、バレンタインのエピソードをお聞かせください。

渡邊「バレンタインはこれまで貰ったことがほとんどなくて……」

杉野「わかる！バレンタインで20個とか30個貰ったと聞くとウソって思うよね」

渡邊「思う思う。遥ちゃんはこれまでに最高でいくつもらった？」

杉野「本命チョコを2個かな」

渡邊「モテてるじゃん（笑）！僕は1個もないよ」

杉野「ウソでしょ？あれじゃない？高嶺の花的な」

渡邊「いやいやホントに！でも1個自慢話していいですか？」

杉野「聞かせて！」

渡邊「小学六年生の時に、学年の女の子たち全員が僕のこと1回は好きになったことあるって聞いたことあるんだよね。これは本当に嬉しかった。15年前の話だけど（笑）」

杉野「それめっちゃパワーワードじゃん」

渡邊「だけどさ、それならもうちょっとバレンタインのチョコくれてもいいんじゃない？って（笑）」

杉野「もしかしたら女子同士で協定みたいなのを結んでたのかもしれないね。抜け駆けしてチョコをあげちゃダメみたいな。女の子たちは圭祐くんのどういうところに惹かれたと思う？」

渡邊「おちゃらけてたからなんじゃないかなって」

杉野「確かに小学生の頃って明るい子が人気あったかも。僕は中学生の頃は結構モテてたよ」

渡邊「おっ！めっちゃニヤニヤしてる（笑）」

杉野「だけど後輩からモテてたってだけで、僕の中身を知ってる人からはモテなかったね（笑）」

渡邊「なるほどね。中学生の頃ってさ、割と大人っぽい人が好きっていう女の子が多いじゃん。でも高校生からだんだん大人になっていくと今度はクールな見た目と可愛い内面とのギャップに魅力を感じ始めたりするじゃない？」

杉野「確かに」

渡邊「だからいま遥ちゃんめちゃくちゃモテてるんじゃない？」

杉野「どうだろう？でも人として魅力的ではありたいよね」

――では最後に、2021年はどんな年にしたいですか？

杉野「まずは『直ちゃんは小学三年生』を観ていただいて、自分に正直に生きるってすごくいいなと感じてもらえたら嬉しいです。僕もできるだけ自分に正直に生きていきたいです。あと、自分がいいと思う事を自信を持って発信できるようになれたらと思っています」

渡邊「僕は2021年も楽しく過ごせたらいいなと思っています。2020年は世界中が大変な状況になってしまった中で、ありがたいことにお仕事が充実していましたし、2021年は『直ちゃんは小学三年生』では素直な役柄を演じさせていただくことで良いスタートが切れたなという感じがあります。ただ“ロン毛”というアイデンティティが無くなったので、自分らしさをどう出していこうか悩んではいますね（笑）」

杉野「圭祐くんは髪を切ってもっとカッコ良くなったよ！」

渡邊「え～嬉しい！ありがとう！2021年は新しい顔を見せつつ、自分はどういう人間なのかを突き詰めていこうと思います」

杉野「そんな僕らが出演している『直ちゃんは小学三年生』ぜひ観てください！」

あらすじ

小学三年生の直ちゃん(杉野遥亮)は、金持ちで頭の良い少年・きんべ(渡邊圭祐)、貧乏でガサツな少年・てつちん(前原滉)、そして泣き虫の少年・山ちょ(竹原ピストル)といつも放課後を一緒に過ごしている。見慣れないも のを拾って大騒ぎしたり、些細なことで喧嘩したり......。「今」を一生懸命生きる彼らの日常を通して描かれる、少しブラックながらもどこかほっとするヒューマンコメディドラマ。

PROFILE

杉野遥亮　YOSUKE SUGINO

1995年9月18日生まれ、千葉県出身。

〈近年の主な出演作〉
ドラマ「新しい王様」（2019年）
映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』（2019年）
ドラマ「ミストレス～女たちの秘密～」（2019年）
映画『居眠り磐音』（2019年）
ドラマ「スカム」（2019年）
ドラマ「俺の話は長い」（2019年）
映画『羊とオオカミの恋と殺人』（2019年）
ドラマ「ハケンの品格」（2020年）
映画『水上のフライト』（2020年）
ドラマ「教場Ⅱ」（2021年1月3、4日放送）

〈待機作〉
ドラマ「バイプレイヤーズ〜名脇役の森の１００日間〜」（2021年1月8日放送）
ドラマ「アプリで恋する20の条件」（2021年1月10日放送）
映画『東京リベンジャーズ』（2021年7月公開）

渡邊圭祐　KEISUKE WATANABE

1993年11月21日生まれ、宮城県出身。

〈近年の主な出演作〉
ドラマ「仮面ライダージオウ」（2018-19年）
映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』（2019年）
ドラマ「love distance」(2020年)
ドラマ「恋はつづくよどこまでも」（2020年）
ドラマ「MIU404」（2020年）

〈待機作〉
映画『ブレイブ -群青戦記-』（2021年3月12日公開）