当初、有観客での舞台挨拶付きの上映会を予定していたが、新型コロナウィルスが日本国内で感染拡大している状況を鑑み、無観客のライブ配信へ変更となった。
完成報告会見には、本作の主演を務めた岩田剛典をはじめ、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン らメインキャストたちと、メガホンをとった佐藤祐市監督が登壇。
岩田剛典主演映画『名も無き世界のエンドロール』。岩田演じるキダと、共演の新田真剣佑演じるマコトは何よりも強い絆で結ばれた幼馴染み。2人は10年もの歳月をかけて、表と裏それぞれの社会でのしあがり、住む世界の違うある女性に近づき、プロポーズをしようとしていた。だが実はそれは、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった—。
原作は、行成薫の同名傑作小説(集英社文庫刊)。監督は『ストロベリーナイト』、『累‐かさね‐』などを手がけけてきた佐藤祐市。表裏一体のバディを演じるサスペンス・エンターテイメントだ。
冒頭の挨拶
岩田剛典「主演のキダ役を演じた岩田剛典です。本日は、世間の情勢もあるなか報道陣の方に集まって頂き感謝いたします。本来はお客様との開催でしたが、無観客での開催となってしまったことお詫びいたします。今日は配信もされるということで、画面の向こうの皆さんと繋がっている時間を精一杯楽しみたいと思います。よろしくお願 いします!」
新田真剣佑「マコトを演じた新田真剣佑です。今日は楽しんで行ってください!」
山田杏奈「いろいろお話でたらと思います。配信で見てくれている皆さんありがとうございます!」
中村アン「リサ役を演じた中村アンです!よろし くお願いします!」
各々が演じた役どころ
岩田剛典演じる裏社会に身を置く交渉屋として危ない橋を渡っていきながらもマコトと共に計画を遂行していくキダについて
岩田剛典「本当は心優しく穏やかな人物なんだけど、とある出来事をきっかけに人柄が丸ごと変わってしまう。“大人の時期”と“学生時代”のコントラストを表現できるように意識しました。(ブレザーを身に纏って)幼なじみを演じたまっけんと山田さんとの学生シーンは、一番年上だし(馴染めるか不安で)考え過ぎていましたが、現場に入ったら意外と違和感なく、初日に連絡先を交換したり、和気あいあいとした雰囲気の現場で 2人には感謝している」
岩田演じるキダと共に10年間の壮大な計画を進めていくマコトについて
新田真剣佑「10年前から現在が描かれていて、過去を明るく出来ればラストが生きてくると思ったので、10年前のシーンはスクリーンを見てくれている人を笑顔にできるように意識して演じてましたね」
キダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)の幼なじみで鍵を握るヒロイン・ヨッチについて
山田杏奈「私が演じるヨッチは、過去のパートにしか出ていないんですが、“衝撃のラスト”に深く関わっているのでヨッチという役を存在感のあるものにしたかったんです」
キダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)が10年の歳月をかけて近づこうとする高嶺の花の政治家令 嬢リサについて
中村アン「監督に撮影に入る前に『(演じきれるか)不安です!』と正直にお伝えしたんですけど『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』って言ってくださって、無事(撮影現場の)神戸に向かえました」
初共演の岩田剛典と新田真剣佑、お互いの印象は?
岩田剛典「まっけんは、イメージ通りの明るくて天真爛漫。撮影の最後の方には年の離れた兄弟のようだった」
新田真剣佑「クランクインし て間もないころに岩田さんに『すみません!岩ちゃんと呼ばせていもらってもいいですか!』とお話しして、それ以降ずっと“岩ちゃん”と呼ばせてもらってます」
舞台袖でのエピソード
佐藤祐市監督「さっき中村さんが『マスコミの皆さんを笑わそう!私が、今回の ニュースヘッドラインをかっさらう』って意気込んでてね」
中村アン「そう今日はお客さんがいないからマスコミの方を笑わそうって話したんだけど、誰も賛同してくれなくて(笑)」
キャッチコピーの「ラスト20分の真実」にちなんで、今年をどう締め括りたいか、 新年の抱負
中村アン〈ピアノを継続する〉
「元々習っていて、最近離れていたんですけど、また弾く機会があったので続けたいなと思って。集中力を高められるし、(自分は)アクティブなイメージがあるけど知的な雰囲気も出していきたいなと」
山田杏奈〈運動好きになる〉
「私、運動をするんですけど、なかなか運動が続かなくて...そもそも運動を好きにならなくちゃいけないんだと気付いて...、続けられるよう運動の魅力を見いだせたらなと...」
日頃から運動を続けている岩田と新田からアドバイス
岩田剛典「興味があるものから始めていけばいいんじゃないかな」
新田真剣佑「自分は目標をもってやることが大切だと思っていて、目標を持つのがいいんじゃないのかな」
新田真剣佑〈笑顔〉
「今年笑顔で終え るために仕事をひとつひとつ頑張る、という意味での笑顔です」
岩田剛典〈復活〉
「昨年から (新型コロナの影響で)各業界の皆さんが苦しい状況で、自分もエンタメの携わらせてもらっている中でグループ活動もしているので、ライブであったりお客様と同じ環境で楽しめるものがあまりできなくて、発信したいものを 100%では届けられない年でしたよね。まだ「復活」というには早いかもしれないけど、今年一年が終わるころには本当にエンタメ業界も復活して欲しいという希望を込めて“復活”にしました」
サプライズバースデー
岩田剛典&新田真剣佑「サプライズ がありまして...、せ〜の山田杏奈さん!お誕生日おめでとう!」
(1月8日(金)誕生日を迎える山田をサプライズでバースデーケーキならぬ、フラワーアートが贈られる)
山田杏奈「びっくりしました!(フラワー)かわいい!二十歳になります!(誕生日)前日だからな〜と思っていたんですけど、意外と誰も何も言ってくれなくてちょっと寂しいなと思ってたんです (笑)こうしてサプライズしてもらえて嬉しいです!ありがとうございます!」
最後にメッセージ
岩田剛典「本日は生配信をご覧いただきありがとうございます。脚本をいただいてからこの映画が公開される まで 2年近くあったのですが、間もなく皆さんにお届けできることうれしく思います。サスペンスではありますが、自分としては、究極の純愛ラブストーリーと思っています。ご覧いただく頂く方によって色んな受け取り方がある作品ですが、ぜひ劇場でご覧いただきたい作品なので大きなスクリーンでご覧頂ければと思います。今日はありがとうございました!」
STORY
クリスマス・イブの夜。日本中を巻き込んだ、ある壮大な計画が実行されようとしていた―。
複雑な家庭環境で育ち、さみしさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いな がら家族よりも大切な仲間となった。しかし20歳の時に、訳あってヨッチは 2人の元から突然いなくなってしまう。そんな彼らの元に、政治 家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。リサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。キダは 「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物 狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその理由を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。 以来、キダは〈交渉屋〉とし て、マコトは〈会社経営者〉として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプ ロポーズを決行しようとする。しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして 2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった─。
映画『名も無き世界のエンドロール』
2021 年 1 月 29 日(金) 全国ロードショー
■原作/行成薫「名も無き世界のエンドロール」(集英社文庫)
■監督/佐藤祐市(『ういらぶ。』、『累 –かさね-』 など)
■出演/岩田剛典 新田真剣佑 山田杏奈 中村アン / 石丸謙二郎 大友康平 柄本明
■主題歌/須田景凪「ゆるる」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)
■制作プロダクション/RIKI プロジェクト、共同テレビジョン
■配給/エイベックス・ピクチャーズ
©︎行成薫/集英社 ©︎映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
■公式サイト/www.namonaki.jp
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