日本映画大賞は、大森立嗣監督の「MOTHER マザー」が輝いた。日本映画優秀賞には「アンダードッグ」(武正晴監督)が受賞し、男優主演賞の森山未來、撮影賞の西村博光、録音賞の藤丸和徳、瀬川徹夫と合わせて最多の4冠を獲得した。
各受賞作品、受賞者は下記の通り。
★日本映画大賞 「MOTHER マザー」 (大森立嗣監督)
★日本映画優秀賞 「アンダードック」(武正晴監督)
★外国映画ベストワン賞 「パラサイト 半地下の家族」
★男優主演賞 森山未來「アンダードッグ」
★女優主演賞 水川あさみ「喜劇 愛妻物語」
★男優助演賞 宇野祥平「罪の声」
★女優助演賞 蒔田彩珠「朝が来る」
★スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑「
許された子どもたち」
★スポニチグランプリ新人賞(女性)佳山明「37セカンズ」
★監督賞 河瀬直美「朝が来る」
★脚本賞 丸山昇一「一度も撃ってません」
★撮影賞 西村博光「アンダードッグ」
★美術賞 磯見俊裕、露木恵美子「ばるぼら」
★音楽賞 渋谷慶一郎「ミッドナイトスワン」
★録音賞 藤丸和徳、瀬川徹夫 「アンダードッグ」
★アニメーション映画賞 「魔女見習いをさがして」 (佐藤順一、鎌谷悠監督)
★大藤信郎賞 「音楽」(岩井澤健治監督)
★ドキュメンタリー映画賞「れいわ一揆」 (原一男監督)
★TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門 「ミッドナイトスワン」
★TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 外国映画部門 「TENET テネット」
★田中絹代賞 梶芽衣子
★特別賞 大林恭子(映画プロデューサー)
毎日映画コンクール
毎日映画コンクールは 1946 年(昭和 21 年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く 伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、 幅広い部門を設けていることが特徴。
各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約 80 人が選考にかかわり、毎日映画コ ンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ている。
第 75 回となる今年度から表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」 での開催を予定しており、今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていく。
第 75回毎日映画コンクール
<対象作品>
2020 年 1 月 1 日から 12 月 31 日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。 (アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)
<表彰>
▽作品部門=日本映画大賞 日本映画優秀賞 外国映画ベストワン賞
▽俳優部門=男優主演賞 女優主演賞 男優助演賞 女優助演賞 スポニチグランプリ新人賞
▽スタッフ部門=監督賞 脚本賞 撮影賞 美術賞 音楽賞 録音賞
▽ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞
▽アニメーション部門=アニメーション映画賞 大藤信郎賞
▽TSUTAYA プレミアム映画ファン賞
▽田中絹代賞
▽特別賞
<表彰式> 2021年2月17日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)
主催 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
特別後援 カルチュア・コンビニエンス・クラブグループ(TSUTAYA、Tポイント・ジャパン)
後援 経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、 目黒区芸術文化振興財団
協賛 東急グループ、東日印刷/共催 目黒区/協力 ウォーターマン、エース、黒谷美術、芸游会、サッポロビール 下関市(山口県)、城西国際大学、Base KOM
<公式 HP>https://mainichi.jp/mfa/