1月29日(金)に全国ロードショーの綾野剛主演映画『ヤクザと家族 The Family』が、初日を迎え、キャスト、監督が舞台挨拶に登壇した。

主演の綾野剛と舘ひろしが初共演する『ヤクザと家族 The Family』。本作のメガホンをとったのは、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『新聞記者』の藤井道人監督だ。そして『新聞記者』のスタッフ陣も再集結した。

父を覚せい剤で失った過去を持つ広域指定暴力団の3次団体・柴咲組の組員である主人公・山本賢治を演じるのは、綾野剛。柴咲組の組長には綾野剛との初共演となる舘ひろしだ。
本作は、変わりゆく時代の中で排除されていく「ヤクザ」という存在を、抗争という目線からではなく、家族の目線から描いた物語だ。

1月29日(金)都内劇場にて行われた初日舞台挨拶に登壇したのは、初共演の綾野剛と舘ひろしをはじめ、磯村勇斗、小宮山莉渚、藤井道人監督の面々。この舞台挨拶の模様は、全国272劇場に向けて生中継された。

冒頭の挨拶

主演の綾野剛は、初日を迎えられたことに感無量の様子で喜びと感謝が述べると、 舘ひろし、磯村勇斗、小宮山莉渚、藤井道人監督も続けて挨拶。
綾野剛の娘役を演じた小宮山莉渚は、本作が映画初出演で、初舞台挨拶となったが、その様子に綾野剛はグッときたと語る。

ただのヤクザ映画ではなく家族や愛をテーマに

ただのヤクザ映画ではなく家族や愛をテーマにしていて「観て欲しい 1作品」と言われ評判になっていることを受けて

綾野剛「(確かに)大傑作だと言われるし、集大成なのは間違いない。最愛の作品です。客観的な言葉を聞いて(自分が映画に込めた)愛を受け取ってもらえたという感覚になりました。受け取ってもらえることが全てだし、渡しに行かなくても出会いにきてくれた、今の時代にただフィットしただけじゃないものがあると思うと、映画という家族に愛されて気がしています」

画像: ただのヤクザ映画ではなく家族や愛をテーマに

継承・つなぐ

公開日の舞台挨拶に登壇したキャストは、みな“意思を継ぎ、つなぐ”役どころ。
舘ひろし演じる組長は、綾野剛演じる賢治を息子のように愛し、賢治は磯村勇斗演じる翼へ、そして小宮山莉渚演じる彩へと思いを継承していく、という関係性と なっていることもあって、「継承」をテーマにトークが繰り広げられた。

綾野剛は、舘ひろしからもらったスーツをこの舞台挨拶で着ていることを明かした。

磯村勇斗「(綾野剛は)チャーミングで愛おしい兄貴。ラストの重要なシーンを演じられたのは、綾野演じる“ケン兄”との関係がそこまでにちゃんと出来上がっていたからだと思います」

画像: 継承・つなぐ

誰に観て欲しい映画なのか

綾野剛「今やっている作品の仲間です」

磯村勇斗「一人でも多くの人に見てもらいたいからみなさん」

小宮山莉渚「家族です」

画像1: 誰に観て欲しい映画なのか

藤井監督「会社の仲間」

画像2: 誰に観て欲しい映画なのか

舘ひろし「(一瞬目頭を押さえ)やっぱり天国にいる渡哲也さん。いつも褒めて、自信をつけてくれたから、今回も褒めてくれた気がするんです」

画像3: 誰に観て欲しい映画なのか

主演・綾野剛のサプライズバースデー

1月26日に39歳の誕生日を迎えた綾野剛をサプライズで映画のキャスト・スタッフ一 同で祝福。

39GO(Thank you GO)と書かれた花束を舘から進呈
舘ひろし「おめでとうございます。39歳なんてまだやりたい放題できる年だよね。いいな。今回はありがとうございました。綾野くんに引っ張られてできた映画ができました」

綾野剛「めちゃくちゃ嬉しいです」

最後にメッセージ

綾野剛「今週『花束みたいな恋をした』、『名も無き世界のエンドロール』も公開となりますが、いろんな作品と手と手を合わせて、皆さんの心を華やかにできるようなエンタテインメントを、映画を届けたいと思っています。その思いをくんで劇場に来てくださり、本当に心から感謝申し上げます。いつか、皆さんに自分から会いに行きます。またお目にかかれる日を楽しみにしています」

STORY

ただ、愛した。矛盾と不条理のこの世界で、全てを懸けて――。

1999年、父親を覚せい剤で失い、その日暮しの生活を送っている時に、柴咲組組長の危機を救っ た男・山本賢治(綾野剛)。自暴自棄になっていた自分に手を差し伸べてくれた柴咲博(舘ひろし)に 心の救いを得て、二人は父子の契りを結ぶ。
2005 年、短気な面もあるが一本気さのある山本は、ヤクザの世界で男をあげていく。激化する因縁 の相手・侠葉会との争い、自分と同じような境遇で育った女性との出会い、大切な家族である仲間を 失ってしまうなど、人生を大きく揺り動かす激動の瞬間に愚直なまでに向き合って生きる山本、そして 彼は自分の【家族・ファミリー】を守るために、ある決断をするー。
2019 年、14 年もの年月を犠牲にした山本が出所後目の当たりにしたのは、暴対法の影響でかつて の隆盛の影もなく、存続していくのもギリギリな状態に一変していた柴咲組の姿。時代の流れによる 大きな変化に戸惑いながらも、愛する家族との生活を望み、新たな人生を歩もうとする山本に、状況を根底から揺るがす事件がー。

映画『ヤクザと家族 The Family』

大ヒット公開中

綾野剛
尾野真千子 北村有起哉 市原隼人 磯村勇斗
菅田俊 康すおん 二ノ宮隆太郎 駿河太郎
岩松了 豊原功補 / 寺島しのぶ
舘ひろし
監督・脚本:藤井道人
音楽:岩代太郎
主題歌:「FAMILIA」 millennium parade (ソニー・ミュージックレーベルズ)
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
プロデューサー:佐藤順子 角田道明 岡本圭三 撮影:今村圭佑
照明:平山達弥
録音:根本飛鳥
キャスティング:おおずさわこ
美術:部谷京子
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:橋本申二
助監督:逢坂元
制作担当:大川哲史
題字:赤松陽構造
スチール:八木咲
編集:古川達馬
配給:スターサンズ/KADOKAWA
製作:『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2020 年/日本/136 分/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー/デジタル yakuzatokazoku.com

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