長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』でポン・ジュノ監督、山下敦弘監督、香川照之など各界からの激賞が相次ぎ、国内外から高い評価を受けた片山慎三監督。本作では、メガホンをとっただけでなく、自ら脚本も手がけた。
そしてアジア最大規模の映画祭である第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ(コンペティション)部門への出品が決定し、デビュー作で国内外から大きな評価を受けた片山監督の最新作に、注目が集まり始めている。
主演を務めるのは、映画、テレビドラマ、演劇、バラエティ番組、映画監督とマルチに活躍する佐藤二朗。不穏な言葉を残して娘の前から姿を消した父・原田智役を演じる。
さらに共演には、佐藤二朗演じる突如姿を消した父・智を懸命にさがす娘・原田楓役の伊東蒼、そして、指名手配中の連続殺人犯・山内照巳役の清水尋也、そして、清水演じる連続殺人犯と関わりをもつ女性・ムクドリ役に森田望智。
今回解禁されたティザービジュアルは、指名手配犯の張り紙が一面にずらっと貼り付けられた壁の前で、正面を向くのは消えた父・智(佐藤二朗)と背を向けチラシを見入る娘・楓(伊東蒼)。父が消え、ひとり残された彼女はいったい何を思うのだろうか?孤独と不安を押し殺しながら、父の行方をさがし始める楓の視線の先には、指名手配中の連続殺人犯・山内(清水尋也)の手配チラシ。300万円の報奨金がかけられた彼と父娘はどのようなかかわりを持つのだろうか?
場面写真では、娘・楓の前で肩を落とす父・智の姿や、連続殺人犯・山内と楓が対峙している場面、車イスに乗るムクドリ(森田望智)の後ろでどこか不安そうに電話をかける智の姿など捉えている。予測不可能な展開が待ち受ける『さがす』は2022年テアトル新宿ほか全国公開。
コメント
▼竹野内豊(俳優)コメント
終始予測の出来ない展開。
観終えた後の余韻に、うまく言葉が見つからない。
今の現代社会において私たちは「さがす」というタイトルに込められた意味を、考えずにはいられないだろう。
▼行定勲(映画監督)コメント
映画で描かれる顛末のパズルをはめていく。足りないピースを拾い集め、空間を埋めていく。最後に残った歪なカタチのピースはどうやってもはまらない。
「君は一体誰をさがしてんの?」という言葉が頭の中をリフレインする。
スリラーでありサスペンスであり青春映画でもある見応えのある映画だった。
▼内田英治(映画監督)コメント
人間心理に潜む恐怖と、親子の純愛を見事に融合させた傑作。
日本と韓国の映画界で学んだ監督・片山慎三の才能には嫉妬しかない。
キャラクター/キャスト
・原田智役 :佐藤二朗(52)/不穏な言葉を残して消えた父
・原田楓役 :伊東蒼(16)/消えた父を懸命にさがす娘
・山内照巳役:清水尋也(22)/正体不明の連続殺人犯
・ムクドリ役 :森田望智(25)/連続殺人犯とかかわりをもつ女性
STORY
「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」 そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。 孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始める――。
映画『さがす』
2022年 テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:片山慎三
共同脚本:小寺和久 高田亮
音楽:髙位妃楊子
出演:佐藤二朗
伊東蒼 清水尋也
森田望智 石井正太朗 松岡依都美 成嶋瞳子 品川徹
製作:アスミック・エース、DOKUSO 映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛:CRG
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
©2022『さがす』製作委員会
英題:Missing
公式 HP: https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/
公式 twitter: @sagasu_movie