小説家・凪良ゆうによる BL代表作を実写ドラマ化した「美しい彼」が11月18日よりMBSほかドラマ特区にて『美しい彼』が放送開始となる。ダブル主演のキャストが発表された。

物語の主人公は、思うように言葉を発せない「吃音症」を持ち、幼い頃から周囲に馴染めず“ぼっち”を極める高校3年生・平良一成(ひら・かずなり)と、学校のカースト頂点に君臨する圧倒的カリスマ・清居奏(きよい・そう)。平良は、高校3年の春、クラス替えの自己紹介で緊張のあまり吃音が出てしまい、以降クラスで透明人間のように扱われ、清居らのグループからパシリにされるようになる。
しかし、平良はそのことをむしろ嬉しく思って…。ひそかに、清居をひと目みた瞬間から恋に堕ちていたのだった。クールで美しい清居のことをひそかに、王(キング)と崇拝し、昼食の調達に使いっぱしりと忠誠を尽し続けていく。この思いは、憧れなのか、何なのか―。自分の気持ちに整理ができずにいたが、クラス内で力関係が変わるある出来事をきっかけに、二人の関係は急展開していく。

無口で友達もいない“ぼっち”な高校生・平良一成を萩原利久が演じる。ドラマ「鈍色の箱の中で」や「電影少女-VIDEO GIRL MAI2019-」で主演を務めたほか、連続テレビ小説「エール」や「3年A組―今から皆さんは、人質ですー」や映画「牛首村」など、数多くの話題作に出演する若手俳優だ。
そして平良がひそかに憧れる、学校のカースト頂点の「キング」・清居奏には、ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICS from EXILE TRIBE のボーカルの八木勇征。グループで主演を務めたドラマ「マネキンナイトフィーバー」や舞台『BACK TO THE MEMORIES』など俳優としても活動している。

原作の緻密で繊細な感情表現を脚本家・坪田文が筆を執り、映像美を極める気鋭・酒井麻衣監督がメガホンをとる。
高校から大学と青春期の 2人の関係が繊細に描かれる『美しい彼』。
底辺“ぼっち”な男子高生と、学校の中心で美しくカリスマ的魅力を持った対極な男子高生二人の、分不相応な恋心の行方は―。
“青春の爽やかさ・儚さ・切なさ”に共感し、「性」の概念を超えて、もどかしくも、キュンとするストーリー展開から目が離せない。

ダブル主演の2人、そしてスタッフ陣からのコメントが到着した。

キャストコメント

萩原利久(1999 年2月 28 日生まれ 埼玉県出身)

▶平良 一成(演:萩原利久)
「吃音症」をもっており、人前で話すことが苦手。いつも“ぼっち”で、クラスのカーストでは最底辺。
そんな日々に痛みを感じているわけではないが、自分の人生に対する諦めが強い。趣味はカメラ。

画像1: ©「美しい彼」 製作委員会・MBS

©「美しい彼」 製作委員会・MBS

今回、平良を演じさせてもらいます。お話を頂いて台本を読んだ時に、周りをも巻き込む平良のまっすぐすぎる純粋さに惹かれました。人の前であまり感情を出さない平良ですが、モノローグでは、嘘のない言葉をたくさん話しているので、そこも見どころの1つかなと思います。
清居に出会い、平良の日常が急激に変わりその中で変化していくこと、感情の波など、1つ1つを丁寧に演じていきたいと思います。

八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)(1997 年5月6日生まれ 東京都出身)

▶清居 奏(演:八木勇征)
学校内のカーストではトップにいるが、クールで人に流されず、周囲をよく観察している。
独特の雰囲気とカリスマ性を持つ。平良からは「キング」として崇拝されているが、「キモイ」と思っている。

画像2: ©「美しい彼」 製作委員会・MBS

©「美しい彼」 製作委員会・MBS

このたび清居奏を演じさせていただきます、八木勇征です。酒井監督を始めとし、共演者の皆さん、スタッフの方々に支えられながら日々撮影に臨んでいます。清居の背景に自分と重なる部分が多くあり、学生時代に経験した1人の時間を作りたくないという心情でも似たものを感じます。
清居がこの世界に存在していたら、と意識して役作りに励みました。
原作ファンの方々にも楽しんでいただけるようなキング清居を表現できるよう頑張ります!

監督、脚本、原作者コメント

酒井麻衣監督
恋をしている時の自分自身を、俯瞰してみた事があるでしょうか?恋は盲目、世紀の大恋愛をすればするほどに、気持ちわるい自分になっているかもしれません。それが心地がいい、胸が張り裂けそうに鼓動を打ってしまう、そんな純度の高い恋愛ドラマを、キャスト・スタッフの皆さんと一丸となって届けたいと思います。この物語の 2 人の、美しき劇薬のような感情に酔いしれてくださいませ。原作の凪良ゆう先生に尊敬と敬意を込めて描きます。

▼酒井麻衣(さかい・まい)・・・1991年生まれ。
映画祭でグランプリを受賞し『はらはらなのか。』で商業デビュー。映像作家100人2020に選出される。代表作にドラマ「恋のツキ」「ぴぷる-AI と結婚生活はじめました-」「荒ぶる季節の乙女どもよ。」、MV ジェニーハイ『ジェニーハイラプソディー』、きゃりーぱみゅぱみゅ『かまいたち』など。

坪田文
恋に落ちた瞬間の、世界が輝く美しさ。そして、心がひしゃげる様な醜さ。青春のキラキラもドロドロも全てが詰まった原作から受け取った宝物を大切に描いていこうと思います。一番心配だったのは清居を演じられる俳優さんが実在するの??ということでしたが、八木さんに出会った瞬間に思いました。「『美しい彼』いた!!!!」
萩原さん演じる平良の大きな瞳が、美しく、綺麗で、キングな清居をどう見つめていくのかお楽しみに。

▼坪田文(つぼた・ふみ)・・・1983年生まれ。岡山県出身。
代表作に、ドラマ『コウノドリ』、『おじさまはカワイイものがお好き。』、『RISKY』、『武士スタント逢坂くん!』、アニメ『ワッチャプリマジ!』など。

凪良ゆう
ドラマ化のお話をいただいたときは本当に驚きました。『美しい彼』を書いた7年前、ボーイズラブはまだまだニッチなジャンルでした。
それが昨今ドラマに映画にどんどん広がっていき、時代の変化をまざまざと肌で感じています。今回のドラマ化をきっかけに、さらに多くの方にこの物語が届くことを、そして楽しんでいただけることを願っています。

▼凪良ゆう(なぎら・ゆう)・・・京都在住。
2006 年に BL 作品にてデビューして以来、代表作に「美しい彼」シリーズなど作品多数。19 年刊行の『流浪の月』が、第 17 回本屋大賞を獲得。受賞後第 1 作となる『滅びの前のシャングリラ』で、2 年連続本屋大賞にノミネートされる。

STORY

言いたい言葉がはっきり伝えられない「吃音症」に悩んでいた、高校3年の平良一成(萩原利久)は、幼い頃から周囲に馴染めず、友達がいない。趣味に、と両親が買ってくれたカメラで、何気ない日常を写しては、自分の人生に半ば諦めを感じていた。
そして迎えた、高校最後の新学期のクラス替え。平良はいつも以上に緊張し、自己紹介で「吃音」が出てしまい、自分の名前が言えなくなってしまう...。しかし、絶妙なタイミングで同じクラスの清居奏(八木勇征)が入ってきたことにより、クラスの空気が一変し、偶然にも助けられる。このことがきっかけで、平良は清居らのグループからパシリにされてしまうが、意外にも苦ではない様子で...!?実は平良は、清居をひと目みた瞬間から、強烈に恋に堕ちてしまったのだった。
一方、クラスの中心人物の清居はクラスメイトには内緒で、ある夢を追っていた。しかし、偶然平良に気づかれてしまい、「2人だけの秘密」ができる。平良はそれに浮かれ、憧れを抱く清居への感情はいったい何なのか、自分の中でも分からなくなっていた。そんな中、グループ内での力関係が変わる出来事が起き、二人の関係は急展開!?純粋でまっすぐな初恋が幕を開ける―。

ドラマ特区 「美しい彼」

放送情報
2021年11月18日(木)初回放送スタート
■MBS 11月18日スタート 毎週木曜 24:59~
■テレビ神奈川 11月18日スタート 毎週木曜 23:00~
■チバテレ 11月19日スタート 毎週金曜 23:00~
■とちテレ 11月25日スタート 毎週木曜 22:30~
■テレ玉 11月25日スタート 毎週木曜 23:30~
■群馬テレビ 11月25日スタート 毎週木曜 23:30~
原作:凪良ゆう『美しい彼』(徳間書店 キャラ文庫刊)
出演:萩原利久 八木勇征
監督:酒井麻衣(「荒ぶる季節の乙女どもよ。」ほか)
脚本:坪田文(「コウノドリ」「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」「RISKY」ほか)
制作プロダクション:C&I エンタテインメント
幹事会社:MBS、カルチュア・エンタテインメント
製作:「美しい彼」製作委員会・MBS

公式 SNS
ドラマ公式 Twitter:@utsukare_mbs ドラマ公式 Instagram: utsukare_mbs

公式 HP
https://www.mbs.jp/utsukushiikare/

配信
■TVer、MBS 動画イズム 見逃し配信 1 週間あり

原作情報
凪良ゆう『美しい彼』 『憎らしい彼 美しい彼 2』 『悩ましい彼 美しい彼 3』 『interlude 美しい彼番外編集』
(徳間書店 キャラ文庫刊)
Chara 特設サイト:https://chara-info.net/utsukushiikare/

©「美しい彼」 製作委員会・MBS

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