12月30日に全国公開を迎える『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』の完成披露試写会が、12月22日(水)都内会場にて行われ、主演の松本潤をはじめ、豪華キャスト陣が一堂に会し、公開を前にした心境を語った。

2016年、2018年にTBS系日曜劇場で放送され人気を博した松本潤主演の「99.9-刑事専門弁護士-」が、12月30日『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』として映画化。映画公開前夜の12月29日にはTBS系にて『99.9-刑事専門弁護士- 完全新作SP新たな出会い篇〜映画公開前夜祭〜』が放送となる。

本作は個性豊かな弁護士たちが、99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメント。日本の刑事裁判における有罪率は99.9%。一度起訴されたらほぼ有罪が確定してしまうが、残りの0.1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実”にたどり着いたことにはならないー。その最後の「0.1%」まで諦めず、事実を追求する弁護士たちの姿を描くストーリーが人気を集めた。
映画では、超型破りな弁護士・深山(松本潤)、敏腕弁護士・佐田(香川照之)、三代目ヒロインの新米弁護士・穂乃果(杉咲花)の元に15年前に起きた毒物ワイン殺人事件に関する依頼が舞い込んでくる。その犯人とされた人物は、死刑判決の確定後、無実を訴えながらも獄中で死亡しており真相は葬られたー。そしてその事件には、謎の弁護士・南雲(西島秀俊)とその娘エリ (蒔田彩珠)が関わっていた。深山たちは、事件が起きた村で出会った青年・守(道枝駿佑)の協力を得ながら、事件を徹底的に調べていくことに。しかし巧妙に仕掛けられた罠により、事実だけを追求してきたはずの深山が、まさかの冤罪を生んでしまうことに!?最大のピンチ に追い込まれた深山たちは、果たして0.1%の事実にたどり着くことができるのか?!

12月22日(水)、『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』完成披露試写会に登壇したのは、主演の松本潤、香川照之、杉咲花、片桐仁、馬場園梓、西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠、メガホンをとった木村ひさし監督の総勢9名。

冒頭の挨拶

松本潤「こんばんは、99.9で深山大翔を演じてます松本潤です。本日はお越しいただき嬉しいです、ありがとうございます!2016年から始まったテレビドラマ作品が5年かけて映画として作れたことを喜ばしく思っています」

画像1: 冒頭の挨拶

香川照之「こんばんは、香川照之です。思い入れのある99.9がこうして完成披露試写、そして満員の劇場を見るのは何年ぶりになるでしょうか、本当に感無量です。99.9でこのような形で満員のお客様を拝見することができて、すごく嬉しく思っております。もちろん12月30日の公開の前、29日は新作のスペシャルドラマ、木村ひさし監督の渾身のスペシャルドラマの放送があるのですが、それを受けての映画でございます。みなさまには、本邦初公開でございますが、今日は存分に楽しんでください」

画像2: 冒頭の挨拶

杉咲花「河野穂乃果を演じさせていただきました杉咲花です。今日は来てくださってありがとうございます。みなさんと一緒にこの場に立たせていただけるのは、すごく幸せに思います」

画像3: 冒頭の挨拶

西島秀俊「みなさんこんばんは、南雲恭平役の西島秀俊です。99.9の現場の話は香川(照之)さんからずっと話を聞いていて、こうやって参加させていただいて非常に嬉しく思っています」

画像4: 冒頭の挨拶

道枝駿佑「重盛守を演じさせていただきました道枝駿佑です。今日はこの日を迎えられて本当に嬉しく思います」

蒔田彩珠「南雲エリを演じました蒔田彩珠です。シリーズであった99.9に今回出演させていただけて本当に嬉しいです」

画像5: 冒頭の挨拶

片桐仁「どうも、明石いきまーす!いかしていただきました。楽しい映画になっていると思いますので、楽しんでもらえたらいいなと思っています」

画像6: 冒頭の挨拶

馬場園梓「吉本のアンジェリーナジョリーこと馬場園梓です(笑)。シーズン2からプロレスが好きと理由で、まさかのキャストに混ぜていただきまして、なんと今回映画バージョンもやらせていただきました。木村監督がプロレスバカで本当に良かったなと思います」

画像7: 冒頭の挨拶

木村監督「か(こ)んばんは!木村ひさしです!今日劇場に来る時に、係員の方に「あ、取材の方ですか?」と止められました。今日は来ていただいてありがとうございます」

画像8: 冒頭の挨拶

MC「その衣裳は?」

木村監督「新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手からちょっとお借りしてきて」

松本潤「借りてきたんですか!?」

香川照之「本物!?」

木村監督「本物ですよー。オカダ選手から99.9は青のイメージだから青がいいですか?っていう話で」

お披露目の機会を迎えての気持ち

松本潤「いよいよだなと思います。私ごとになりますが、2021年に入って、去年の末で、嵐の活動が一時休止となって、ちょっとゆっくりして、そのあとリスタート1発目としてこの作品をやれたことはすごく嬉しかったし、ありがたいなと思いました。2シーズンやった上で、現場が“おかえり”と言ってもらえるような、みんなで面白いものをつくろうかというリスタートの感じがこの作品でできたのは、僕にとってすごく良かったなというふうに思って感謝しています」

香川照之「本来この作品は、映画だけで公開されるということだったのですが、いろいろな話し合いを経て、スペシャルドラマ+映画という2本だてとなりまして、この2本を同時に撮っていたのは春から夏の約4カ月近くですね。我々連続ドラマと同じくらいの時間を過ごすことができたので、今年頭に松本さんと嵐の休止直後に打ち合わせさせていただくところから始まり、春から夏の撮影を経て、年末に公開ができるという、本当にありがたいことになりました。やっとそれが封を切られるということで、待ち遠しい限りです。1人でも多くの方に観ていただきたいなと本当に心から思っています」

杉咲花「元々イチ視聴者として楽しませていただいた大好きなこの作品に自分も参加させていただけることがすごく嬉しくて、こうやってみなさんに観ていただけること、楽しみですし、どんなふうに自分のキャラクターをみなさまに観ていただけるのかなという緊張感もあります」

松本潤「スペシャルドラマから始まっているので、穂乃果のキャラクターはちょっといきなり飛ばして始まると思います」

香川照之「いま、重要なことを言っています!」

松本潤「ついてきてください!頑張ってついてきて観てください!」

撮影現場の様子は?

西島秀俊「木村組は、僕も何本かやらせていただいているのですが、99.9の現場はその中でもまったく異質で、やっぱりなんというんですかね、監督も変えますけど、俳優のみなさんがドンドンアドリブを出してより面白く、よりみなさんに内容を伝わるようにやられているので、現場のダイナミックな感じが刺激的で楽しい経験でした」

初共演の松本潤と西島秀俊

松本潤「本当に99.9は真面目なところはもちろん真面目ですが、割と笑いに包まれたポップな作品なので、今回本当に映画らしい仕上がりにしていただいたのは、西島さんのおかげだと思っています。感謝しています。ありがとうございました」

香川照之「本当にそうですね。私たちがジャラジャラじゃれているのを、西島さんがビシッとぶったぎって本筋に戻すという。やっぱり大変でしたか?我々が」

西島秀俊「正直大変でしたね(笑)。その前で演技しているのも全然見ないふりをして真剣にやるという」

画像: 初共演の松本潤と西島秀俊

香川照之「最後杉咲さんとモーレツなことをかますというのは、あれはどうでしたか?」

西島秀俊「空を見ましたね(笑)」

杉咲花「私も申し訳ない気持ちでした」

道枝駿佑「(なにわ男子)デビュー前に撮らせていただいた映画が、デビュー後に公開されるといいのは、ありがたいことですし、99.9の現場はすごくキャストのみなさん、スタッフのみなさんがこだわりにこだわりぬいて作った作品というのを間近で見てありがたかったです」

蒔田彩珠「台本があってないような感じで、覚えてはいくのですが、そのタイミングで言えないというのが、本当によくあって。でもそういう現場が、今までなかったので本当に楽しくいい経験をさせてもらったなと思います」

松本潤「今回新作のスペシャルドラマと対になる作品になっていますけど、2本観ていただけると新しい魅力が見えてくるそんな99.9になっていると思います」

パラリーガル役の2人

片桐仁「新たなiPhoneケース、モアイフォンが登場しますよ、みなさん!扉を開けるとここにカメラが付いているんですね。木村監督がモアイフォンがいいっていうから。大して活躍しないんです。明石いきまーす」

画像1: パラリーガル役の2人

松本潤「今までは相棒感はあったんですけど、ちょっとね、今回かすんでるんです。穂乃果という新たなキャラクターが出てきたことによって、むしろ明石と穂乃果の対立みたいなものもあるので、そこも楽しんでいただけると思います」

香川照之「我々、撮影は3年ぶりですか?3年ぶりだったんですけど、楽しみでしたし、杉咲さん、西島さん、道枝さん、蒔田さんはもちろん初めてで、それ以外の方は掴んでるわけですよ、キャラクターを。現場に初日からいろいろもってくるわけですよ。でも片桐さんだけは自分のキャラクターを完全に忘れているかのような、テンションは低いわ、間は外すわ、やる気ゼロだったんじゃないかという」

片桐仁「やる気はあるんです!緊張がすごかったんです。ガチガチだったんです」

香川照之「あそこは松本さんがいるシーンじゃなかったじゃないですか?」

片桐仁「パーティーの」

香川照之「まったくやる気が感じられない」

片桐仁「違うんです、違うんです!いろいろね、動きずらい」

香川照之「演出が悪いっていうこと?木村監督、何か一言!」

片桐仁「(タジタジ)いっぱい人がいるところで、ちょっと特殊な状況で僕置かれていましたので、特殊な位置なので、言葉にしずらいですよ」

木村監督「話の腰を折っていいですか?モアイフォンの話してましたけど、撮影終わる間際、操作的に扱いにくいって反省してましたよね?」

片桐仁「はい」

木村監督「以上です」

馬場園梓「親戚が集まったみたいなね、本当に温かい現場で、みなさんが優しいんです。みんなのセリフは自分のセリフっていう感じで、自分の覚えたことだけじゃないんです、みんながみんなをどういうふうに言えばいいかみんなで考える現場で。撮影の途中、雨が降ってきたんですね、西島さんが台本をチェックしている時に、香川さんがそっと傘を西島さんに差したんですよ。それを見て、座長の松本さんが、その香川さんに傘を差したんです、ステキな傘の珠々つなぎ。優しい現場で幸せな時間を過ごさせていただきました、ありがとうございます」

画像2: パラリーガル役の2人

松本潤「馬場園さんがいると温度がちょっと上がる感じがして、それにすごく助けられましたね」

香川照之「からあげが、とにかくお好きな馬場園さん、本当に我々は油の中に入れられている鶏みないな感覚で、伝わりにくかったですね、ごめんなさい。すごくね、温度が、柔らかくなるんですよ。気を抜くとウトウトされるし。とてもムードメーカーです」

馬場園梓「恐れ入ります」

MC「からあげも1つのポイントですよね。その辺も念頭においておいてください」

進化した点

木村監督「再現が非常に面倒くさくて、本当に大変な苦労をして再現を撮っているので、その点も楽しんでいただきたいです。手間をかけてつくりました」

香川照之「この中で再現を一番くらっているのが、道枝さんですけど、どうでした?」

道枝駿佑「何度も何度も香川さんと松本さんの横で再現を見させていただいて、何回も撮っているんだなと、撮影風景も知れました」

松本潤「まさに99.9らしいんじゃないですか?完全に再現をしっかりやろうとやっているあたりが」

木村監督「パワーアップ感はハンパないですね」

タイトルにちなんで、自身が99.9%ゆるがない愛しているもの、マイルール

松本潤「そばを塩で食う。おそばを最初塩で食べる。いきなりつゆにつけずに、最初塩です。作り手にリスペクトを込めて」

香川照之「僕は今日、これだけのお客様が集まっていただいて、本当に一席飛ばしの光景を2年間見続けてきてるんですよ。そうするとやっぱりお隣のお客様がいて、お隣の笑い声に触発されて、笑いって4倍、8倍にもなっていくものだからこういう姿を見ると感謝して止まないですし、その意味ではそれを作り出した99.9がこれをステップにして次回作、もう1度また戻ってきたいなと」

松本潤「公開前から早いですね」

香川照之「でも99.9%それは戻ってみんなで一緒にやりたいなというふうに思ってますが、監督どうでしょうか?」

木村監督「ありがとうございます!」

香川照之「よろしくお願いします」

木村監督「みんなでいいんですよね?明石さん(片桐仁)」

松本潤「片桐さんは」

片桐仁「僕も帰ってこさしてくださいよ」

松本潤「片桐さんはこの映画で殉職シーンあるでしょ」

片桐仁「それよく言われるんですけど、殉職シーンないんですよ。弁護士の助手ですからね、僕」

香川照之「トップシーンで殉職するじゃない」

片桐仁「ウソつくのやめてくださいよ。ウソじゃないですか!死なないんです、ごめんなさいね(笑)」

MC「みなさん、次回作を楽しみに待ちましょう」

会場「拍手」

香川照之「花ちゃん、髪の毛伸ばさなきゃいけないんだよ」

杉咲花「はい、伸ばします」

香川照之「わかったね」

杉咲花「私は、どんな時間でも絶対1日3食しっかり食べることです。朝2時に起きても朝ごはん食べます。朝ごはんはカレーでもなんでも食べます」

松本潤「朝から?深夜2時からカレーいける?」

杉咲花「いけます、いけます」

香川照之「あれはね、朝食べるものですよ」

松本潤「そうなんですか?」

香川照之「うん、僕はそう思ってる」

MC「香川さんは、金曜毎週、朝カレー食べてますね」

香川照之「僕カレー大好き」

西島秀俊「僕はこの時期は、常に干し芋が常備されています。干し芋みんな持ってないですか?」

松本潤「持ってないです(笑)。え、常に現場行く時ですか?」

西島秀俊「家に必ず干し芋が。ちょうど今くらいです、時期が!」

松本潤「ごめんなさい、干し芋に時期があるのを知らないです」

西島秀俊「今くらいです。収穫して干して。僕の中では、年末年始です」

香川照之「みなさん、西島さんの外見に騙されたらダメですよ、この人現場で甘いものばっかり食べてるんですから。付き合い長いですけど、ずっとお菓子のコーナーで、セロハンを破ったらだいたい西島さんです」

MC「ちなみに西島さん、干し芋の形は真っ直ぐ、平べったいどちらですか?」

西島秀俊「平べったいほうです。ご存知ですね」

道枝駿佑「僕は毎日湯船に30分以上浸かるというのを」

松本潤「結構しっかりだね」

道枝駿佑「はい、結構しっかりお風呂には入ってます。どんなに遅くなっても30分以上浸かるというのを決めています。汗を流してデトックスを」

MC「30分はどんなことをされているんですか?」

道枝駿佑「YouTube見たり、音楽聴いたりしています」

蒔田彩珠「私は寝るのが大好きなので、短くても絶対寝るというのは決めてます」

松本潤「短くても…」

香川照之「徹夜前提の話ですよね」

蒔田彩珠「ウフフ(笑)。短くてもいい睡眠をとりたいという」

松本潤「睡眠の質にこだわっているってことね」

蒔田彩珠「そうです、そうです」

松本潤「ビックリしたー、みんな寝るだろうなと」

片桐仁「健康つながりになりますけど、僕は今年から朝300mlのお湯を飲んでいます。現場で女優さんがお湯だけ飲んでいる方がいますよね。それを見て水は美味しいのに、お湯はまずいなと思っていたんですけど、慣れたら美味しいものですね。お通じが良くなります、やってみてください」

馬場園梓「こだわりは、下味ですね。からあげの話になるんですけど、塩麹で30分くらい下味を付けると」

松本潤「こっちも30分」

香川照之「湯船ではなく」

馬場園梓「(笑)。するとお肉が柔らかくなりますので、やってみてください」

最後のメッセージ

杉咲花「みなさんが笑顔になったらいいなと思います。すごくステキな気分になれる作品だと思いますので」

香川照之「99.9といえばオヤジギャグですから、オヤジギャグを見直していただいて、もう一度そのオヤジギャグの輪を広げていただきたいなと。意外にオジサンばっかりですからね!」

松本潤「たしかに」

香川照之「あなた(松本さん)ももうオジサンだよ」

松本潤「そうですよ。道枝くんみたいな人が横にいたらもう」

道枝駿佑「いやいや、そんなことないです」

松本潤「年齢、2倍ですよ」

香川照之「僕は3倍したら、オオジイサン」

松本潤「家族だったり、友だちだったり、自分の大切な人の輪がこの映画を通して広がっていったらいいなと思います。いまなおだと思いますが、2021年の締めくくりにこの映画が公開されますけど、少しずつ足を運びやすい環境が、広がってきてきているんじゃないかと思っています。なので、2021年の年末、そして2022年の年明けたタイミングで、この映画を使って家族だったり、友人だったりが一緒になって楽しめるコンテンツにこの映画がなったらいいなと思っています。たくさんの方に楽しさが伝わったらいいなと思います。ありがとうございました」

画像: 最後のメッセージ

『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』

12月30日(木) 全国公開

出演:松本潤、香川照之 杉咲花、片桐仁、マギー、馬場園梓、馬場徹、映美くらら、池田貴史、岸井ゆきの 西島秀俊/道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、蒔田彩珠/榮倉奈々、木村文乃、青木崇高/高橋克実、石橋蓮司/奥田瑛二、笑福亭鶴瓶、岸部一徳

監督:木村ひさし
脚本:三浦駿斗
トリック監修:蒔田光治
音楽:井筒昭雄
企画:瀬戸口克陽
エグゼクティブプロデューサー:平野隆
プロデューサー:東仲恵吾 辻本珠子
配給:松竹

©2021『99.9-THE MOVIE』製作委員会

『99.9-刑事専門弁護士- 完全新作SP新たな出会い篇〜映画公開前夜祭〜』

[放送日時]
12月29日(水)よる9:00〜11:27
[SPドラマ公式サイト]
https://www.tbs.co.jp/999tbs/

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