長い歴史を誇る映画賞『第76回毎日映画コンクール』の受賞作品と受賞者が決定した。

国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第76回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定した。

日本映画大賞に輝いたのは、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」。日本映画優秀賞は「すばらしき世界」(西川美和監督)が受賞。
男優主演賞は、佐藤健(「護られなかった者た ちへ」)、女優主演賞は、尾野真千子(「茜色に焼かれる」)が受賞となった。
男優助演賞には「すばらしき世界」の仲野太賀が受賞、女優助演賞には「護られなかった者たち へ」の清原果耶が受賞。また、スポニチグランプリ新人賞は「茜色に焼かれる」の和田庵と片山友希の2名。田中絹代賞は宮本信子が受賞となる。

外国映画ベストワン賞は「ノマドランド」(クロエ・ジャオ監督)が選ばれた。

「すばらしき世界」が日本映画優秀賞、男優助演賞、撮影賞、音楽賞を受賞して最多4冠を獲得。
「茜色に焼かれる」が女優主演賞、スポニチグランプリ新人賞(男性)、スポニチグランプリ新人 賞(女性)を受賞して3冠。
「ドライブ・マイ・カー」が日本映画大賞、監督賞を受賞して2冠、 「護られなかった者たちへ」が男優主演賞、女優助演賞を受賞して2冠となる。

なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月15日に開催が予定されている。

各受賞作品、受賞者は下記の通り。

第76回毎日映画コンクール 受賞結果

★日本映画大賞:「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)

画像: (C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会

(C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会

★日本映画優秀賞:「すばらしき世界」(西川美和監督)

画像: (C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

(C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

★外国映画ベストワン賞:「ノマドランド」(クロエ・ジャオ監督)

★男優主演賞:佐藤健「護られなかった者たちへ」

★女優主演賞:尾野真千子「茜色に焼かれる」

★男優助演賞:仲野太賀「すばらしき世界」

女優助演賞:清原果耶「護られなかった者たちへ」

★スポニチグランプリ新人賞(男性):和田庵「茜色に焼かれる」

★スポニチグランプリ新人賞(女性):片山友希「茜色に焼かれる」

★監督賞:濱口竜介「ドライブ・マイ・カー」
★脚本賞:吉田恵輔「空白」(土に口のよし)
★撮影賞:笠松則通「すばらしき世界」
★美術賞:原田哲男「燃えよ剣」
★音楽賞:林正樹「すばらしき世界」
★録音賞:浦田和治「孤狼の血 LEVEL2」

★アニメーション映画賞:「岬のマヨイガ」(川面真也監督)
★大藤信郎賞:「プックラポッタと森の時間」(八代健志監督)

★ドキュメンタリー映画賞:「水俣曼荼羅」(原一男監督)

★TSUTAYA 映画ファン賞・日本映画部門:「るろうに剣心 最終章 The Final」
★TSUTAYA 映画ファン賞・外国映画部門:「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」

★田中絹代賞:宮本信子

★特別賞:岩波ホール(エキプ・ド・シネマの活動)

(敬称略)

毎日映画コンクール

毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く 伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴。
各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約80人が選考にかかわり、毎日映画コ ンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ている。
表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」 での開催を予定しており、今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていく。

第76回毎日映画コンクール

<対象作品>
2021年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。 (アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)

<表彰>
▽作品部門=日本映画大賞 日本映画優秀賞 外国映画ベストワン賞 ▽俳優部門=男優主演賞 女優主演賞 男優助演賞 女優助演賞 スポニチグランプリ新人賞 ▽スタッフ部門=監督賞 脚本賞 撮影賞 美術賞 音楽賞 録音賞 ▽ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞 ▽アニメーション部門=アニメーション映画賞 大藤信郎賞
▽TSUTAYA 映画ファン賞 ▽田中絹代賞 ▽特別賞

<表彰式> 2022年2月15日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)
主催 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
共催 目黒区
特別後援 カルチュア・コンビニエンス・クラブグループ(カルチュア・エンタテインメント、Tポイント・ジャパン) 後援 経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、 目黒区芸術文化振興財団
協賛 東急グループ、東日印刷
協力 ウォーターマン、エース、黒谷美術、芸游会、サッポロビール、下関市(山口県)、シモンズ、Base KOM
<公式 HP>https://mainichi.jp/mfa/

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