原作は、60万部超の小坂流加による「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)。2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響を呼び、第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた。
数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、自らの余命を知りもう恋はしないと誓う茉莉と、生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。和人は茉莉に出会い、恋に落ち、そんな茉莉は彼に惹かれていく。茉莉と和人が残された“10年間”を精一杯生きる姿が描かれている。
原作小説の著者・小坂流加は、主人公の茉莉と同様に難病を抱え本作の文庫化を待たずしてこの世を去っている。映画化にあたって並々ならぬ思いで『ヤクザと家族 The Family』などの藤井道人監督がメガホンをとった。またこの思いを受け継いだ高林茉莉役の小松菜奈と、真部和人役の坂口健太郎のダブル主演の2人が全身全霊で演じている。
さらに、本作のために書き下ろされたRADWIMPSの主題歌「うるうびと」が物語にそっと寄り添う。
今回解禁となった映像は、茉莉と和人が残された“10年間”を精一杯生きる姿を映し出した15秒スポット映像。
茉莉と和人がどこにでもいる20代の男女らしくありふれた日常を喜び、楽しみ、時には涙を流し、精一杯生きる等身大の姿を捉えている。愛おしい思い出が増えていくたびに茉莉と和人に残された時間は減っていく。茉莉と和人は残された時間をどのように生きるのか、2人が歩む道の先にあるものとは…。
第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞し映像化が熱望されていた「余命10年」。文庫化を待たずして亡くなってしまった著者・小坂流加の想いを、今や日本を代表する映画監督・藤井道人、最旬実力派俳優の小松菜奈、坂口健太郎が受け継ぎ、四季の移り変わりと共に描かれた2人の“10年間”を描いた本作を一足先に鑑賞した全国の書店員から、絶賛の声が届いた。
書店員コメント
「次の人を考えられないほど愛する人と巡り会えた幸せ。大変な時にこそ、そんな幸せに気付ける人になりたい、なって欲しいと思いました/中島さん(紀伊國屋書店 プライムツリー赤池店)」
「この作品で描かれるのは“普通 の毎日”なのに観終わった後には当たり前のように過ごす日々がとても尊く、そばにいる大切な人が心から愛おしくなる。強くならなくていい。前を向いて歩いて生きたい人に/三石さん(紀伊國屋書店 堺北花田店)」
「涙腺崩壊!いっぱい泣きました。台詞、演技、四季折々の風景、どれをとっても素晴らしか った。感動という言葉では言い表せない感情が心の底をえぐるような感覚を覚えました/樋口さん(WAY 書店 TSUTAYA 岩出店)」
「映画と原作、どちらを先に...といつも迷いますが、この作品は映画と小説で1つの作品だと思います。絶対にどちらも観て、読んでほしいです/二村さん(ジュンク堂書店 名古屋店)」
小坂流加が命を懸けて綴った物語を藤井道人監督、小松菜奈、坂口健太郎が、1年をかけ全身全霊で作り上げた映画『余命10年』は、3月4日(金)全国ロードショー。
15秒スポット映像(恋愛編)
STORY
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれあい、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。思い出の数だけ失われていく時間――彼らが最後に選んだ道とは?
映画『余命10年』
2022年3月4日(金)ROADSHOW
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
山田裕貴、奈緒、井口理 / 黒木華
田中哲司、原日出子、リリー・フランキー / 松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
【配給】ワーナー・ブラザース映画
©2022映画「余命10年」製作委員会
【映画公式ツイッター/インスタグラム】@yomei10movie#余命10年
【映画公式サイト】yomei10-movie.jp