佐藤寛太×大原優乃　MBSドラマ特区「あせとせっけん」インタビュー

――お2人は今回、W主演となります。ドラマで佐藤さんが演じる名取香太郎、大原さんが演じる八重島麻子についてそれぞれどのような役どころかお聞かせください。

佐藤「香太郎は『リリアドロップ』という化粧品＆バスメーカーの商品開発プランナーとして働く、すごくにおいフェチな青年です。自分の好きなものをまっすぐに信じ、それに対して猪突猛進な部分があって、麻子さんと出会い、彼女のにおいに惹かれ、“におい惚れ”してしまう役どころです」

大原「麻子は重度の汗っかきの女の子で、それによりコンプレックスを抱え、性格も内向的なキャラクターなんです。けれど同じ会社に勤める名取さんと出会い、彼が麻子のコンプレックスを愛してくれることで、彼女自身も変わっていきます」

――お2人とももともと原作ファンだったということで、作品のどんなところに魅力を感じたのでしょうか。

佐藤「2人はストーリーのわりと早い段階でくっつきます。それでいで2人の恋路を阻むような、いわゆるライバル的なキャラクターも出てこなくて、終始ほんわかした気持ちで観られるというか、本当に、本当に物語に幸せがいっぱい溢れているんです。多少シリアスなシーンも出てきますが、2人が想い合う心の動きを丁寧に描いていて、俳優として演じていて幸せだな、と。このドラマのおかげで毎日が楽しいです」

大原「原作を読んだ時、とってもピュアな物語だなと感じましたし、それがこの作品の1番好きなところでもあります。ラブコメではあるんですけど、決して面白さだけにとらわれずにキャラクターの繊細でリアルな心の動きを監督が演出してくださっているので、シリアスさもあれば、ドキドキを感じることもあって本当に観ていて飽きないんです。そして、そこがドラマ版ならではの良さだなと思いました」

――香太郎がにおいフェチということで、お2人は何フェチか教えてください。

佐藤「たぶん俺もにおいフェチかな？大原さんも、ですよね？」

大原「そうですね」

佐藤「柔軟剤とか、その人が日頃使っている生活感のあるのが好きかもしれないです。今でもすごく覚えているのが小さい時にお母さんの手を嗅いだら、さっき切ったばっかりの玉ねぎのにおいがしたんです。そういうことは記憶に残るし覚えているじゃないですか？　個人的に香水よりも生活感のあるにおいの方が、ある意味その人の個性が出ると思うので、石鹸やシャンプーといった、やっぱりどこかその人の生活感を感じるにおいが好きですね」

大原「私もにおいフェチなんですけど、シャンプーも柔軟剤も全部買うのが決まっていて。ヘアケア用品は日本から撤退したブランドのものを使っているんですけど、そのにおいが本当に好き過ぎて買い溜めしちゃっています（笑）」

佐藤「本当のにおいフェチだ！」

――お2人とも原作ファン＆においフェチなんですね。このドラマのお話が来た時はやはり嬉しい気持ちでしたか？

佐藤「いや、僕は原作を読んでいて思い入れが強いからこそ、最初は断ろうと思いました。大原さんもそう思いませんでしたか？」

大原「いいえ、思いませんでした！　即“やりたい！”　って（笑）。ただやっぱり責任とかを考えると……」

佐藤「昨今は原作ものも多いですし、しかも今回はもともと自分が好きな作品。でもそれで結果、不評だったら……という思いが頭をよぎってしまって」

――やはり原作ファンの方の反応は気になりますか。

佐藤「それは気になりますよね」

大原「私もみんな（原作ファン）と同じ気持ちなので、“とにかく信じてください！”と思ってやっています」

佐藤「もし“実写化して欲しくない”って声があっても、そこは“わかる、わかる！”って感じです（笑）」

大原「渋江監督は本当に一生懸命演出してくださる方で、撮影中も“麻子は今この表情だよ”と漫画を開いて見せてくれるんです」

――では原作に沿って忠実に作られている感じでしょうか。

大原「漫画は漫画、ドラマはドラマとして描いてはいますが、原作をとてもリスペクトしています」

――原作のキャラクターに表情を寄せたりもしているのでしょうか？

大原「はい、そうですね！」

佐藤「今回のポスター写真もそうですけど、原作のシーンをいくつか再現しています。しかも自分の好きな漫画でそれを実写化しているので、“フフフ”なんて心の中で思っています」

――ドラマの見どころを教えてください。

大原「超純愛な物語できっと観ていただく方も“あせキュン”してもらえると思います。あと目に見えないにおいも映像化しているので、そこもどう表現されているのか、楽しみにしていてください！　でも私的に１番の楽しみはやっぱり名取さんと麻子の健気な恋愛模様かな。“こんなピュアラブストーリー最近見たことない！”っていうくらいまっすぐな2人なので」

佐藤「今回、僕も大原さんも原作をたまたま読んでいたという奇跡が重なったので、2人とも原作に対してのリスペクトと、キャラクターをぶらさずに、監督の演出やシーンに応えたいという気持ちも生まれました。今回監督ならではの斜め上をいった独自の視点の展開も見どころです。個人的に１年中こういう作品に関わりたいと思うくらい、心が温かくなるようなシーンが満載です」

大原「私も同じく心温まるシーンをぜひ観てもらいたいです！」

STORY

化粧品&バス用品メーカー『リリアドロップ』で商品開発プランナーとして働く、名取香太郎(佐藤寛太)は、香りの嗅ぎ分けを得意とする、究極の“においフェチ”。ある日、会社の廊下でとっても気になる“におい”に出会う。その先にいたのは...経理部で働く、八重島麻子(大原優乃)だった！重度の汗っかきで小さい頃に「汗子」とからかわれた経験がある麻子は、汗やにおいがコンプレックス。人目をはばかるように、トイレでこっそりにおいケアをすることが日課で、ある日廊下を歩いていると...突然、香太郎から「あなたのにおいにビビッときました」と言われる。麻子は不審に思い、その場を立ち去ってしまうが、その後も香太郎は幾度となく麻子の前に現れ、商品開発のために「1週間嗅がせてほしい」と懇願。勢いに負けた麻子は、それから1週間、毎日“におい”を嗅がれるようになり...。仕事が出来るだけでなく、同僚の一瀬こりす(工藤遥)や涼村悠二(大平修蔵)からも慕われる、愛されキャラの香太郎と、真面目だけが取り柄のメガネ女子・麻子。対極に見える2人が、“嗅ぐ・嗅がれる”の関係を通して、“におい”だけでなく、お互いに惹かれるようになり・・・そして、ひょんなことから一夜を過ごしてしまい―!?麻子の弟・桂太(杢代和人)や麻子の上司・大蔵仁(池内万作)らの登場で、急ピッチに加速していく、究極の『フェチ』ラブストーリー！

ドラマ特区「あせとせっけん」

放送情報
2022 年2月3日(木)から放送スタート
■MBS2月3日(木)1話放送 25:09〜
(初回・2話・3話が、通常時間 24:59から10分押しになります)
■テレビ神奈川 2月3日(木) 1話放送 23:00〜
■チバテレ2月4日(金)1話放送 23:00〜
■とちテレ2月10日(木)1話放送 22:30〜
■テレ玉2月10日(木)1話放送 23:30〜
■群馬テレビ 2月10日(木) 1話放送 23:30〜

原作：山田金鉄『あせとせっけん』(講談社「モーニング」所載)
出演：佐藤寛太 大原優乃　
　　　工藤遥 杢代和人 大平修蔵 中田絢千 森優作 / 池内万作
監督：渋江修平、熊谷祐紀
脚本：モラル、井上テテ、池亀三太

オープニング主題歌：チョーキューメイ 「3 月の花嫁」
エンディング主題歌：天月-あまつき- 「キミトユレル」

制作プロダクション：ギークサイト
製作：「あせとせっけん」製作委員会・MBS

公式SNS
ドラマ公式Twitter:
@dramatokku_mbs▶https://twitter.com/dramatokku_mbs
ドラマ公式Instagram:
dramatokku_mbs▶https://www.instagram.com/dramatokku_mbs/
公式ハッシュタグ #あせとせっけん #ドラマ特区

公式HP
https://www.mbs.jp/asetosekken/

配信
■TELASAで1週間独占見放題配信
■TVer、GYAO！、MBS動画イズム 見逃し配信1週間あり

原作情報
山田金鉄『あせとせっけん』(講談社「モーニング」所載)全11巻好評発売中
モーニング公式サイト:https://morning.kodansha.co.jp/c/asetosekken.html
『あせとせっけん』公式Twitter:https://twitter.com/asetosekken

©「あせとせっけん」 製作委員会・MBS