原作は、2019年の電撃小説大賞を受賞した一条岬による「今夜、世界からこの恋が消えても」。応募総数4607作品の頂点にして、冒頭からは全く予想できないストーリー展開と結末に全選考委員が涙したという傑作。日本だけでなく、すでに韓国では20万部超えの大ヒットを記録し、その感動のストーリーは海外にも広がっている。
眠りにつくと記憶を失ってしまう、実在する難病「前向性健忘」を患ったヒロインと、そんな
彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を
隠し持っている主人公の儚くも切ないストーリー。
クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子・日野真織(ひの・まおり)にウソの告白をした主人公・神谷透(かみや・とおる)。
嘘の告白とわかりながらも、「放課後まで話しかけない」「連絡は簡潔にする」「お互いを本気で好きにならない」という3つのルールのもと、真織はOKし、ウソの恋愛関係が始まる。
毎日、記憶と経験をリセットされる彼女は日記に1日の出来事を書き留め、朝早く起きて復習することで記憶をつなぎとめていた。そんな彼女に少しでも幸福な日々を届けたいと透は、献身的に向き合う。
しかし、そんな日常は長く続かず…。
透が真織の幸せを守るために仕組んだ“ある作戦”とは―?
メガホンをとったのは、『僕等がいた前篇・後篇』(2012年)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016年)など数々の恋愛映画の名手・三木孝浩監督。
脚本は、『君の膵臓をたべたい』(2017年)では監督を、『君は月夜に光り輝く』(2019年)では監督・脚本を担当し、生きる意味を問う純愛作品に定評のある月川翔と、『明け方の若者たち』(2021年)で監督を務めた若き才能・松本花奈の2人タッグを組み、手がけた。
主人公の神谷透を演じるのは、「なにわ男子」のメンバーである道枝駿佑。本作が初主演映画となる。
そして、ヒロインの日野真織を演じるのは、2016年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞の福本莉子。
フレッシュな2人がW主演を務める。
公開の7月29日(金)に向け、今月2月よりクランクインし絶賛撮影中の本作のメイキング映像が到着した。
解禁となったメイキング映像は、撮影クランクイン前に行われた、台本読み合わせ時の映像から始まる。
緊張感が漂う中、台本の読み合わせに挑む道枝と福本は、時に笑いが巻き起こりながらも、終始真剣な眼差しでセリフを掛け合わせていく。読み合わせ終了後も、自身の中で疑問の残る部分について監督に熱心に質問する。三木監督との再タッグとなる福本は、本作の撮影に対する不安やプレッシャーから、監督のあるひと言で涙してしまう場面も捉えている。主演2人が、模索しながらも自分の中に役を落とし込んで行く道程を垣間見れる。
クランクインし、撮影の裏側を捉えたメイキング映像には、物語の季節が春から夏にかけてを描いており、雪のちらつく寒い屋外での半そでやノースリーブでの撮影も。透と真織の初々しいデートシーンを試行錯誤しながら演じていく様子は必見で、貴重な映像となっている。
2022年夏―。令和の時代に、『世界の中心で、愛をさけぶ』(通称:セカチュー/2004)、 『君の膵臓をたべたい』(通称:キミスイ/2017)に続く、新たな恋愛映画の金字塔が誕生 します!記憶にまつわる号泣必至のラブストーリー『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称:セカコイ)に是非、ご期待下さい!
メイキング映像
STORY
一日ごとに記憶を失ってしまう君と
忘れるはずがないほど、恋をした。
僕の人生は無色透明だった。真織と出会うまでは――。
クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い絶対に本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れた。そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。
「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」
彼女はその日の出来事を日記に記録して、朝目覚めたときに復習することで何とか記憶をつなぎとめていた。その日ごとに記憶を失ってしまい、明日が来ることを恐れながら生きる彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。
しかし僕には真織に伝えていないことがひとつだけある。だから、真織の幸せを守るために、僕は“ある作戦”を立てた。
映画『今夜、世界からこの恋が消えても』
7月29日(金)全国東宝系にて公開
キャスト: 道枝駿佑(なにわ男子) 福本莉子
原作: 一条岬「今夜、世界からこの恋が消えても」メディアワークス文庫(KADOKAWA)
監督: 三木孝浩
脚本: 月川翔 松本花奈
音楽: 亀田誠治
配給: 東宝
©2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会
公式Twitter: @sekakoimovie